東方魂愛想   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

「私はこれが終わったら死のうと思ってる。それが私の罪滅ぼしだから」

「この世界には法がないから誰も裁くものが居ない。だから勇者であるお前があいつを助けるも助けないもお前の自由だ」

「俺は……」

 そしてついに始まる爆との戦い。

 さあ!最終決戦だ!



 それではどうぞ!


第71話 ミスとミス

side裕太

 

「さぁて。君達の力がどれだけ通用するか……試させてもらう」

 そう言うと漠の左右に砂で出来た手が出現した。

 

 完全にゼ○ダのマス○○○ンドである。

 

「砂の塊で私の攻撃を止められると思うなよ」

 と言って魔理沙はミニ八卦炉を構えた。

 

 そう言えばなんだかんだこいつらの技は見たこと無かったな。

 そう思いながら二人の戦いを観察することにした。

「食らえ!私の最大火力!恋符《マスタースパーク》」

 

 するとミニ八卦炉から極太レーザーが飛び出した。

 

 それを砂の手が動き出して止める。

 とても威力が高そうなレーザーなのに軽々と止める。

「わ、私の最大火力がまるで聞いていない」

 一番自信のある技なだけにショックを受ける魔理沙。

 

「なら、霊符《夢想封印》」

 魔理沙のマスタースパークに上乗せして霊夢が夢想封印を放つ。

 しかし一切ビクリともしない砂の壁。

 

 幻想郷最強格の二人のスペルが全く効かないのか……。

 

「なら」「私達の」「技を受けて見なさい!」

 声を揃えて言ったスカーレット姉妹はそれぞれスピア・ザ・グングニルとスターボウブレイクを発動させて奴の砂の手に放つも呆気なく敗れてしまう。

 

「「わ、私達の技が!?」」

 あの二人の技ですら聞かないのか。

 

「そのスペルは砂符《デザートハンド》だね」

 そしてゆっくりと歩いて砂の手に近づいていく。

「あんたのスペルの弱点はある程度把握してる」

 そう言ってハンドの目の前で止まる。

 

「MAXモード」

 そう言うと例の如く大剣が飛んできた。

 

 そして忍冬は大剣を持って飛び上がって手に斬り掛かる。

 さっきの様に止められて終わるかと思いきや、すんなりと斬れて脆い砂山みたいに崩れた。

「さすがだね元狂なだけある。だけどね」

 そしてそのままの勢いで漠に斬りかかると漠は真っ二つに斬れてしまった。

 

 しかしその間も直ぐに砂が埋めてしまった。

 こいつ不死身かよ。

「やっぱり強い……」

 

「そりゃ、リーダーは強くないとね」

 そして忍冬に手を翳すと砂のレーザーが飛び出して忍冬が巻き込まれ吹っ飛ばされた。

「圧倒的な力……か……」

 そう言って京哉がナイフを持てるだけ取り出した。

 

「ナイフ投げ。そんなものは通用しない」

 漠はそう言うが京哉のはそんな次元の技じゃない。

「引寄《フックショット》」

 そう言って四方八方の壁にナイフを投げつける。

 

 これで完成だ。

「なぜ当てようとしてこない」

 すると京哉の手から霊力の糸が伸びて漠の後方のナイフまで伸びて行った。

「ラリアット!」

 その瞬間、漠を巻き込んでそのナイフまで飛んで行った。

 そう。速すぎて漠も反応しきれなかったのだ。

 

 これが京哉の引寄《フックショット》。

 京哉のバトルフィールドだ。

 威力はかなりの物だ。何度も食らえば一溜りもないだろう。

 そしてナイフの突き刺さった壁を破壊しながら飛んでいく。

「この小僧!」

 そして京哉を殴り飛ばして空中で体制を立て直して地面に足をつけて踏ん張って止まる。

 

「ちっ」

 まずいな。京哉はあのスピードで飛んでる状態で反対方向に力を加えられたから骨は粉々だろう。

 京哉は動ける状態じゃない。

 

 どんな技にも弱点はあるものさ。

 例えば俺のマイスペース。

 かなり広いけどその範囲外から攻撃出来るような技を持っている奴には勝てない。

 

 でも……。それでも一撃を与えた京哉の後に続いてみせる!

「《マイスペース》」

 そうして人里全体を囲うように発動する。

 

「次はお前か。勇者」

 そして俺は空斬剣を抜く。

 

 初めてにしてラスボス戦だぜ。

「漠。てめぇを必ず倒してこの幻想郷を救う」

 そう言って走る。

 

 しかし目の前に来たところで漠は砂となって消えてしまった。

 すると次の瞬間、誰かに肩を叩かれた。

 顔は見ていないが分かってしまった。

 そして俺は振り向くと同時に刀を振る。

 

 しかしそれを後ろにいた人物はバックステップで簡単に避けた。

 やはり俺の肩を叩いたやつは漠だったようだ。

「強い。やっぱり誰も勝てないんじゃ」

 

 俺のあの時の力の上がりよう。

 女郎蜘蛛の時のあの力はどうして出てきたんだろう。

 

 怪しいのはやっぱりあの鍵のかかった扉だ。

 何故かあれだけ鍵がかかっている。

「あの時の力があれば勝てるかも……」

 

『あの時の……あぁ〜。何とか出来ないかな〜』

 理華も同じことを思っているようだ。

 

「敵が強すぎる」

 でも……。

「やるしかないんだ!」

 そう言って地面を蹴って漠の方に飛んで行く。

 

「勇気……か……」

 すると刀を飛ばされて頭を掴まれた。

「小僧。勇気と無謀を履き違えちゃダメだ。そして数の暴力をすれば勝てると思ったのかもしれないが弱者いくら集まったところで絶対的強者の前では無意味だ」

 すると急に苦しそうにして俺の手を離す。

 これは?

 

「お兄ちゃんを虐めるな!」

 もしかしてこれは歩美が?

 

 歩美……成長したな。

「い、息が……苦しい……」

 と胸を抑えて蹲る漠。

 

 さすがにこれは漠でもダメだろう。

 呼吸出来ないとどんなやつだったとしても

「ぷ、くくく」

 急に笑いだした漠。

「何がおかしい」

 

「いやー僕が苦しがってると思ってる君らは本当に滑稽でな」

 ってことはまさか

「僕は実はな、丸一日呼吸をしなくても良い体質でな」

 そんな馬鹿げたことを言い放ってきた。

 

「それはありえないわ!地上に生まれた生物であれば酸素は必要不可欠なはずよ」

 霊夢がそう言うと漠は足元の砂をすくい上げた。

 

「僕の体は砂でできている。俺の肺を再生する時にだな。空気を巻き込んで砂で構築されるんだ。つまり、呼吸の自動化だ」

 呼吸の自動化。

「だけど私の能力は辺りの空気を無くすことが出来るんだけど」

 

「僕の体の砂は至る所に酸素が含まれていてね。さすがに物体の中にある空気は無くせないようだね」

 歩美の能力じゃこいつに勝てない。

 

「もういい。もう殺すことにした」

 その瞬間、漠の体が砂となって空気中に舞って砂嵐を起こし始めた。

 

「お前らならちょっとは僕の相手になるかと思ったら……」

 呆れた声で言う。

 

 そしてその砂嵐が鋭く、俺達を斬りつけてくる。

「手が出せまい。この《ザ・サンド》を使ったら無敵最強!」

 

「まずい。"空"気中に散られたらもう……ん?空気中に散る?空気中に……あぁぁぁぁっ!」

 俺はあることを思いつき驚いた。

 なぜならこの技の弱点が分かったからだ。

 

「なんだそのいかにも何かに気がついたような声は」

 声の解説あざっす。

 

「お前はミスを犯した」

 

「なに!?ミス……だと?」

 こいつは気がついていないようだ。

 こいつも知っているはずだろう。俺の能力を……【空間を把握し、空間を操る程度の能力】を……。

 

 ここからは俺の能力の真価を見せてやる!

「見せてやるよ!俺の力をよ!凍符《ダイヤモンドダスト》」

 

「ぐわぁぁぁ!凍る!体が凍ってしまう!」

 この技は空気中の塵や粒子を凍らせる技だ。

 つまり細かい砂も能力の判定に引っかかるんだ。

「お前の敗因は俺を甘く見て俺の能力を計算に入れてなかったことだ」

 そして全ての砂が凍りついたのを確認したあと俺はもう一個スペルを使う。

「空符《アイスブレイカー》」

 すると全ての氷が弾け飛んだ。

 

 勝った。

 

 意外にも最後は呆気なかった。

 

 そう思って歩きだそうとすると

「ぐっ」

 背後から誰かに刺された。

「詰めが甘いな」

 気を失う前に最後に聞いたのはその言葉だった。




 はい!第71話終了



 次回の東方魂愛想は?

 裕太は死んだと思われた。

 しかし、復活する事に成功。

 ただ、様子が変だ。

 なに?誰も信じないだと?

 そんな裕太を見てみんなはどうするのだろうか?

 次回、第72話『怒りと希望』



 それでは!

 さようなら
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