さぁて、前回の続きですね。
最近前書きと後書きの内容がマンネリ化してきてるので、後書きは執筆するときは行き当たりばったりなので無理ですが、前書きは前回のあらすじを入れていきたいと思います。
それでは前回のあらすじ
永遠亭で目を覚ました裕太
なんと裕太は能力のお陰で怪我する前よりも好調に
そして退院後の初めての妖夢と裕太の再開
さらになんと、裕太の精神世界に女の子が住み着く。
果たしてこれからどうなるのか?
それではどうぞ!
side裕太
俺が大声で精神の女の子と話している間に妖夢がこちらを不思議なものを見る目で見てきた。
「さっきから何を独り言を呟いてるんですか?」
もしかして、この子の声って周りに聞こえないのか?
だとしたら俺は変人じゃねーか。
周りからはただ独り言を呟いてる奴に見えるんだから
「え、えと…」
どう言い逃れようか…
正直に言うべきなのだろうか?
もし正直に言ったらどうなんだ?
─※─※─※─妄想─※─※─※─
『俺の精神の中に女の子が入り込んでさ、それでその子と話してたんだ』
『……裕太さん…永遠亭行きましょう』
『ちょっと待って!俺は別に病気じゃ!』
『さぁ、早く永琳さんに見てもらって心身共に健康な状態になって帰ってきてください』
『いや、だから違うんだって~!』
─※─※─※─妄想 終─※─※─※─
想像の中の妖夢に病人扱いされた。
なんか想像なのに悲しい。
こうなったらプランBだ。
─※─※─※─妄想─※─※─※─
『俺、実は妖夢の事が好きなんだ』
『話を変に変えようとしないでください。というか私はあなたのことは嫌いです』
『ガーン』
『擬音を口で言う人初めて見ましたよ。それはそうと、あなたは疲れてるんですよ。ゆっくり休んでくださいね』
─※─※─※─妄想 終─※─※─※─
いや、これはないな。マジでない。
と言うかすでに想像で妖夢にフラれてショックで立ち直れなさそう…何でショックを受けてんの?
ってか、俺の中ではフラれる前提なのな
と言うかがちで心配された。
とにかくこの選択肢はおかしいことにシミュレーションしてから気がついた。
「聞いてますか?」
と、俯いた俺の視線に入るように下から俺の顔を覗いてきた。
そして思わずその仕草にドキッとしてしまった。
ってなに考えてんだ。
妖夢はただの師匠兼戦友だ。
「ちょっとな」
そう言って逃げるように屋敷内に入る。
その時、妖夢の横を通るときに寂しそうな顔をしたような気がした。
俺はそれを無視して自室に向かった。
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side妖夢
裕太さん…ちょっと様子がおかしかった…
悩み事なのかな…私に何か力になれる事って…
そんなことを考えながら廊下を歩いていると幽々子様とばったり会った。
すると、意味ありげに私の顔を除き込んでくる幽々子様
「妖夢、何かあったの?」
「な、なんですか?急に」
急にそんなことを聞いてきた。
「妖夢が少し悲しそうな表情をしてたから気になっただけよ~言いたくないなら言わなくても良いのだけど」
と、やんわりと幽々子様が聞いてきた。
確かに今悩んでたけどそんなに私は悲しそうな表情をしてたのかな?
「今は悩んでました」
と言って話し始める。
「先ほど裕太さんがなにやら一人で話していました。それで、何で独り言を話しているのかと聞くと適当にはぐらかされました。何か一人で抱えてるのでは無いかと思うのですが、私ってそんなに信用が無いでしょうか?」
すると、幽々子様は考えるような表情を浮かべた。
それからゆっくりと話し始めた。
「多分、妖夢に問題があるわけじゃ無いと思うわよ~。きっと気を使ったんだと思う」
「気を?」
「そう。妖夢に余計な心配をかけまいと、裕太なりの優しさなのね」
そうだったんですか…前から裕太さんは優しい人だと分かってました。
まぁ、考え事をしてるときの裕太さんの目付きが悪くて怖いのは確かなのですが、先ほど私が聞いた時に目付きが悪くなったので、おそらく何かを考えたのだと思います。
「そうですか…でも、ちょっとは私も頼ってほしいものです」
もう悲しいって言う感情はもうないけど、ちょっと頼ってくれなかったことに怒ってます。
「何か私に出来ることって無いですかね…」
と、私が幽々子様に聞くとニヤニヤとしながらこう言った。
「そうね~。じゃあ、安心させるのはどうかしら?」
安心させる?
「その方法は?」
「ふふふ、それはね~」
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side裕太
ちょっと変にはぐらかせたこと後悔しています。
ちょっとしか一緒に暮らしていないが、これだけはわかる。
あの生真面目な妖夢さんの事だ。変にはぐらかせたことについて心配してるんじゃないかな?って思う。
ってか、元々はぐらかせた理由は心配させないためなのに、その方法で心配させるってどう言うことだよ。完全に行動が裏目に出てるよ。
「はぁ…」
俺は小さくため息を着いた。
どうしたもんかな。
「つーか。お前」
『なんですかな?』
と、俺の呼び声に応じて返事をする精神世界の女の子
呼びづらいな。
「お前の存在をより明確に伝える方法って無いのか?」
『無いよ』
と即答した。
やっぱりね~
『私はそもそもとして肉体がないの。だから外に出ることも出来ないし、言葉を裕太くん以外に伝えることは出来ないんだよね』
なんて厄介な。
その時
コンコンと扉をノックされた。
誰だ?こんな時間に…
実は今現在、夕食後で外は真っ暗になっている。
こんな時間に来る人なんて居ないんだけどな。
「妖夢です。入って良いですか?」
ああ、妖夢か
妖夢なら良いけど何の用だ?
「入って良いぞ」
そう言うと、妖夢はゆっくり室内に入ってきた。
そして俺の前に正座する妖夢
そして無言だ。
何?気まずい。何か用があったんじゃないか?
「裕太さんっ!」
すると、急に俺を抱き締める妖夢
え?何々?思考が追い付かん。どうやら脳がキャパオーバーを起こしてしまったようだ。
恐らく今は絵で書いたら俺の目は渦巻きになっているであろう。
「裕太さんはみんなの心配をしてくれたり、守ってくれたりしましたよね。体を張って」
「そうだな」
俺は外の世界に居たときはそんなこと考えたことが無かったが、この世界には居場所があるってみんなが教えてくれたから。居場所を失いたくないから。助ける。みんな、俺の大切な仲間だから。
「でも、裕太さんは自分の体の事を考えたことはありますか?」
と、言ってきた。
俺自身の体か…考えたことが無かったな
「裕太さんは私達が死んだらどう思います?」
「純粋に悲しいよ。そりゃ」
「はい。そうですね。それは私達も一緒なんです」
と、俺の体を抱き締める強さが強くなったような気がした。
「裕太さんが死んだら悲しいです。なので、これからは命を捨てに行かないで下さい」
すると、背中が濡れ始めた。
泣いているのか?
「なので、何かあったら私達も全力で協力します。なので一人で抱え込まないで下さい」
妖夢にここまで泣きながら頼まれて断れる男が居るのだろうか?
否
俺も単純な男だったようだ。
「分かった…ありがとな。そこまで俺の事を考えてくれて…」
俺はすごく良い仲間を持って良かったと思った。
でも、妖夢達を守ることはやめないよ。絶対にね。
はい!第18話終了
妖夢って可愛いと思うのだよ。
それで元々好きだったのがこの作品を書いてみて更に好きになりました。
それでは!
さようなら