東方魂愛想   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回から第1章スタートです。

 そしてヒロインも登場しますよ!

 それでは!

 どうぞ!


第1章 白玉楼
第4話 白髪の女の子


side裕太

 

「あれ?ここは…どこだ?」

 

 落ちはじめてから俺は目を瞑った。

 

 どこに落ちるか分からなかったから不安だったけどあのときは重力に身を委ねるしか無かったのだ。

 

 しかし、その次の瞬間、全身にかなりの衝撃が走った。どこかに高いとこから落ちたみたいに。

 

 そして少し気絶したのだろうか?その後の事は分からないが、俺は自分の寝ているところの手触りを確認した。

 

 これは布団だろうか?ってことは誰かが俺に気がついて助けてくれたのか?そんないいやつも居るもんなんだな。

 

 そして頭に違和感を感じ、俺は頭を触ってみる。

 

 そこには馴れない手触りの物があった。

 

 でも恐らくこの感触は包帯だろう。頭にぐるっと一周、バンダナの用に巻かれている。

 

 そして俺はやっと目を開けて体を起こす。

 

 そして自分の姿を見る。

 

 砂ぼこりを被った制服を着ていた。ここに来たときのまんまの姿だった。

 

 幸い、骨折とかは無く、傷と言えばこの頭位なもんだ。

 

 でもそこまで痛むほどのものじゃないな。

 

 スマホは…やはりと言うかなんと言うか圏外だ。

 

 となるとだ。ここで俺が取れる行動は限られてくるわけだ。

 

 とりあえずここが何かの建物内だと言うことが分かった。

 

 とにかく部屋の雰囲気は和だ。

 

 日本人の血が入ってるからだからだろうか?

 

 妙にこの空間は落ち着く。でもまあとにかく外に出てみるか…丁度障子があってその向こうに縁側があってそこから中庭に行けるみたいだ。

 

 さすが俺の状況分析力。ん?どうしてそこまで事細かに分かるんだって?それは光の差し具合だ。障子だとするとこれは外に繋がってる並の光の差し方だ。

 

 さぁて、行動開始しますかね。まずはここがどのような場所なのか把握をしなくては

 

 そして俺は立ち上がって障子に手を掛けようとしたとき

 

 ふよふよとした丸くて白いなにかが障子をすり抜けていった。

 

 俺は少し非、現実的な事がこの数時間に起きすぎて軽いパニック状態だが、すぐにここでは当たり前、と自分に言い聞かせて平静を保っている。

 

 そして今度こそ障子を開けて外に出る。

 

 そこには一面の大きな庭が広がっていた。

 

 丁寧に整備されている。ここには庭師が居るのかな?相当な丁寧な仕事っぷりだ。

 

 そして何よりも気になるのが庭の中心に位置する大きな木

 

 葉っぱは冬場の木々みたいに枯れている。冬じゃないのにな

 

 しかし、何かその木は人を魅了する力があるようだ。

 

 俺は引き付けられるように近づいていく。

 

 その時、先程見た白いふよふよが木に吸収されるのを見て我に帰る。

 

 俺の状況分析力があの木に寄ってはいけない、危険だと言う事を告げる。恐らく俺の人生の経験から言うにこの危険レベルは5だろうちなみに3段階中ね。越えてるじゃねーか!

 

 そしてすぐさま俺は後ずさる。

 

 すると妙な魅了されていた気分は消え、思考も正常に戻る。

 

 なんだったんだ?あの木

 

 そして俺は回れ右をして先程居た建物を遠巻きに全体を見る。

 

 するととんでもなく大きい建物だと言うことが分かった。外装は和を基調に作られており、和のお屋敷って感じだ。

 

 するとあることに気が付いた。

 

 それはあらゆる所に先程の白い何かがふよふよしている。

 

 とりあえず俺は気にしないことにし、自分が元居た部屋に戻ろうと障子に手をかけようとする。

 

 すると、手をかける前に障子が開いた。

 

 俺は一瞬驚いたが、すぐに俺より先に反対側から誰かが開けたのだと把握した。

 

 そして俺はその人物を見る。

 

 女の子だ。白髪に緑色の服、顔つきはとても整っていて可愛い。だが、一つ気になることが…

 

「何で刀が?」

 

 そう、腰に二本の長さの違う刀をつけていたのだ。

 

 いや、さすがに俺でも意味わからん。

 

「その刀、どうしてつけているの?」

 

 と、俺は情報が欲しかったため質問をしてみた。

 

「あなたを斬るためって言ったら?」

 

 うん。ヤバイ!危機感知センサーが反応している。

 

 この人あれだ。平気で人を斬るタイプの人だ。これが冗談だったのなら大した演技力だと誉めてやる所だ。でもあれだ。辻斬りとかやりかねない雰囲気の言葉だ。

 

 俺は思わず後ずさる。

 

「あ、大丈夫ですよ。怪我人を斬る趣味は無いので。と言うかそもそもそんななりふり構わず斬るような事はしませんよ!」

 

 その言葉を聞いて安心した…

 

 本当に斬られることを覚悟しちまったよ…この人の前では下手なことはしない方が良いな。

 

 そう心に決めた俺であった。

 

「所でなぜこんなところで怪我をして倒れてたんですか?」

 

 そうだ!あんの上半身女めっ!

 

 俺をこんな場所に放り出しやがって!

 

「上半身女?ああ、紫さんですか?」

 

 どうやら心の声が漏れていたらしく白髪少女はそう言った。

 

 紫と言うのは恐らくさっきの上半身女の事だろう。

 

 そして俺はこれまでの事を出きるだけ細かく説明した。

 

「なるほど…幻想入りをさせられたと…じゃああなたが…」

 

 と、白髪少女はぶつぶつと一人で呟いている。

 

「あ、すみません。自己紹介まだでしたよね。私は魂魄(こんぱく) 妖夢(ようむ)です」

 

「あ、俺は空頼 裕太だ」

 

 と、突然自己紹介を申し出てきた妖夢に答えるように自己紹介をする。

 

 今の流れでする意味はあったのだろうか?

 

「では、裕太さん。一つ言いたいことがあります」

 

「はい?」

 

 と、俺は急に妖夢が低いトーンでそう言ったことに驚き思わず身を引いてしまった。

 

「怪我人はおとなしくしててください。ビックリしたんですから」

 

 と、俺は何を言われるのだろうと思ったら他人を思った説教だった。

 

 あれ?この子、最初は怖い印象を持ったけど、以外と話してみるといい子じゃね?

 

 俺はそう思った。




 はい!第4話終了

 今回はどうでしたか?

 やっとヒロインの登場…

 それでは!

 さようなら
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