東方魂愛想   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 最近裕太の第1話からのキャラ崩壊がすごいことになってきてると思う今日この頃。



 それでは前回のあらすじ

 永遠亭から帰ってきて白玉楼にて久々に再開した裕太と妖夢

 そして妖夢との妄想でフラれ悲しむ裕太

 更には裕太は妖夢に包容される。なんて羨ましい!



 それではどうぞ!


第19話 妖夢と裕太

side裕太

 

 現在俺と妖夢は抱き合っている。

 

 いやまぁ、これには列記とした理由があるんだが(前回参照)

 

 いやでもこれは…事情を知らない人が来たら勘違いされてもおかしくない状況だ。

 

 今は誰も来ないことを祈るしかないな。

 

 でもこんな時間に俺の部屋に入ってくる人なんて居るわけが無いよな(フラグ)

 

 はっはっはっ…は!?

 

 俺は念のために周りを確認するとにやにやとした幽々子が静かにドアを開けて隙間から俺達の事を(面白がって)うかがっている。

 

「幽々子!」

 

 俺がそう叫ぶと妖夢はハッと我に帰って顔を赤くしながら俺の視線の先を恐る恐る見た。

 

 すると、ぼんっと妖夢の頭から煙が出る。

 

「ゆーゆーこーさーまー」

 

 まるでミーターナー的なテンションで腰の楼観剣に手を添える妖夢

 

 すると、幽々子の様子がさっきとうってかわって焦りの表情が見える。

 

 うん。この先の展開読めたぞ。

 

 確かに幽々子は霊体だもんな。

 

「ま、待って妖夢ちゃん。早まらないで!私霊体だから!死んじゃう!」

 

 すると、うつむいた状態で抜いた刀を持ってはぁはぁ…と息を荒くする妖夢

 

「斬れぬものなどあんまりない!」

 

 言い切れよ!そこは!

 

 と、面白そうなので俺も幽斬剣を取り出す。

 

「止めて!裕太くん!そのなんか面白そうだからって言うの止めて!」

 

 観念してくれ幽々子。これは俺と妖夢の為の名誉ある死だ。

 

 大人しく俺等に斬られてくれ

 

「取り合えず幽々子様。変なことを言ったら次こそは容赦しませんよ」

 

 と渋々刀を仕舞う妖夢

 

 良かったな幽々子。命拾いしたみたいだぞ。

 

 そして俺も刀を仕舞う。

 

「それよりも幽々子。俺に何のようだ?」

 

 と、聞くが返答は

 

「妖夢が裕太君の部屋に入っていくのが見えたから面白そ」

 

 シャキン

 

 そして俺の部屋のドアが斜めに真っ二つになった。

 

 ああっ!俺の部屋が~!

 

 ドアが斬れたことにより俺の部屋の中が筒抜けになってしまった。

 

 いや、やましいことは無いんだよ?だけどドアが無いのはちょっと…

 

 ってか面白そうだから俺の部屋を覗いてたのか。

 

 やっぱ幽々子斬っていいっすかね?ね?

 

「でも、妖夢ちゃん。結構恥ずかしいこと言ってたわね~。『裕太さんが死んだら悲しいです』とか『一人で抱え込まないで下さい』とか」

 

 と妖夢の声真似をしながら幽々子は妖夢を茶化し始めた。

 

 すると、妖夢は顔を真っ赤に染めてうつむいてしまった。

 

 そして楼観剣に手をかける。

 

「こうなったら…斬るしか」

 

「おい落ち着け!俺だって斬りたいのを我慢してるんだ!」

 

 と、肩を掴みながら妖夢に言う。

 

 すると、幽々子は青ざめ始めた。

 

「二人とも、怖いわよ」

 

 俺等が怖いのは幽々子が悪い。

 

 でも妖夢に言われて悪い気はしない言葉だったな。逆に嬉しかった。そこまで考えてくれてるなんて

 

「まぁ、裕太さんがそこまで言うなら」

 

 と、刀から手を離す。

 

「では、そろそろ私達は」

 

 そしておやすみと挨拶して帰っていった。

 

「疲れた…」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

次の日

 

 いつものように妖夢と鍛練していた。

 

 だいぶ刀を持ちながら素早く動けるようになった。

 

「扱いが上手くなりましたね」

 

 と、微笑む妖夢

 

 妖夢って美少女だと思うんですよ。なのでそんな子に微笑まれたらドキッとするに決まってるじゃないですか~。

 

「隙あり!」

 

「うわぁっ!」

 

 そして俺がドキッとして気を取られている間に刀を弾かれて刀を向けられる。

 

 やっぱ俺が男である限り、妖夢には勝てないと思う。

 

 刀を持って降っている姿は凛々しい。

 

 でもそんな中微笑まれたらドキッとして思考が停止してしまうに決まってるじゃないですか~。

 

「これくらいにしましょうか」

 

 と、いつもより早く切り上げる妖夢

 

「付き合ってくれますか?」

 

 え?つ、付き合うだと~!

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

人里

 

「なーんだ…買い物に付き合うって事か…俺はてっきり」

 

「てっきり?」

 

「何でもない」

 

 あぶねー!危うく俺の失態を晒すところだった。しかも己の力で

 

 まだ、切られたくないからな。言動には気を付けないと幽々子みたいになってしまうからな。

 

「今日は何買うんだ?」

 

「取り合えず色々品を作らなくちゃいけないので色々ですね」

 

 と、言いながら『これで…ああ、あれ作るのも良いですね』とか呟きがら食材を選んでいる。

 

 俺にとっては目についた食材を片っ端から買っているようにしか見えないけど多分色々見定めて買ってるのだろう。

 

 ってか毎度のことながら多いな。食費足りるのか?

 

 そして俺は率先して荷物持ちになっている。

 

 だって量を見ただけで妖夢と言えど女の子に持たせるのは酷だと感じたからな。

 

「こんなものですかね」

 

 と呟く妖夢

 

「少し寄りたいところがあるんですが良いですか?」

 

 と、聞いてきたので俺は少し気になったがok出した。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 妖夢が来たがってたのは甘味処だ。

 

 最近新しくオープンしたらしく来たがってたんだとか

 

 というか女の子って皆甘いものが好きなのかな?

 

「あ!この餡蜜もみたらし団子も美味しい」

 

 と、美味しそうに食べる妖夢

 

 非常にかわいい。

 

「裕太さんは何か頼まないんですか?」

 

「ああ、じゃあ俺もみたらし団子頼もうかな?」

 

 ってかさ買い物までは良いとして、これってデートじゃね?




 はい!第19話終了

 多分この作品は無意識の恋程の話数にならないんじゃないかな?

 もう一度100話以上のものを書くのは骨が折れますから。

 それでは!

 さようなら

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