そんなの何時もの事ではないか。
そう言われ、部屋のドアの取っ手に手をかけられる。
あぁ、終わった。
そう思ったのも、どうやら気苦労だった。
ただ、もっと面倒な事にはなったけど。
「いや、何時もより綺麗じゃん!?」
「褒めんなよ恥ずかしい」
「そして…」
「ん?」
何か言った?と、聞き返す間も無く。
目の前に…え?何これ杖?
黄色と青が混じった…なんかファラオを連想
させる色合い。というかファラオそのものか。
「…マスター、だね?」
そう言われ、友梨に手の甲を見せられた。
そこには。
ピラミッドのような三角形の中心に目が描いてある…
これは、令呪?
「マスターに、手を出さないでください」
「ほう?余は寛大だ。何があったか話す事を許す」
「へぇ?やっぱりマスターかぁ」
「…もうなにこれ…」
危険を察知したのか、アリスが出てくる。
…もうさ。
私は疲れた。
アリスと出会い従姉妹が押しかけ、
あたりめ食われマスターだと特定され、
更にバチバチの一触即発のこの状態。
取り敢えず、話し方的に友梨の英霊は何処かの
王みたいだ。杖の色から察するに…ファラオ?
だとしたら不敬は罪だな、死刑にされそう。
じゃあ気を損ねないように…
「…私めの様な凡人が貴方様にお願いをする
というのは、不敬に値しそうですがそこをなんとか赦してもらいたい所存です。その杖を目の前から退かせてもらっても…?」
「お前何処でそんな話し方覚えたの?」
うるせぇわボケ。
これ1歩間違えたらあぼんやろあぼん。
アリスから聞いたぞ。
セイバー、ランサー、アーチャー、
アサシン、キャスター、ライダーが
普通は呼ばれると。
そして魔法などを使うのは
アーチャー、キャスター、ライダー位だろうと。
で、ライダーは何か騎乗とかそういう逸話がある
人物だと。予想してるのが当たっているなら恐らく…
彼は…オジマンディアス。
今なおミイラが残っているファラオ。
だったはず。
それが分かって何になると言う訳でも無いが。
で、さっきの問いに対する答え。
寛大だと自分で言うだけある。
「フハハハハハ!面白い、余は気に入ったぞ!
よろしい、その言葉に免じてこの杖は退かそう」
「ありがとうございます…そして友梨」
「何さ?」
「令呪…にしては一画足りなく無いか?」
純粋に気になった。
だって、アリス曰く令呪は基本三画。
実際、私の令呪も三画で描ける。
「んーと、それは話すべきが来たら」
「既に使ったからだな。全く。不敬にも程がある」
「…寛大な王の機嫌を損ねるってお前何したよ…」
私の不躾な要求にも答えてくれたのに、
そんな人に対して令呪を使わないといけないって
何さ。殺されかけたの?
「まぁいいや、話す話す。ただ1つ条件がある」
「何さ」
「契約しよう。同盟だ、同盟。」
「利用するだけして裏切るか」
「欲望ダダ漏れだな!?まぁアレは召喚時に…」
何であそこでライダー特定したか理由を…
オジマンディアスことラムセス二世は戦車に乗って
単騎で敵軍を荒し回ったとか何とか。
そういう伝説みたいなのがあった気がするので特定
できた、という事です。
…間違ってたらすみませんね!