東方魂愛想   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 遂に今日、この小説の一周年です!ぱちぱち!

 何するかと言うと今日、この小説を2話投稿します!

 今年からなので去年までは無かったですね。

 午前と午後で同じ時間に投稿します。



 それでは前回のあらすじ

 忍冬と共に帰る裕太。

 その途中でもう一段階潜在能力があることを知る。

 そして忍冬の飯が美味すぎる件について



 それではどうぞ!


第52話 思い出の刀

side裕太

 

 ん?朝か……

 

 瞼を通して感じる光によって目が覚める。

 

 目が覚めるとやはり忍冬の家なんだなぁと感じた。

 

 足を見てみると完全に石化は解けており、指先まで自在に動かせるようになっていた。

 

 そして靴も脱げるようになっていた。

 

 ちなみに土足厳禁だから上がる時は靴に新聞紙をぐるぐるに巻いて上がったからそこは安心していい。

 

『おはよう。裕太君』

 俺の朝一の挨拶は毎回こいつに奪われる運命にあるのか。

 そう思いながら俺は「おはよう」と言った。挨拶を返さないのは人としてどうかと思うからな。

 

『石化。治ったみたいだね』

 どうやって俺の姿を把握してんだよ。誰も口に出して言ってないだろ。

 

『潜在能力……要る?』

 それはまぁ、要るって言ったから貰っとくが……

 

「ああ、頼む」

 そう言った瞬間、いつぞやの様に体が熱くなってきた。

 

 潜在能力を解放する時、多少なりとも体に負荷がかかるらしい。

 その負荷が熱として現れているんだ。

 

「今回の能力ってなんだ?」

 

『今言ってもいいけど、それじゃつまらないからね。ヒントを上げよう!』

 ヒントか……クイズは苦手だからな……。まぁ、良いや。ドンと来い!

 

『ヒント!結構戦闘に使えるんじゃないかな?』

 戦闘か……。

 

 現在の俺は力になる系の能力が2つ、万能のが1つで火力が足りなかったから攻撃系の能力なら有難い。

 まぁ、回復系でも有難いけどな。

 

「そうか……」

 しかし一気に二個解放した時の熱さが熱すぎてこれはあまり熱くなく感じる。

 

『ねぇ、君は刀の事。どう思う?』

 

「通過地点だ」

 俺は熱から解放されたあとの脱力感に浸りソファに身を委ねていた。

 

 そして刀を見る。

 

「幽斬剣だ。こっちに来て奴らに対抗するために貰った刀だ。この刀には色々と思い出があるんだよな」

 と手に取って刀を鞘から抜いて見る。

 

 そして若干刃こぼれしてきているのを感じたから刀を研ぐ。

 

「妖夢と手合わせをしたり、敵と戦ったり。忍冬と戦ったりしたこともあったな。まだ狂として接してた頃が懐かしいような気がする。まだ一日しか経ってないけどな」

 そして持ち手の部分を撫でる。

 

「こっちに来てからの全てが俺の大切な思い出であり宝物なんだ。フランの事をレミリアに頼まれた時は無理げーだとか思ったこともあったさ。でも今となってはいい思い出だ」

 全てこの刀が持ってきてくれた物だと言っても過言ではない。

 そう思うくらいこの刀には感謝している。

 

 だから恐らく俺がその刀を使うことになろうともこの刀を捨てることは絶対にないだろう。

 

 確かに京哉の事は残念だけど妖夢が言うように俺を必要としてくれてる人がいる可能性があるから俺は白玉楼にさよならを言わないで来た。

 

 やっぱりこう思うって事は未練タラタラなんだろうな。妖夢にああ言ったこと。

 

「空頼君。結構根は良い人なんだね。知ってたけど」

 そう言って忍冬が寝室から出てきた。

 

 え。今の会話、もしかして聞かれてた?

 

「私との事も思い出にしてくれてたとは嬉しいな」

「うわぁぁぁっ!」

 恥ずかしすぎる。何これ。新手の拷問?

 

「まぁ良いや。取りあえず朝ごはんを食べた後、出発するよ。腹が減っては戦ができぬって言うくらいだしね」

 そう言って忍冬は朝飯を作りに行った。

 

 さて、死のうか。恥ずかしすぎるから。

 

『やめて。妖夢ちゃんが悲しむからだから首に突き付けた刀をそっとテーブルの上に置いて!?』

 妖夢が悲しむって言う言葉に負け、俺は素直に刀を手放した。

 

 さぁ、食べ終わったら戦闘開始だな。

 


 

side無し

 

 とある場所。その中に二人の男が居た。

 

「路異怒の実力は想像以上だな」

 

「僕の考えは当たっていたようだ。あの少年はまるで相手にならない。狂の奴も攻撃を与えれれば勝てそうだな」

 ニヤリと笑う男。それに釣られてもう一人の男もニヤリと笑う。

 

「タダイマ、モドリマシタ」

 そんな時、路異怒がやってきた。

 

「路異怒。お疲れ。データは取れたか?」

 男がそう聞くと路異怒は一枚の紙に掌を翳すと急に紙に色々と浮かび上がってきた。

 

 グラフや文章がぎっしりと詰まっていた。

 

「これがあの男のデータ。やはり相手にはならんな。あの時の感じはやっぱり気の所為だったのか?」

 そして男は紙を見て考える素振りをする。

 

「まぁ、どちらでもいい。路異怒にはどうせ勝てないからな」

 

「そう言えば漠様。奴ら、例の刀を手に入れるためにあの洞窟行くみたいですよ」

 と眼鏡をキラリと光らせながら言った。

 

「そうか。なら路異怒。お前がアイツらに地獄を与えてこい」

 そう言うと路異怒は

「リョウカイシマシタ」

 そう言ってテレポートする路異怒。

 

「お前らは妖怪に食われて死なないから安心しろ。何故なら、食われる頃には……死んでいるからな……くく。はーっはっはっはっ!」

 


 

side裕太

 

 はいどうも裕太です。恐らく主人公から一番程遠いいと思われる人物、空頼 裕太さんですよー。

 

 今現在、人生最大の恐怖を味わっております。

 

 今は忍冬に連れられて洞窟の入口にいるんだけど、なんかうめき声みたいなのが聞こえてきてんだよね。

 

 あーもう嫌だ。入りたくない。

 

『ここで頑張れば妖夢ちゃんを助けられるかもしれないから頑張ろう!』

 

「よーし!空頼さん。ちょっと頑張っちゃおうかな!」

 

「君って……ちょろいよね」

 

「放っとけ」




 はい!第52話終了



 次回の東方魂愛想は?

 洞窟に潜入。

 そこで最強レベルの妖怪らと戦うことになる。

 果たして裕太は無事、刀を手に入れられるのか?

 次回、第53話『最強レベルの妖怪』



 それでは!

 さようなら
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