東方魂愛想   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 吸血鬼ハンターの事を聞いた裕太達はあることを決める。

 フランやレミリアの護衛

 そして修行を開始する裕太達だが果たして



 それではどうぞ!


第38話 寝起きドッキリ大作戦

side裕太

 

 そう言えばここ最近は奴らの事を見てないな。

 

 吸血鬼ハンターを倒すと決めてから2日が経った。つまり今日は最終日だ。

 

 そして奴らと言うのは狂らの事なのだが、ここ最近は奴らの話を聞かない。

 

 まぁそれはそれで都合が良いのだが、それはそれで不気味なのも事実である。

 

 でも今はとりあえず目先の吸血鬼ハンターのことについて考えよう。

 

 取りあえずこっちは向こうの情報を一切知らない。唯一知っていることは吸血鬼を殺せるほどの実力の持ち主と言うことだけだ。

 真っ向勝負で吸血鬼に勝てない俺達が戦ったところでって感じはするけど。

 

 そう言えばあれから二日以上経っているが理華は未だに目を覚まさない。

 予想外の事態でも起きているのか?

 

 まぁ、そんなことはどうでも良い。とりあえず今の状況を脱するのが先決だろう。

 

「裕太さん。何か言いたいことありますか?」

 

「えーと…その…」

 なぜ俺がこんな風に咲夜さんに追い詰められているかは、今から数分前に遡る。

 

─※─※─※─回想─※─※─※─

 

「ちょっと疲れたな…休憩入れるか?」

 

「でも明日にはもう強襲しに来るかもしれないからそんなことしてる暇は…」

 

「適度な休憩も修行のうちだぜー」

 

 た、確かに…言われてみれば…

 

「それとここ最近寝てないだろ?夜もずっと修行してるじゃないか?そんなんじゃいつか倒れるぞ」

 

「うぐっ!だ、だってよォ…」

 

「だってじゃない。少し寝てきたらどうだ?ほら、よく言うだろ?スポーツも試合前日は体調を整えるために練習は休みにするって」

 

「んー。そうなのかな?」

 俺は聞いたことが無いが…

 

 まぁ、こいつの言うことも一理ある。最近寝てないしな…このままだと体調を崩しそうというこいつの主張も分かる。

 

 仕方ない。少し休むか…結局あまり強くはなれなかったな。

 

 そして寝室に向かって、たどり着くと直ぐにベッドに入った。

 すると思いの外、体は疲れていたようで直ぐに眠りに着くことが出来た。ここまでは良かったんだが、

 

 俺が起きたのは2時間後。だいぶ休むことが出来た。もうあまり疲れとかは無い大丈夫のようだ。

 

 そして伸びをして意識を覚醒させる。

 

 すると横に俺以外の人が居ることに気がつく左にフラン、右にレミリアが居た。

 何これ?

 

 普段状況把握に自信がある俺でも思考が完全に停止した。

 

 ああ、多分俺は夢を見ているんだ。こんな夢を見るって…

 

 そうだよ。目を閉じればあら不思議、もう一度目を開ければほら誰もいな…

「お兄様、おはよう♪」

 

「あら裕太。目が覚めたのね?」

 

 やはり両サイドには無邪気な笑みを浮かべたフランと少し頬を染めながらも平然を装っているレミリアが居た。

 

「え、ええええええええええええっ!!!???」

 思わず叫んでしまった。

 

 すると急に扉が開いて1人の人物が入ってきた。

「裕太さん!?どうしま…し…」

 ニコッと微笑む咲夜さん。しかし今はその笑顔が逆に怖いです。

 

 すると慌ててレミリアが起き上がって弁明しようとする。

「咲夜!これは違うの!これは私達が!」

「お嬢様、少しお待ちください」

 

 すると次の瞬間、俺は地下牢に居た。

 

─※─※─※─回想 終─※─※─※─

 

「で、何か言いたいことは?」

 

「色々ありすぎてひとつにまとまらな」

 

 そこまで言うと俺の頬をナイフが掠めた。

 

 怖い。怖すぎる。

 

 寝起きの意味わからん状況から一気に地獄に落とされたらそりゃそうなるだろう。

 

「えーと…」

 

 その時

「咲夜!待って!」

 フランの声だった。

 

「待ちなさい咲夜…早とちりは良くないわよ」

 レミリアの声だった。

 

 そして二人とも肩で息をしている。恐らく必死になって探してくれたのだろう。

 

「ふぅ…館が広すぎるのも考えものね…」

 

 そう言うと息を整えてから話し出した。

 

「さっきのは裕太は悪くないわ」

 

「え?それってどういう」

 俺の言葉を代弁するかのように咲夜さんは言った。

 

「私達がお兄様の布団に忍び込んだの!」

 

「はぁ…だから私は止めようって言ったじゃない…」

 

「え?忍び込んだ?」

 

─※─※─※─回想byフラン─※─※─※─

 

 

「裕太はちゃんと部屋に向かいましたかね?」

 

「はい。実は私も裕太さんの体調は心配だったので素直に休んでくれて安心しています」

 

 あれ?お兄様のお友達と咲夜が何か話してる?ちょっと聞いてみようかな?

 

 そして私は近くの柱に隠れて聞き耳を立てた。

 

「今、裕太さんはお部屋でお休みになられていますよ」

 

「そうか…なら良かった。んじゃ俺はナイフの手入れでもしてきますかね」

 

「ふふ、もし宜しければ修行付き合いましょうか?」

 

「それもいいですね」

 

 あの二人、いつの間にあんなに仲良くなったんだろう。二人で笑いながら話してるのは今日初めてみるよ。

 

 それにしてもお兄様が部屋で寝てるって言ってたよね?

 

 これはチャンスかも。題して、『お兄様、寝起きドッキリ大作戦!!』これは良いかも!

 どうせならお姉様も呼んでこよーっと

 

 そしてお姉様の部屋に行くとお姉様はティータイムを楽しんでいた。

 

「あらフラン。どうしたの?」

 

「お姉様!これからお兄様に寝起きドッキリをしに行こう!」

 

「止めてあげなさい。疲れてるのよ裕太は」

 

 呆れられてしまった。だけどこれで諦める私じゃないよ!

 

「普通にやるだけじゃ面白くないから布団に潜り込もうよ!ハーレムだよー両手に花だよー」

 

「な、なんでそんな考えになるのよ」

 

 冷静を装ってるものの、目が泳いでいて更には顔が真っ赤になってる。お姉様ったら可愛い♪

 

「ねぇ、面白いと思わない?」

 

「だ、ダメよ…ゆ、裕太だって疲れてるんだし」

 

「で、本音は?」

 

「は、恥ずかしいじゃない」

 

 おーこんなにしおらしいお姉様初めて見た。これはもう一押し

 

「一緒に入ってみようよー。もしかしたらお兄様も私達と添い寝して逆に元気になるかもしれないよー」

 

「はぁ…それはもう、いろんな意味で元気になりそうね…」

 

「お姉様もお兄様に元気になってもらいたいでしょ?」

 

「うぅ…それはそうだけど……わ、分かったわよ…」

 

「ん?聞こえないよー」

 

「わ、分かったわよ!!」

 

 勝った!私の勝ちね。

 

 そんなこんなで終始恥ずかしがってたお姉様を言いくるめて何とか布団の中に押し込んで私も布団に入った。

 

─※─※─※─回想byフラン 終─※─※─※─

 

「はぁ…お嬢様…そのドッキリは心臓に悪いですよ」

 

「いや、本当に心臓に大ダメージだったのは俺だからね」

 と言いたかったもののそれを言ったらまた俺の身が危険なため、その言葉を飲み込んだ。

 

「まぁ、分かったよ。ありがとな二人とも。二人のおかげで体力が全回復したよ」

 

「そ、そう…それなら良かったわ」

 

「お姉様ったら(うぶ)なんだから♪」

 

「うるさいわよ!フラン」

 

 その時

 

 ドカーン!と、爆発音が聞こえた。

 

 そして俺は瞬時に《マイスペース》を起動して索敵する。

 すると門の所に数百名の武装集団が居ることが分かった。

 

 ちょっと待て!多すぎだろ。と言うか

 

「レミリア、明日じゃ無かったのか?」

 

「こ、これは想定外よ。どうして」

 

「咲夜さん。今は美鈴さんが応戦しています。早く増援を」

 

「分かりました。今すぐ武装メイド共々応援に向かいます」

 

 そう言って時を止めてどこかに行く咲夜さん

 

「レミリア。ここ開けてくれるかな?」

 

「分かったわ」

 そして鍵を開けてくれるレミリア。

 

 さて、全然準備が出来てないが勝負だ吸血鬼ハンター




 はい!第38話終了



 次回の東方魂愛想は?

 俺の使命は絶対にレミリアとフランに奴らを近づけないこと。
 つまりは護衛だ。何も殲滅しろなんて言われてない。となれば簡単なお仕事だ。

「よし、じゃあ裕太。行くぞ」

「いや、その心配はない。向こうからおいでなさったみたいだ」

 そして始まる戦い

「長男のゴンゾー」「次男のゴンソー」「三男のサンユウ」
「「「三人合わせてゴンブラザーズ」」」
 三人目!三人目ゴンじゃ無いよー!

 なんなんだこのふざけた兄弟は

「いってぇっ!兄者!折れた!絶対折れた!」
 まじでお前何しに来たんだよ。

「うおーっ!弟よ。お前の事は1分は忘れない!」
 まぁ、そりゃそうだよな。だって足でまといだもん。

「も、門に穴が」

 遂に本格戦闘開始。

「フランちゃん。大丈夫だよ。裕太は親指を立てながら(してません)微笑んで(してません)絶対に死なないって言ってくれたからな。あと、二人を守るためならたとえ世界でも敵に回してみせるって言ってたぞ(言ってません)」

 一人で戦ってみせると言ったのに情けない…

「助けて…理華…」

「その理華って子じゃなくて悪かったね」

 果たしてこの声の主は一体!?

 次回、第39話『戦闘開始』



 それでは!

 さようなら
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