東方魂愛想   作:ミズヤ

5 / 78
 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 今回は妖夢達との会話がメインです。

 これから妖夢と裕太がどうなるのか想像が膨らむ。

 それではどうぞ!


第5話 違和感

side裕太

 

 俺はあのあと、少しの間、妖夢から説教を食らっていた。

 

 その無いようと言うのが、「怪我人はおとなしくしててください!」とか「怪我が悪化したらどうするんですか!?」とかなのだ。初対面の俺に妙に優しいため余計な先入観を持ってしまう。

 

 でもさ、良いよね。心配してくれる女の子が居ると。俺もそんな子が欲しいよ。

 

「そう言えば、裕太さんって外から来たんでしたね?その服装を見たことが無いので間違いないと思いますが」

 

 と、妖夢の言う白玉楼?ってお屋敷の廊下を歩きながら妖夢は俺にそんな話題をふってきた。

 

 そして俺が頷くと妖夢は「ふむ…」と考える動作をする。ねぇ、妖夢って可愛くね?

 

 と、そうだ!外から来たで思い出したけど、俺じゃなきゃ出来ないことってなんだよ!勇者になれとか言ったわりには雑な扱いを受ける始末。制服もこんな砂ぼこりだらけになって…

 

 俺がそんなことを考えながら歩いていると後ろから突然「あら、妖夢」と言う声が聞こえてきた。

 

 そして妖夢は「幽々子さま!?」と言って振り返った。

 

 俺も妖夢に釣られて振り替えるとそこには扇子を持った綺麗系のお姉さん?が立っていた。桃色の髪で青い着物。

 

 ここで俺は違和感を覚えた。

 

 なんだ?どこで違和感を?

 

「あら妖夢。その人目が覚めたのね」

 

「はい。幽々子。恐らくこの方が例の」

 

 俺の考えなど一切知らない妖夢とお姉さんは話していた。

 

 なぜここで違和感を覚える?

 

 把握…分析…これが俺の得意分野だろう!完全に力の入れどころ間違っているような…

 

 何か…服装?

 

「はい。幽々子さま。この方は裕太さんって言うらしいです」

 

 そして俺は一歩前に出てからお辞儀をしてから自己紹介をする。

 

「俺は今、ご紹介していただきました空頼 裕太と申します」

 

 すると、お姉さんは扇子を口元に当てて「ふふっ」と笑ってから優しく微笑み言った。

 

「もう少し緩い感じで良いわよ。私は西行寺(さいぎょうじ) 幽々子(ゆゆこ)よ。よろしく。裕太」

 

 と優しい口調で言ってきた。

 

 その時、違和感の招待がなんなのかやっと分かった。

 

 それは着物だ。

 

 普通着物は右前で着るが、幽々子は左前なのだ。

 

 通常、左前は死んだ人に着物を着せるときにするものだ。ただ間違えただけなのか?いや、だとしたら妖夢が気がつくよな。なのに妖夢は教えなかった。

 

 そんなことを考えていると先程のふよふよが更に多く集まってきているのに気がついた。

 

「なあ。あの白い丸いのはなんだ?妖夢の隣にも居るし」

 

 と、俺は率直に聞いてみた。

 

「亡霊よ。と言っても妖夢のは亡霊じゃなくて」

 

「半霊です。私は半人半霊ですから」

 

 と、予想外の回答が返ってきた。

 

 さすがにこの答えは予想していなかったため俺は唖然とし、一瞬思考がフリーズした。

 

「ここは冥界よ。亡霊位、居てもおかしくないわ」

 

 その言葉でやっと理解でき、俺の思考のフリーズも解かれた。

 

 そして一つの可能性に思い当たった。

 

 ここは冥界。亡霊が住まう場所?そんでもって、普段死んだ人が着る左前の着方。

 

 恐らくだがこれであっているだろう。

 

「あの…幽々子」

 

 俺がそう話しかけると「なに?」と返ってきた。

 

「幽々子って…亡霊…なのか?」

 

 俺は恐る恐ると言った感じで話しかける。

 

 すると、目を細めて口に扇子を当ててこう返してきた。

 

「どうしてそう思ったの?」

 

 俺自身、色々情報を集めて推理する方だが、今回のはある程度であてずっぽうで行ったから、ほとんど勘としか言えないんだが…

 

 と言うか亡霊を完璧に証明するってどんな証拠だよ。そんなものあったら見てみたいわ。その亡霊を完璧に証明するものを

 

 だからとりあえず「まぁ、色々だ」とだけ言った。

 

 すると、幽々子は「そう」と短く返す。そして幽々子は驚いた表情でこちらによりながら言ってきた。

 

「すごいわね。大正解よ。でもね少しだけ違うわ。亡霊だけど、ここの冥界の管理を閻魔に任されているのよ」

 

 と、俺の言葉を肯定する。

 

 やはり思った通りと言うかこんな奇妙な場所があるくらいなら閻魔も居るんじゃないかと思ったら本当に居るんだな。

 

 と言うことは幽々子は冥界の管理者と言うか訳で、他の亡霊とは少し違うのか

 

「すごい洞察力と分析力ですね!お見事です」

 

 と、妖夢も俺を褒めてくる。

 

 や、やめてくれ~!俺は褒められるのになれてないんだ!

 

 褒めるくらいならいっそのこと罵ってもらった方が落ち着く。いや、別にそう言う趣味があるわけじゃないぞ?俺だって普通に褒めてもらったら嬉しいし。と言うか俺は今、誰に言い訳してんだよ。

 

 だから俺は取り合えず「ありがとう」と言った。

 

 と言うかここって本当に髪色自由なんだな。と再認識する。

 

 魔理沙はかなりの奇抜な方だったけど、妖夢は白髪。幽々子はピンクと個性豊かだ。完全に外の世界だと浮くな。

 

「幽々子さま。そろそろあの話を」

 

 と、妖夢は幽々子に急かす。そんなに大切な話でもあるのだろうか?

 

 紫の言ってた勇者に関係あるかもしれない。

 

「そうね」

 

 と、幽々子は一拍おく。

 

 そして

 

「妖夢?お腹空いたからご飯のあとにしない?」

 

 このとき、この場にいたすべての人間、亡霊がズコーと転けたと言う。




 はい!第5話終了

 次回は恐らく裕太が幻想入りさせられた秘密が分かると思います。

 それでは!

 さようなら
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。