それでは前回のあらすじ
ついに始まった戦い。
ゴン兄弟や京哉の失態などのピンチに見回れる裕太。
遂にダメかと思われたその時
「その理華って子じゃなくて悪かったね」
狂が裕太の前に姿を現す。
それではどうぞ!
side裕太
「狂、どうしてここに」
そう聞くと
「だーかーらー。君が私以外に殺されるのも癪だから助けに来たんだよ」
と頬をつついてくる狂。
偶に何がしたいのかが分からない。
敵なのだから俺がやられたら狂にとってもラッキーな筈なのに
「何が目的だ」
「だーかーらー。何度も同じ説明をさせないでねー。それともここで殺して欲しい?ふふふ、あはは」
確かにここで争うのは得策とは言えないな…
ここは大人しく協力した方が良いかもしれない。
「分かったよ狂。一時休戦だな」
「そうね」
そして今日は戦闘態勢に入った。相変わらず武器も持ってない。
「戦符《刀化》」
そして腕を真っ直ぐ下に下ろす狂。
「さぁ、あなた達はどこまで耐えられるかな?」
そして×のように腕をクロスさせた。
そして俺は俺で刀を構える。
「《マイスペース》」
これで俺も準備が整った。
すると様々な武器を持った吸血鬼ハンター等が走ってきた。
「んー。お!」
と何かを思いついたのか手をぽんっと叩く狂。
「演舞《狂いし夜の舞踏会》」
狂はスペルを使うとまるで踊っているかのような動きをしながら手刀によってどんどん倒していく。
俺は必要ないんじゃないかと思えてしまう。
その時
「くっ!」
狂が気がついた時にはもう既に背後を取られていた。
狂ではあの敵は倒せない。
でもそれで良いんじゃないか?俺にとっては倒さなければならない相手。
狂とは違ってあいつを倒すことに執着している訳でもない。
このまま何もしなければ狂は倒される。
なのに…だってのに…
「なんで俺は走ってんだよ!」
ドガッと蹴りを入れて横に吹っ飛ばす。
「ん?ありが」
「礼は要らない。さっきの借りもこれでチャラ。それで良いな?」
何やってるんだろう。俺は
「分かったよ。じゃあ、礼の代わりに全力で協力してあげる」
そう言った瞬間腕を前方に構え始めた。
「MAXモード」
そう呟いた瞬間、どこからともなく大剣が飛んできた。
そして狂の目の前に突き刺さった。
「久しぶりにこの大剣を使うからね。血に飢えてるよ」
と唇を舐める狂。
「本気で殺るって言ったもんね。じゃあ本気で行くよ」
すると自分の親指を少し加えた。
すると犬歯で少し親指の平を噛んで血が出てくる。
「さぁ、覚醒の時来たれり。悪魔の大剣。デーモンソード」
そう言って血の出てる親指を剣に押し付けた。
そして指を話すとその部分が真っ赤な血液によって赤く染められていた。
その次の瞬間、血が剣に吸収されてしまった。
そして剣は一瞬赤く光ったと思ったら形が変わって鎌になった。
命を刈り取るような形をしている。
「これが私の本気」
そして持ち手を下にして地面に杖のようにつく。
ギラギラと輝いていて、刃が紫色。そして持ち手の下部には
あれが狂の武器。
「行くよ。勇者さん」
そう言って走っていった狂。
そして大勢の敵を前に鎌で薙ぎ払う。
すると当然凪払われた者達からは血が大量に出る。
「死神の剣《ブラッドバキューム》」
するとなんと、鎌がそこら辺の血を吸収し始めた。
そしたらみるみるうちに持ち手の下部にしか無かった茨の模様が成長していって伸びている。
「もっと…もっと血をよこせ」
あー。ギラギラと輝いてますな。一人で暴れて俺の存在意義は?
まぁ良い。俺は俺で残党処理でもするか。
「あ、あぁ…助けてくれ~」
と
「ひいぃッ」
「なるべくなら戦意喪失したやつとは戦いたくないんだがな…」
そしてしゃがんで顎を持ち上げる。
「でもまぁ…仕方が無いよな…だって…」
その時、俺の右目が金色に光る。
「そっちから仕掛けてきたんだもんな~。ふふふ。ハハハ」
そう言うとバタンと気絶した。
なんだよ。面白くねーな。
「ん?今のは」
狂がこっちを見た時には既に元の目へと戻っていた。
(気の所為?でも今の力は)
「まぁとりあえず動けないやつをいたぶるのは俺の趣味じゃねーんだわ。こいつどうする?」
「適当に捨てといてっと。後で私がっしょ。始末しておくから」
この人喋りながら30人位なぎ倒したぞ。
「へいへい」
さてと…俺もやりますかね。
そして俺は瞬間移動を使って別の所から入ってきたやつを扉の前で待ち伏せた。
「どこへ行くんだ?」
「く、見つかった!こうなったら作戦Bだ」
そう言って煙幕を放つ奴ら
そして煙幕が晴れるとそこにはポーズをキメた奴らがいた。
何やってんだ?
「きまったな」
「いや、決まったも何もリーダー。今の時間で普通に入っていけたと思うんですが」
俺もそう思うぞ。
「……しまったぁっ!ポーズをキメるのに気を取られてたっ!」
バカだ。今はっきりしたよ。こいつバカだよ。
それにしてもなんで俺の所には普通の敵が居ないんだ?
「しかしりーどぅぁらぁー。相手は一人ですぜみんなで襲いかかれば」
下手くそな巻舌だなぁ…しかし俺を甘く見るなよ。
「そうだ!かかれ!」
数分後
「り、リーダー」
「く、恐るべし吸血鬼」
いや俺吸血鬼じゃないんだけど?
俺はこいつらをボコボコにしたあとロープで縛り上げた。
「後でお前らもあそこで鎌持って暴れてる彼女にプレゼントしてあげるから」
「ひいぃッ!」
お前も充分怖いって?狂ってるって?まっさかー♪この俺のどこが狂ってると言うんだね?ね?
俺達の防衛録はまだ始まったばかりだ。
はい!第40話終了
次回の東方魂愛想は?
「もっと…もっと血が欲しい…頂戴。もっと…もっと…あは、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
「君たち…ダメじゃぁ無いか。ちゃんとさ、こんな風に頭を使って動けないようにしなくちゃね?」
「邪魔しないで貰えるかな?僕は忙しいんだ」
新キャラ!?
果たして裕太と狂の運命は!?
次回、第41話『仲間』
それでは!
さようなら