東方魂愛想   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです

 一周年記念の2本目です!

 それでは行きます!



 それでは前回のあらすじ

 刀を見て思い出を語る裕太。

 そして幽斬剣はどんな事があっても捨てないと誓う。

 そして一方、路異怒等も動き出した。

 果たして裕太は無事、刀を手にいられるのか?



 それではどうぞ!


第53話 最強レベルの妖怪

side裕太

 

 どうも裕太です。俺は今現在恐怖で怯えています。

 

「奥に行く程、うめき声みたいなのが大きくなってってんだよな……」

 

 俺は刀を杖替わりにして前に進む。

「あれれー?怖いの?」

 

「こここ、怖かないわ!」

 声が震えているので自分でも説得力ないと思う。

 

「それよりさっきから気になってたんだけど、どうして上を歩いているんだ?」

 実は忍冬は暇だからといって天井を歩いているのだ。

 

 しかもスカートなのに何故かめくれないという不思議な状況だ。

 

 あれ、どうなってんだ?

「楽しいよ?」

「遠慮しておく」

 取りあえず即答しておく。

 

 あれは霊力で天井にくっついているらしい。

 ずっとやってると残量が大変なことになりそう。

 

 その時

「何かがすごいスピードで走ってきてるぞ」

 そういった次の瞬間、忍冬に何かが飛びかかった。

 

「ぐっ!この!」

 あれは犬っぽいような……でも頭が二又になってる。

 

 まさかあれは

「ケルベロス!」

 みんなご存知、有名なケルベロスさんですね。

 

 そのケルベロスはヨダレを垂らしていかにも俺らを食う気満々だ。

 

「このクソ犬!」

 忍冬はケルベロスの下敷きになって動けない。

 

 あれじゃ食われちまう!そう思って俺は刀を抜いてケルベロスに切りかかる。

 

 そして思いっきり刀を振り下ろすと鋼鉄のものを思いっきり叩いたかのような衝撃が走った。

「かった!皮膚硬すぎるだろ!」

 そして見てみるとケルベロスは無傷だった。

 

 何これ。なんのドッキリですかね?生物が超合金並の硬さとか言わないですよね?

 あ、妖怪だったわ。あはは。

 

 霊とか妖怪に対して相性のいい刀なんじゃなかったのかよ!

「ぐぉぉっ!」

 そして俺を引っ掻こうとしてくる。

 

 それを刀で受け止める。

 

 重い。重すぎる。取りあえずアフリカゾウに全力で踏まれたくらいって言った方がわかりやすいだろうか?踏まれたことないけど……

 

「くっ!」

 やっぱり無理があったんじゃないのか?刀を手に入れるなんて……

 

「このやろー!」

 俺がそう叫んだ瞬間、俺を踏みつけた足から順に凍り始めた。

 

 そして完全にケルベロスは氷の塊と化した。

 

「これは!」

 急に凍りついた。

 

 まさかこれが理華の言っていた能力。

 

 確かにこれならいける!

 

「おー。凄い」

 とケルベロスの下から出てくる忍冬。

 

「空頼君が居なかったら死んでたよ」

 そしてハグしてこようとするがそれを俺は華麗に回避した。

 

「先行くぞ」

 

「はぁい」

 俺が面倒くさそうに言うと忍冬は後ろから着いてきた。

 


 

「さっきからあちらこちらからでかい妖力を感じるんだよな……。所々に吸血鬼であるレミリアやフランと同等かそれ以上の奴もいる」

 俺は敵感知をしながら慎重に進んでいく。

 

 反対に、俺の隣にいるやつはやる気あんのか?

 

 俺の隣をおにぎり食いながら歩いているやつの神経がしれねぇ。よくこんな状況で飯が食えるな。

 

 そう考えているとおにぎりを食べ終わり、次はパンを取り出した。

 

 さっきから気になってたけどそのカバンの中には大量の食い物が入ってるんじゃないだろうな?

 

 そして一瞬前方を見る。

 

 もう一回忍冬を見ると牛丼を食っていた。

 

 なんだ……牛丼か……。そう思って前を見るも直ぐに忍冬の方を見て目を見開く。

 そう。The・二度見である。

 

「何食ってんだ」

 

「お腹すいたから」

 よくこんな状況で腹減ったとか言えるよな?俺は強い妖怪を感知してずっと気が張ってるのに。

 こいつが暇で居られるのは俺が妖怪の居ないルートを模索して進んでいるからだということを忘れんなよ。

 マイスペースもかなり疲れるんだからな。

 

「お前ってよくそんな入るよな。その体型で」

 

「すぐお腹すいちゃうんだよね」

 

「お腹空くって……朝もご飯5杯、味噌汁8杯食べておかずも俺の三倍位の量を平らげてきたじゃねぇか」

 この1日2日でわかったこと。忍冬の胃袋もブラックホール。

 

「それはそれ。これはこれ」

 

 どう違うのかは分からないが、もう考えても仕方が無いので裕太は考えるのをやめた。

 

「ちっ。どのルートも妖怪がいやがる」

 しかもどの妖怪も今まで出会った妖怪よりも強い最強レベルの奴らばかりだ。

 

「忍冬。お前はどうする?」

 俺がそう聞くと口の中に含んだ飯を飲み込んで壁をノックし始めた。

 

 すると甲高い音がする場所を見つけた。

 

「ここを掘ろう」

 忍冬がそう言ってきた。

 

 でもここの洞窟は全て鉄で出来てるから

「無理だ。掘れない」

 そう言うと忍冬はバッグからガスバーナーを取り出した。

 いや、だからなんで持ってんだよ。

 

 そして一点をガスバーナーで炙り始めた。

 すると徐々に赤くなる壁。

「これくらいかな?よし、空頼君。さっきの氷のやつやって」

 そう言われたので意味もわからず能力で赤くなった場所を冷やす。

 

 少し試して分かったのだが、俺に(間接的にでも)触れていれば凍らすことが出来る。

 それと俺のマイスペース以内ならどこでも凍らせることが出来るらしい。やっとチートらしくなってきた!

 

 すると壁にヒビが入った。

 その壁を思いっきり忍冬が蹴ると壁は木っ端微塵になった。

 

 そして奥を見てみると広い空間になっていた。

 

「あれじゃない?」

 見ると台座に刀が刺さっていた。

 

「カッコイイ」

 そう言って忍冬が近づくと目の前に液体が飛んできた。

 

 そして飛んできた方を見るとそこには蜘蛛が居た。

 

「久しぶりの肉」

 そう言って蜘蛛は唇を舐めた。

 

「あ、あれは」

 忍冬も怯えているようだ。

 

 そりゃそうだ。こんだけの妖力。怯えない方が無理がある。

 

 とてつもない威圧感だ。

 

「人間。私の食料となりなさい!」

 

 忍冬は絶句し、言葉をやっとの思いで吐き出す。

「あれは!女郎蜘蛛だ!」

 

「キシャー!」




 はい!第53話終了



 次回の東方魂愛想は?

 遂に女郎蜘蛛との戦い。

 果たして裕太と彩は女郎蜘蛛に勝てるのか?

 自分よりも強い相手なら策略で戦え!

 そして
(これはあの時の!?)

「じいちゃん、ばあちゃん。まだ俺はそっちには行くわけにはいかない!」

 裕太対女郎蜘蛛。果たして勝つのはどっちか?

「ありがとうな。幽斬剣」

 次回、第54話『守りたい』



 それでは!

 さようなら
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