東方魂愛想   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 前回、一回目の戦いが終了し、暫く今回から平和が続くと思います。

 それではどうぞ!


第17話 復活

side裕太

 

 俺は瞼を開ける。

 

 その瞬間、俺の視界には目映い光が差し込んできた。

 

 そのせいで目が眩んだ。

 

「ゆ、裕太さん」

 

 バタンと、何かが落ちる音が病室と思わしき場所に響く。

 

 俺が音のした方向を見る。

 

 すると、驚いて半泣きの妖夢が立っていた。

 

 その次の瞬間、妖夢が走って飛び付いてきた。

 

 いてぇぇえっ!

 

 端から見たら妖夢が俺に飛び付いてる微笑ましい?光景に見えるかも知れないが、これによってこの戦いで出来た傷に衝撃が来て、めっちゃ痛い!

 

 耐えろ!耐えるんだ俺!

 

 そして俺は妖夢の頭を撫でてこう言う。

 

「心配かけてすまなかった」

 

 妖夢の服を掴む力が強くなる。

 

「良かった。このまま目覚めなかったらどうしようってずっと思ってて…目が覚めて本当に良かったです」

 

「えと、どれくらい気を失ってたんだ?」

 

「今日でちょうど一週間です」

 

 そんなに寝てたのか!?

 

 それは心配になるわな。

 

「あら、目が覚めたばかりなのにもう元気ね」

 

 と、入り口から聞こえた。

 

 嫌な予感がするが、俺はゆっくりと入り口を向く。

 

 すると、そこにはにこにこしてる幽々子が居た。

 

「ゆ、幽々子!?」

 

「幽々子様!?」

 

 同時に体をはねらせて驚く。

 

 ま、まさか見られるなんて思わなかった…

 

「あら、気にしないで続きしてても良いのよ?」

 

「何もしてないから!」

 

「そうですよ!」

 

 俺が否定すると俺の言った言葉を肯定して頷く。

 

 ってか、改めて思ったんだけどさ、妖夢って可愛くね?

 

 銀髪で整った顔立ち、そしてスラッとした体。そんな娘に抱き着かれてると思うとドキドキしてきた。

 

「ってかあなた達はいつまで抱き合ってるつもりかしら?」

 

 と幽々子に指摘され、やっと俺たちは離れる。

 

 ってかすごい恥ずかしい…

 

 それは妖夢も思っているようで、俺からははっきりと見えないが妖夢の顔は耳まで真っ赤に染まっていた。

 

「そ、それでは私はご飯を作らなくてはいけないので!」

 

 と、逃げるように妖夢はそう言って帰ろうとする。

 

「あれ?でもついさっきお昼ご飯食べたばかりよ?」

 

 といってフフッと笑う。

 

 すると、痛いところを突かれたと言わんばかりの反応をする妖夢

 

「幽々子様、これからはご飯の量を半分にしますよ」

 

 と言いながら病室から出ていく妖夢

 

「まってー!妖夢!ごめんなさい!だからそれだけは勘弁してー!」

 

 と言いながら走って妖夢の後を追って出ていく幽々子

 

 早く完治させて皆を安心させてやらなきゃな。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

数日後

 

 俺は今まで入院していた病院、永遠亭の前に居た。

 

 今日は退院日、以外と早く完治したものだ。やっぱり永琳先生の薬はすごい

 

 みるみるうちに直っていったんだから。

 

 そして、俺は前屈や伸脚をする。

 

 好調だ。寧ろ怪我を負う前より調子良いような気がする。

 

 これが俺の乗り越える程度の能力の力ってことか。

 

 サ○ヤ人の死に際から復活するとパワーアップするって力は強いなと前々から思っていたけど、自分がその立場に立ってみてわかったけどかなりの能力だよな。

 

「今までお世話になりました」

 

 そう言って刀に触れる。

 

 すると、バチバチと静電気のようなものが走った。

 

 今のはなんだ?

 

 まぁ、良いや。

 

 そして俺は空を飛んで白玉楼に向かう。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

白玉楼

 

『ただ、守られるだけじゃなく、守りたい!本気でそう思える世界だから!守るんだ!』

 

「うぅ…」

 

「どうしたの?妖夢、顔を赤くさせて。何か思い出してたの?もしかして、裕太に裸でも見られた?」

 

「見られてません!」

 

 裕太が退院する日、妖夢と幽々子はそんな話をしていた。

 

 あの辻斬りが現れた時の事を幽々子に聞かれ、妖夢は思い出しながら答えている間に裕太の一つの台詞が脳裏を(よぎ)り、顔を赤くしている。

 

(ちょっとあの時の裕太さん…かっこ良かったな)

 

「それよりも、今日は裕太の退院の日よ?退院祝い何かしないの?」

 

「その辺は大丈夫です。準備万端です」

 

 そして妖夢はいつものように鍛練しようと正面玄関から外に出ようと扉を開けた瞬間

 

「「あ」」

 

 俺と妖夢は入り口越しにバッタリと会った。

 

 すごい偶然だな。

 

 確か妖夢は白玉楼では鍛練時と撃退時以外は刀を自室に立て掛けてあるから、今は腰に着けてるってことは鍛練しようと思って出たのかな?

 

 すごいタイミングだな!

 

 これしかいってない気がするけど!ボキャブラリーが貧困過ぎる。

 

「え、え、お帰りなさい。裕太さん」

 

 取り繕った!平成を取り繕って、驚いたことを無かったことにしようとしているよ。

 

 しかも直前に驚いていたせいか、変に取り繕って笑顔が変になってる。

 

 そして、やっと普通の笑顔に戻り

 

「もう大丈夫なんですか?」

 

 と聞いてきたので俺は満面の笑みで

 

「おう!寧ろ倒れる前より調子が良いくらいだ」

 

 すると、ほっとしたようだ。

 

 妖夢は結構感情が顔に出るから感情を読みやすい。

 

 心理戦とかによわs…すいません

 

 表情豊かなのだよ。

 

「それでは私は庭で鍛練をしているので何かあったら何でも言ってください」

 

 そう言って庭に行ってしまった。

 

 やっぱり妖夢は頑張り屋だな。俺も負けられねぇ

 

『そうだね。あの子頑張り屋さんだねぇ』

 

 ・・・

 

「誰だてめぇ!」

 

 突如として聞こえてきたと言うより、頭に直接送り込まれた声にたいして反射的に突っ込んでしまった。

 

 え?だっておかしくね?この状況でって絶対おかしい…

 

 俺、こんなテレパシー的なの使えるやつと知り合いになった覚えは…

 

 いや、出来そうなイメージの人?1人居たわ。

 

「精神の女の子か?」

 

『うーん…多分その女の子じゃないかな?』

 

 こいつ…何しに俺にテレパシーを…

 

『君の事を気に入ったからね。見ていたくなって』

 

 相変わらず心を読むやつだな。

 

「まぁ、良いがプライベートを侵害すんなよ」

 

『えー』

 

 そんなこんなで俺は女の子に監視されるようになりました。




 はい!第17話終了

 妖夢かわいい。

 まぁ、僕はひねくれてるので霊夢、魔理沙、早苗、咲夜、妖夢等の定番キャラは好きなキャラ上位に入ってないんですがね。

 まぁ、僕が公言してる好きなキャラベスト3は本当に好きなキャラなのでひねくれているとか関係なしです。

 それでは!

 さようなら

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