休みがあるっていいよね~(笑)
「あぢぃ~」
某ゴムゴムの実を食べた少年が砂漠で吐いていたのと同じ弱音を吐きながら絶賛徒歩で移動中...
あれから、別世界へ転生された俺はなんと荒野のど真ん中に転生された
「普通、荒廃のド真ん中に放り出すか?どんなRPGでも初心者の街的なところの近くから始めるだろ...」
ボヤきながらとりあえず日差しが遮れそうな場所に移動している
ピップボーイの地図を見るとココから数キロ進んだ先に、街ぽいのが見えたのでその方角目指して徒歩で移動、自動車通勤してたリーマンにキツいぜ☆
しばらく歩くとまだ街まで着いてないが大きな岩場があったので一休みついでにピップボーイの確認を始めた
まずは定番SPECIALの確認...をしようとした。
SPECIALとはフォールアウトにおいての基本アビリティでポイントを割り振る事により能力が変わり、さらにPARKSと呼ばれるスキルに派生するのだが...何故かピップボーイにはSPECIALやPARKSは無く代わりにレベルとアビリティ的な何かがあった。
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職業:BOSS
Lv.1
力:50 C
耐久:1 F
器用:94 A
俊敏:78 B
射撃:89 B
近接:74 B
魔力:0 F
技術:99999999 EX
カリスマ:1000 S
スキル:
・BIG BOSS
異世界の英雄の戦闘技術を行使可能。敵がコミュニケーション可能な場合、優れたカリスマにより味方に引き入れる可能性が高まる
・MAD SCIENTIST
ありとあらゆる技術を行使可能。失われた旧文明の遺産を復元、改造等ができる。
魔法:無し
装備品
頭:無し
胴:シャツ
腕:無し
足:チノパンツ スニーカー
「技術は俺が頼んだからいいとして...魔法って何さ...」
そう呟いた俺は悪く無い。
だってフォールアウトの世界でしょ?
銃とか近接武器主体じゃないの?
一通り考えた挙句とりあえず放置して他の確認を進めた。
決して現実逃避した訳ではないからね!
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次に確認したのは所持アイテムである。
アイテム欄には...
アイテム:
ワークベンチ
武器作業台
防具作業台
ケミストリーステーション
クッキングステーション
パワーアーマーステーション
ロボットステーション
ソリッドアイ
「白もやの奴、ピップボーイに機能を付けてと説明したのに作業台丸々突っ込んでやがる...さては面倒くさがったな?」
「ん?待てよ...武器が1つも無いじゃね~か!某RPGでもヒノキの棒と鍋の蓋はくれるのにアフターサービスわりーなおい!」
とりあえずソリッドアイをだし左目に装着した。
次に武器を手に入れる為、ショップを選択した。
しかし、ここでアクシデントが起こる。
「買えねーじゃねぇか!?」
武器の購入が出来ずにいた。
ヘルプによると敵を倒したりするとポイントが手に入りそのポイント分だけ武器を購入出来るようになるらしい。
つまり、最初は丸腰で敵を倒せと言っているのだ。
それなんて無理ゲー?
仕方無しに次にピップボーイに資源の欄を確認すると見るのも面倒な数の各種資源がズラリとあった
「鉄や木材とかは分かるが、ウランやらパラジウムは何なんですかね~...ん?まてよ?資源はあるからこれで武器作れんじゃね?」
確認すると武器の制作は可能だった。
「まあとりあえずこの資源で取り敢えず武器を作りますか。」
武器作業台と防具作業台を出し制作に取り掛かる。
武器作業台につくとメニューが目の前に現れた。
メニューを見ると自分の世界の武器から見たことも無い武器までズラリと並んでいた。
「とりあえずハンドガンを作るか...ス〇ークが使っていた武器は...っとあったあったガバメント。」
ガバメントとは大戦中にアメリカ軍で使用された傑作自動拳銃の事である。
正式名はコルトM1911A1といい。
軍からの「1発でも、敵の動きを止められるだけの威力がほしい」という要望に基づき、ジョン・ブローニングが考した、.45ACP(.45Auto Colt Pistol)という大口径弾を使用する拳銃で、そのストッピング・パワーの高さから信頼され長年アメリカ軍の第1線で活躍し続けた。
装弾数はシングル・カラム・マガジンによる7+1発である。
メニューのガバメントを選択すると勝手に手が動きあっという間に完成した。
「たしか武器作業はアタッチメントも作れたよな? 武器改造が...あった!バレルはネジ切りしてサプレッサーを付けれるようにして...」
とりあえず諸々の改造を施し弾丸と予備マガジンやサプレッサーを作りハンドガンの作成を終えた。
鏡の様に磨き抜かれたフィーリングランプ、強化スライドだ的なネタは割愛(笑)
「結構、資源使ったな...あまり効率的では無いし元々資源は兵器や拠点を作るために貰った物だしあんまり使いたくねぇな。早めにショップを使えるようにしないと...」
資源で武器制作する場合、かなりの資源を使うので極力使用は控えたい
サブアームは作ったので次にメインアームを作る。
最初はM4系列にしようと思ったが、荒野が続くこの環境には相性が悪いと思ったのでAKシリーズを制作する事にした。
作ったのはハンガリーで作られたAKの派生系AMD-65である。
少しカスタムしてあの頼りないハリガネストックは外し代わりにしっかりとしたストックに変更、マガジン装填の邪魔になるフォアグリップは外して代わりに20mmレールを取り付けデルタタイプグリップに変更、更に上部にも20mmレールを付けEotecのホロサイトを取り付けた。
「あとは、近接様にナイフを作って武器はOKだな。防具は...砂漠タイプのデジタル迷彩AOR-1のBDU上下と...弾倉ポーチ付きのタクティカルベストと...タンカラーのブーツと...ヘルメットは邪魔だからAOR-1のベースボールキャップでいいや。」
装備を一通り装着して準備が完了した。
ハンドガンのホルスターは作らないのかって?ピップボーイの武器お気に入りにしたらホルスターは要らないんだよ(笑)
「っともう暗くなっているな...早めに寝るか...」
作業台を仕舞いワークベンチで寝袋を作り早めに寝ることにした。
「明日は街まで行くか...そうすりゃ人ぐらいいるだろ。」
この時はまだ自覚が無かった。
ここが荒廃している世界だと言うことに...
つづく...