新作アンケの結果が圧倒的に妖夢が一番だったので妖夢ヒロインの作品を書いていきます。投票率100%でした。
と言う事で今回から新作、東方魂愛想をやっていきたいと思います。
では、第1話と言う事で今回はプロローグで次回から本格的に物語が進行します。
それではどうぞ!
第1話 不良だと思われて
スタスタスタ…俺は極々普通に学校の廊下を歩く。
壁には色々なポスターが張ってある。
それらも流し見しながら俺は廊下を歩いている。
しかし、俺はそんなことよりも気になることがあった。それはすれ違う人の鋭い視線だ。
俺が
そして俺はふと窓を見る。そこには俺の姿が鮮明に写し出されていた。
制服は皆と同じ黒色のブレザーに白のシャツ、黒いズボンだ。
しかし俺には他の人と、一つ異なる…があった。
それは…
「やっぱ、この髪の色が原因かな…」
そう。俺の髪の色は他とは違う色なのだ。もっと詳しく言うのなら他の人は黒髪なのに俺だけ銀髪なのだ。
そのため入学するのに苦労した。
なんせこの色は染めているわけではなく『地毛』なのだからしょうがない…説明すればそう言うことも出来るかも知れないが、初対面だとやはり勘違いされる。
俺が道を聞くために道のど真ん中で声をかけると、その声をかけられた人はおそれ、一目散に逃げていく。それに加えて通報する人も少々いる。そのため、一般市民のなかでは一番警察署に連れていかれた回数が多いのでは無いだろうか?
う、そんな一番はちっとも嬉しくない…
そのため俺はなるべく他人と関わらないようにした。つまりボッチだ。
つまり言うとだな。俺はこの髪の色が嫌いだ。と言う事だ。
俺は教室ではいつも隅で本を読んで片身の狭い思いをしている。
そんな俺でも唯一の友達は居るんだ。
「よう!
こいつの名前は
こいつが唯一の心を許せる親友ってことだ。
俺はこいつには感謝している。とても…だってこいつのお陰で真の意味のボッチにならずに済んだのだから。
「ああ、そうなんだよ…やっぱ黒に染めるべきかな…」
「別にお前のその銀髪、綺麗で俺は良いと思うんだがな」
と、京哉は俺の髪色の事を誉めてくれる。嬉しい限りだ。他の人には不良だと思われて相手にされなかった髪だからな。
「そんなことねーって…」
心のなかでは喜んでも口では否定してしまう…我ながらひねくれているな…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この世は不平等だ。
こんな髪色なだけで差別が起こるほど深刻だ。
俺の家系の話をしよう。
俺、
と言うわけで俺はハーフなんだ。
そして俺には妹もいる。黒髪ロングの美少女だ。…不公平だ。
俺も黒髪に生まれたかった!と、言っても無駄か…
なぜ俺が顔は父似の銀髪で妹が母似の黒髪なんだよ!まぁ、ズバリ言うと、嫉妬ですな…
まぁ、一応こんな兄でも妹は慕ってくれているから悪い気はしないが、こんな不良と歩いているところを妹が見つかったらどうなると思う?即噂になるな。
と言うわけで外では心が痛いけど妹のために他人のフリをしなければならない。何て妹思いの優しい兄ちゃんなのだろうか?
でも疲れたよ…だから神様、出来ることなら
「俺をこの髪色で差別しない世界に連れていって下さい」
と、俺は制服のまま学校帰りに寄った神社でお願いした。
すると声が聞こえてきた。
『なら…来る?そんな世界に』
と、
まぁ、幻聴だろう。こんなところで声が聞こえるわけがない。
と言うわけで俺は帰ろうと後ろを振り向いた瞬間、俺は人生で一番驚いたかもしれない。
「ここの神社ってこんなに階段長かったか?」
そう。なんと後ろを振り返った瞬間、背後の景色が変わったのだ。
何が起こっているんだ?
そして俺は神社があったであろう方向へと振り返る。
すると見た目こそ違えども確かにそこには神社があった。
どうなっているんだ?
と、俺がキョロキョロしていると横から声がした。
「誰よあんた…挙動不審な動きをして…」
そしてこの日を境に俺の日常が非現実的な日常へと変化を遂げたのだった。
はい!第1話終了
どうでしたか?皆さん第1話は
最後のキャラは口調的にも皆さん、わかっている方が多いと思います。
それでは!
さようなら