東方魂愛想   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 前回、次回から第1章が始まると言ったな?あれは嘘だ。

 と言うことで今回もプロローグです。

 それではどうぞ!


第3話 裕太には選択権などは無い

side裕太

 

 俺はあのとき、箒に潰されて死んだのか?

 

 死因…箒に潰された…チーん

 

 ダサくね?

 

 うん。非常にダサいよね。責めてトラックに跳ねられたとかにしてよー!箒に潰されたとか恥ずかしくて逝くに逝けないから!

 

「魔理沙!あんたなにやってんのよ!」

 

「いやいや、すまんって!って言うかこいつもう死んでんじゃね?」

 

 ああ、なんか女の子の声がするなぁ…

 

 と言うか俺を見て死んでるとか言ってるから俺は本当に死んだのかな?

 

 はは、俺の理想の世界を満喫できずに死ぬなんて運がねーな…来世は普通の髪色に生まれ変わりますように

 

 って言うか俺、今寝転がってんのか?

 

 背中に固い感覚があるな…

 

 そして俺はその固いものを触ってみた。

 

 ああ…これたぶん布団だな…布団!?

 

 そして俺は目を開けてバッと一気に起き上がる。

 

 その瞬間、俺の顔を除き混んでた金髪の女の子の額と俺の額がぶつかった。

 

「いててて…なんちゅー石頭だ…あれ?痛い…もしかして生きてるのか?」

 

 と、俺は喜ぶが金髪の女の子は

 

「いてーな…起き上がるときは静かに起き上がれよ!危ないだろ!」

 

 と、お怒りのご様子

 

 と言うか

 

「誰だ?」

 

 と、聞くと金髪の女の子はよくぞ聞いてくれたと言わんばかりに立ち上がって魔女帽子の鍔をつかんで言った。

 

「私は霧雨(きりさめ) 魔理沙(まりさ)!普通の魔法使いだ!」

 

 …あのさ、普通の魔法使いってなに?魔法使いに普通も普通じゃないもあるのか?

 

 と言うかこの配色、間違いない、あのとき俺の腹に思いっきり突撃してきた奴だ!

 

 まぁ、今さら起こっちゃいねーが、少し苦手意識が芽生えてしまったかもしれない。

 

「ああ、自己紹介で思い出したけど私たちも自己紹介してなかったわよね?」

 

 ああ、確かにそうだな。自己紹介をしてない。

 

 そして巫女さんはテーブルの上の色的に緑茶を一口飲んでから自己紹介を始めた。

 

「私は博麗(はくれい) 霊夢(れいむ)よ」

 

 と、簡単に自己紹介をした。

 

 ああ、二つ名は無いのかな?魔理沙見たいな。普通の巫女だ。…なんか違うな。

 

「俺は空頼 裕太だ。君たちから見ると外来人になるのかな?」

 

 と言うと魔理沙は興味津々見たいで体をこちらにグイッと寄せてきた。ちょっ!近い

 

「なぁ、外の世界ってどんな感じなんだ?」

 

「…」

 

 俺は魔理沙の問いに答えられなかった。いや、違うな。答えたく無かっただけだ。

 

 例えここで話したとしても空気が重くなるし魔理沙の期待を裏切ることになってしまうからな。

 

 だから適当に誤魔化すことにした。

 

「ふっ、この髪色すごいだろ?これはな魔王を倒したあ」

「普通ね」

「普通の髪色だぜ」

 

 く、俺の話術(笑)じゃ誤魔化しきれなかったか…

 

 しかーし。コミュニケーションの鬼(笑)と京夜に言われ続けた俺ならなんとか打開できるはず!

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

数分後

 

「はぁ…はぁ…」

 

 俺はあれから色々と誤魔化そうと頑張った…だが

 

「はぁ…あんたが誤魔化そうとしているのは分かったわ」

 

「そこは聞かないことにする。だが外がお前にとって楽しかったのかだけは教えてくれ」

 

 楽しかったのか…か

 

 『おい不良』『こっち来んな俺まで不良だと思われる』『もう学校に来んな』

 

 …俺は…

 

「人それぞれじゃないかな?俺にとっては普通だったと思うぞ?」

 

 何もかもがつまらなく見えたあの灰色の世界

 

 時間が動いているのかすらも分からなくなった。

 

 自分が何者で生きているのかすらも怪しくなっていた。

 

 京夜(あいつ)だけだずっと味方だったのは…

 

 気がつけば京夜以外からは距離を置くようになった。

 

 いや、違うな。俺を省こうとする奴等を一定の空間内に入れようとしなくなった。つまり、向こうから入って来ないってのもあるし、近づいてきたら離れた。

 

 常に俺とあいつらの間には一定の空間があったんだ。

 

「そうか。わかった」

 

 理解していただき何よりです。

 

 そんな会話をしているとき

 

 急に空間に亀裂が走りその中から女性が出てきた。

 

「裕太君。ここ、気に入ってくれた?」

 

 と、急な問いかけ。

 

 まぁ、俺の事を差別しない理想的な世界ではあるけど逆に命の危険が危ないです。

 

 と言うかどんな登場の仕方だよ。

 

 俺じゃなかったら腰を抜かすくらいに怖いぞ?上半身だけって…

 

「まぁ、結構良いんじゃないかな?」

 

「そう…それはよかったわ」

 

 と、安堵の声を出す上半身女

 

「って言うか俺に何の用だ?」

 

 と、俺が聞くとハッと思い出したような仕草をしてからこう言った。

 

「あなた、勇者になってみない?」

 

「…はっ?」

 

 ちょっとなにいってるかわからない。

 

 ついに俺の耳が壊れてしまったか…今、勇者って言ったように聞こえたが?

 

 と言うかこの世界に耳鼻科ってあんのかな?

 

「勇者になってみない?」

 

「ア゙~!もう二度まで言わなくとも聞こえてるよ!なに?あれか?新種のいじめか?」

 

 そうだ。俺が勇者だと喜んでいる姿を見て嘲笑うつもりだろ!その手には乗らんぞ!これまで色んな種類のいじめを受け続けた空頼さんだぞ。その程度のいじめで俺の(はーと)破壊(ブレイク)出来ると思うなよ!

 

 ふはははは!貧弱貧弱ぅぅっ!ちょいとでも俺にかな

 

「で、なってみない?」

 

「うん。聞こえてるから。うん」

 

 なにこの人…もしかして本気で言ってるの?そうだとしたらお笑いものだぜ。

 

 俺が勇者?バカバカしい…俺が勇者になったもスライムにやられるぞ?

 

 とりあえず返事しておかないとめんどくさそうだから返事をしておこう。

 

「答えはN…

「そんな事言っても良いの?断ったら食べるわよ?適任者はあなたしか居ないの」

 

 脅しですか?脅しなんですね?

 

 やめてください!死にたくないです!

 

 く、くそう…この女…策士か?相手の断れない状況を作り出していくゲスさ!すばらすぃー!

 

「く、くぅ…」

 

 俺は渋々頭を縦に振る。

 

 すると上半身女は嬉しそうな声で「ありがとー!」と言う。

 

 脅してきた癖に…清々しいほどの変貌ぶりだ。

 

「じゃあ、あなたには選択権があるわ」

 

 直前に俺の選択肢を潰した人が言う台詞ですか?

 

「武器よ」

 

 武器…ねぇ…まぁ、素手と言う選択肢は無いな。うん。無い。

 

 じゃあ…

 

「バリエーションは何があるんだ?」

 

 と、俺が聞くと

 

「刀と…刀と…あと刀ね」

 

「全部刀じゃねーか!」

 

 やはり俺に選択権など存在しないようだ。その場の流れに流れて進むしかない俺…何てかわいそうなんだ…

 

「じゃあ刀で」

 

 うん。それしか言えないよね?

 

「分かったわ。じゃあ今からその刀がある場所に移動させるからじっとしててね」

 

 ん?どういう意味だ?

 

 そう考えている頃には落ち始めていた。

 

「気の毒に感じるぜ」

 

「そうね」




 はい!第3話終了

 本当に本当にこれでプロローグはおしまいです。

 次回からは第1章が始まります。

 それでは!

 さようなら
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