いろいろすみません。
ギルド長モモンガに呼び出しを食らったウルベルト・アレイン・オードル。
心当たりがあった彼は、部屋に入るなり流れるような動作でその場に正座をした。
「ウルベルトさん、この間たっちさんに背後から
「ごめんなさい。ついカッとなって気付いたら詠唱してました。でもセバスに止められてすんでのとこでやめたもん。強化版
「
「だってあいつクソムカつくんだもん」
「マジでHPレッドゲージにしますよ」
「ちょ、正直に言えば怒らないっつったじゃねえかモモンガさんの嘘つき!」
「正直すぎるんですよウルベルトさん。ほんともう勘弁して下さいよ。たっちさんとウルベルトさんが喧嘩するたびナザリック破産まっしぐらなんですよ。フレンドリーファイア解禁となったあの日から敵はナザリックにありなんですよ」
「そりゃ悪いと思ってるけど俺だけ怒られるの不公平じゃね?あいつだってばっちり挑発乗って闘技場半壊させたじゃん俺より被害出してたじゃん」
「たっちさんはたっちさんで注意しましたよ。でも大変なんですよあの人叱るの。ケジメつけるって言って腕切り落とそうとした時は16連精神安定化しましたよ。それを見たセバスが血相変えて「どうか私の命で」とか言って自害しようとするし。遥か昔見た古典任侠劇目の前で見せられた時の俺の気持ち分かりますか?生き返るからって命大事にしないその風潮よくないと思うんですよね。なんなの?みんな破産したいの?ナザリックを経済的に抹殺する気なの?」
「元刑事の癖に任侠かよそこは時代劇だろ。つーかセバスになんて事させようとしてんだあいつ。それでもリアル一児のパパかよ。テメーの腹かっ捌ける武器なら建御雷さんがいつかきっと作ってくれるからそれまで大人しく待ってろよクソが」
「いいですかウルベルトさん。怒ってますからね俺。ギルド長権限で
「ほんとうにすみませんおれがわるかったですゆるしてください」
「前回も前々回もそう言ってましたよね。ていうかウルベルトさん、セバスに対しては割と普通に接してるじゃないですか。むしろちょっと気遣ったりしてるじゃないですか。その思いやりを親のたっちさんに少しでいいから向けてあげられないんですか」
「いや……あいつはなんて言うか……いい奴だしお世話になってるし…デミウルゴスとすげー険悪になってるとこ見るとなんか罪悪感がすごくて……リアルカルマ背負わせちゃってる気がして本当に申し訳なくて……」
「あ、そんな風に思ってたんだ。ちょっと安心…ていうかそう思ってるならなんでたっちさんに突っかかるの控えられないんですか。
「いやあいつ確かに毎回泣くけどあれ感涙なんですよ。俺が魔法放つ度ちょっと引くほど喜んでくれるんですよ。あの顔思い出すともっと色んな魔法使ってあげたくなっちゃう親心」
「いやそれ親心じゃないですよね。子供が親に描いた絵見せるアレですよね。「上手だねー」って褒めてくれるの嬉しいっていうアレですよね」
「ちょ、それはお願いやめて心にくる……」
「すみません俺も言っててちょっとダメージ食らいました……ていうかデミウルゴス、ウルベルトさんの事甘やかし過ぎでしょ。なんなのあいつ俺には容赦なくさすモモと言う名の
「何やっても深読みして褒めてくれるっていう点では似た様なもんでしょう。まあ、確かにあいつ俺にちょっと過保護なとこありますけど。この間
「あれですよね子供がぶつかっても怪我しない様に付ける柔らかい奴ですよね。赤ちゃん扱いされてるじゃないですかウルベルトさん。ママなの?デミウルゴスはママだったの?ヤバイ…このままじゃたっちさんの鎧まで低反発素材に替えられかねないじゃないですか。ヤダ思ったより深刻だったこの問題! 嫌だこんな事でナザリック内部崩壊するなんて! いやどんな理由でも嫌だけど!!!!」
「ブファーッ! やわらかたっち・みー!何それスゲー見たい!!」
「ヤメロォ!!! 大災厄の魔!!! うっかりるし★ふぁーさんの耳に入ったらどうすんだ!!! ていうかやっぱ反省してないなこのヤロー!!!」
「あ、ちょま、ほんとすみませんついうっかり本音がやめ許してイヤーーッッッ!!!」
後日。
ばっちり部屋の外で会話の内容聞いていたるし★ふぁーが、「ナザリックやわらか計画」とやらを画策していたとかしないとか。
こんな感じのしょうもない至高の御方々を投稿していきたいと思います。