「リアス様?」
ハヤテは見覚えのあるその魔法陣を使う人物や名前を呟く。
「ハヤテ...リアス様はやめてって前から言ってるでしょ?」
リアスと呼ばれた女性はハヤテの呼び方に不満があるようだった。
リアスはイッセーを見ると口を開く。
「どうやらその子が私を呼んだみたいな...ハヤテ貴方が眷属にしても彼は生きるわよ。」
「リアス様僕は先輩を眷属にしたくはないんですよ...あの人とは友達関係でいたいですから...」
「わかったわ、ならあとは私に任せなさい。それと明日放課後彼をオカルト研究部に彼を案内なさい。」
「わかりました。」
ハヤテはリアスがイッセーを連れて行くのを見て家へと帰るのだった。
「...フリード......彼に連絡を取らないと駄目だな。」
ハヤテは耳元に魔法陣を展開させる。
「僕だよ、フリード。」
『旦那ぁ、あんたレイナーレ様に目ぇつけられてんすけどぉ?これぇどうするんすか?』
「あぁ、その事についての連絡だよ。」
「彼女達の狙いはなんだい?」
『アーシア・アルルジェントってシスターがいましてねぇ、彼女から神器を抜き取るのが計画の一部っすわぁ、残念な事に俺っちは基本奴らの命令聞いとかないとやばいんで手助け出来そうなのは旦那が乗り込んできてからでっせ♪』
「それに関しては関与しなくて良い、君は僕と彼の命令で動いているからね、それにこの場で君が僕と合流するとのちに厄介になりそうだからね。」
『そうゆうもんすかねぇ、まあ旦那がそういうんならこっちはこっちで自由に動きますよ?』
「あぁ、頼むよフリード。」
ハヤテが連絡をきろうとするとフリードが最後にこう言った。
『レイナーレ様に関しては殺さなくても良いと思うっすよ、だって逆らったら殺されるますから。』
その言葉を後にハヤテは連絡をきった。
ハヤテは額に手を当て考え込んでいた。
(フリードがああいうって事は大体は真実なんだろう、レイナーレ彼女は僕とあの人との関係を知っていそうだ、尚且つ先輩を殺した相手。)
ハヤテは大きな溜息をつき今後自分が歩んで行く道がどうなってしまうのか不安に思うのだった。
しかしハヤテは明日から動かねばならぬ事が多すぎて頭を抱えるのだった。
「うちの主人様はまた色々抱え込んだんやねぇ、しゃーないわいも動かへんとあかんのやろなぁ。」
そう言ってひとりの男が闇の中を飛び立った。
〜〜
ハヤテが学校へ登校しているとそこにはイッセーの姿があった。
イッセーはハヤテを見つけるとすぐさまハヤテの元へと走ってくる。
はぁはぁと息を切らしながらハヤテの元に来たイッセーは口を開いた。
「なぁ、ハヤテなら知ってるよな夕麻ちゃんの事?覚えてるだろ?」
イッセーは願う様にハヤテならこの事を知っていると思っているのか期待した目で見ていた。
ハヤテは心の中でため息をつきながらイッセーに返答する。
「ええ、覚えています。ですがその事で話があるので放課後僕について来てください。」
「えっ?あ、うんわかったよ。」
そう言ってハヤテはイッセーの元から早足に去って行く。
「はぁー、先輩に説明やらなんやらするのはリアス様に任せよう。」
〜〜
ハヤテはイッセーを迎えに行くべく、2年の教室へと向かっていた。
「やっと来たね、一応僕も部長にイッセー君を迎えに行くように言われているから付いて行くよ。」
「裕斗さんまで来るんですか...」
(腐女子達が騒ぎ出すなぁ...)
「どうかしたのかい?」
木場は不思議そうに顔を傾ける。
ハヤテはそのままイッセーの元へ向かっていた。
「先輩!今から行きますんで付いてきてもらえますか?」
「おっおう、わかったぜハヤテ!」
ハヤテの後ろに木場もいる為か...
「前々から書いていた、霧島君×兵藤に木場きゅんが追加されるわ!!」
クラスの腐女子達が騒いでいた。
ハヤテはその会話を聞いていた為早足に二人も連れて目的地へと向かうのであった。
「リアス様!連れてきましたよ。」
ハヤテはドアを勢いよく開けるとすぐ近くのソファーにどさっと座り込む。
「おっおい、ハヤテお前不躾にも程があるだろ?」
「一応、僕ここの部員なんで問題ないかと思いますよ。」
初めて聞くその話にイッセーは絶句に呆然と立ち尽くしていた。
「あら、ハヤテもう連れてきたの?」
リアスはシャワーを浴びていたらしく、黒髪のポニーテールの女性に着替えを持ってきてもらっていた。
「はぁ人を呼んでるんですから後から浴びるか僕らが来る前に浴び終わってて下さいよ。」
「仕方ないでしょう?時間がなくて浴びられなかったんだから。」
ハヤテは溜息を吐いて項垂れる。
「先輩!座ってもらえますか...これから大事な話しますので。」
リアスがハヤテの対面そのハヤテの横にイッセーという形で今は座っている。
ある程度悪魔や、天使、堕天使の話をし終えた後に本題に入った。
「まあその俺が悪魔に転生したってのはわかったんですけど、俺なんで殺されたんですか?」
「それ何ですが、先輩には神器が宿ってるみたいでしてね、堕天使はそれを恐れて殺したようです。」
「守れなくてすみません...僕がしっかりしていれば先輩は死なずに済んだかもしれません...」
ハヤテは項垂れる拳を力強く握り震えていた。
「いや、気にすんなってこうやって悪魔にはなったけど生きてるだから!」
イッセーは安心させるかのように笑顔でそう言い切った。
(先輩のこういうところは本当に尊敬に値するよ。)