それでは前回のあらすじ
ついに勝敗が決した。
裕太は偶然を力に変えて賭に勝利。
そして京哉は運を味方に加えて賭に勝利。
そしてついにチームトワイライトのリーダー『漠』が動き出す。
それではどうぞ!
side裕太
目を覚ますとそこは昨日、俺が寝た自室であった。
まさか寝込みを襲われるとは思わなかった。
そして体を起こして部屋を見渡すと障子の奥からオレンジ色の光がさして居る。
夕方まで俺は戦っていたのか
そしてあと少しで負けるところだったところを考えると恐怖が体を支配した。
そして部屋から出るとめちゃくちゃ静かだった。
まるで誰もいないかのように……。
そして茶の間に行くと幽々子が居た。
「幽々子。みんなは?」
「裕太。目を覚ましたのね」
俺が話しかけると幽々子が振り返りながらそう言った。
そこで幽々子から全てこれまでの事を全て教えて貰った。
俺が寝込みを襲われて、それを助けるために忍冬や妖夢、歩美間でも本体を叩きに言ったって。
「でもその様子なら心配要らなかったようね」
「当たり前だぜ。勇者として呼ばれたこの空頼 裕太。そう簡単にくたばるわけが無いんだぜ!」
と手をグッドの形にして言う。
すると直ぐにガラガラと言う玄関が開く音がした。
「ただいま戻りました〜」
という忍冬の声が聞こえたことから帰ってきたのが分かった……のだが問題なのは忍冬の声しか聞こえないってことだ。
俺は心配で直ぐに駆け寄っていく。
「ん?空頼君。はぁ……良かった……」
俺の姿を見て忍冬も安心したようだ。
忍冬は横に妖夢と歩美。更には京哉間でも担いでいた。
「京哉の石化が治ってる!」
そして京哉と歩美を手伝って担ぐ。
「良かった……」
「時雨は空頼君の為に命を賭けて賭と戦ったんだよ」
ってことは俺を襲ってきたのは賭か……。
今回、力になれなかったのが悔しい。ましてやみんなを心配させて敵の罠に
歩美も担がれていることから戦ってくれたんだろうか?
「ありがとなみんな」
「それにしても空頼君は夢の中の賭に勝ったんでしょ?」
確かにあいつには勝ったな。でもなんでそれを忍冬が知ってるんだろうか?
「夢の中の賭はイカサマの達人。視力が尋常じゃなく良くて普通は勝てないんだよ」
やっぱりあいつ、イカサマをしていたのか……。
しかし、あのザラザラを見る目ってどんなだよ。
「でも全員無事で本当に良かった」
俺は安堵して脱力して京哉を落としそうになる。
え?わざとじゃないよ〜。たまたま歩美じゃなくて京哉を落としそうになっただけで
「君もお疲れ様」
その言葉を聞いたあと俺はやっぱり労われるのに慣れてなくて照れてしまい、その場で回れ右して寝室に向かった。
それぞれの寝室に二人を置いてきた俺は居間で忍冬と向き合って話していた。
「あとはリーダーの漠だけだな」
「そうだね。リーダーの漠は本当に強いよ」
確かに。
俺は一度奴と戦ったがまるで勝てる相手じゃなかった。
忍冬と協力してやっと奴に血を吐かせることが出来たくらいだ。
だが、あの頃とは実力が違う。
トワイライトのメンバーを誰も倒せなかったあの時とはもう違うのだ。
女郎蜘蛛を倒し、薬を凍らせた。
そして新たに二人の敵も撃破に成功し、絶好調だ。
「それじゃまず、奴の技を教えるよ」
そしてどこから取り出したのかノートを手に取ってスラスラと何かを描き始めた。
「まず彼の十八番として砂になるってのがあるよ。砂になったらもう無敵。奴に攻撃を与える手段は無い」
つまりその力を使わせた時点で俺達の負けって事か……。
「で、奴を倒すにあたってもっと人員が欲しいんだけど……宛ってあるかな?」
人員か……。まぁ、今白玉楼に居る人だけで6人は居るんだが……ダメか。
それじゃ俺が頼みやすい奴らは
「紅魔館の連中や霊夢や魔理沙なんかはどうだ?」
「博麗と霧雨か……。私が居るのに協力してくれるかな」
確かに俺らは昔敵だったからそれは有り得るな。
何とか説得できないものか……。
「今私は君に『一生を賭けて守り抜く。だからずっとそばに居てくれ』って言われてこっちに着いてるけど」
「そんな事1度も言ったことありません。捏造しないでください」
なんでお前にそんなプロポーズみたいな事を言わなきゃいけないんだ。
説得か……そう言えばあの賽銭箱空だったな。
「よし忍冬。金って持ってるか?」
俺は単刀直入に聞いた。
「持ってるけど」
ならよし。多分俺のもあるし足りると思うけど……。
そして俺は立ち上がって空斬剣を手に取る。
「早速勧誘に行くぞ」
そう言って歩き出すと忍冬は頭にハテナを浮かべなが着いてきた。
「どこに行くの?」
「あそこだ」
忍冬の問いに答えて指を指す。
その場所とは
「んじゃこの中に……まぁ一銭銅貨で良いか」
一銭銅貨一枚で日本円で100円である。
すると赤い巫女服を着た博麗 霊夢が飛び出してきた。
「お金のおとよー!」
そして賽銭箱から俺がさっき投げ入れた一銭銅貨を取り出して大事そうに抱く。
「霊夢」
俺がそう言うとやっと俺たちに気がついたようだ。
「それやるから俺達と共に戦ってくれ」
そう言うと霊夢は俺と忍冬を交互に見る。
「あー!あんたは紫が見せてきた写真に乗ってた狂!」
すると直ぐに距離を取って臨戦態勢に入る霊夢。
「あんたも早く逃げなさい」
「ねぇ空頼君。なんか上手くいく気がしない」
やっぱり霊夢も相当な堅物だったか……だが、問題ない。
「もう一銭銅貨追加だ」
そう言って投げ入れると非常に表情を歪ませた。
「でも……でも……」
「大丈夫だ。俺がいる限りもうこいつに無関係の奴は殺させない」
「でも……本当に大丈夫なの?」
これだけはハッキリと自信を持って言える。
「こいつは約束を破るようなやつじゃない。俺が保証する」
「おー。空頼君、そんなに信用してくれてたの?」
と頬をつついてからかってくる忍冬。
「と言うかあんたらなんか仲良さげじゃない?」
『昔より友情が深くなったもんねあの洞窟の一件で』
そうだな。あれのお陰で今の俺達が居ると言っても過言ではない。
「まぁパートナーだからな」
俺がそう言うと霊夢は驚いて
「え?人生の?」
と言った。
すると「「それは無い」」と珍しく声が揃った。
「まぁ霊夢。そんな訳で今回の主犯を倒すのを協力して欲しい」
「あ、そうだったんだ」
そう言うとお祓い棒をどこからともなく取り出してきた。
「オーケーよ」
よし、あとは……んじゃこうしよう。
「霊夢。他にも人が欲しいから魔理沙の説得頼んだわ」
そう言うと「めんどくさい」と霊夢は言いながらも魔法の森に飛んで行った。
多分あっちに魔理沙の家があるんだろう。
「じゃあ俺達は紅魔館に行こう」
あー。何も言わずに行っちゃったから怒ってるかもしれないな。
まぁ怒ってたらまた血を吸わせてあげよう。
はい!第67話終了
次回の東方魂愛想は?
「そのパーカー、ボロボロだけど良いの?」
「ああ、これは大切な服だからな」
そして紅魔館へ
「咲夜〜。俺達は侵入者じゃないぞ〜」
「門の上から入ってきた人は侵入者です」
仰る通りで。
そして新たに二人の仲間が!?その二人とは一体
次回、第68話『人員確保 その2』
それでは!
さようなら