「可愛いは正義」   作:トトリンさん

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明日の俺なんていなかったんだ・・・
という訳で久しぶりです。
未来の俺は頑張ってくれるはずだよ、うん


中将さん、それって劣化版なのでは?

「中将、何で、こんな何もない砂漠に行くのですか?」

 

 

「いやぁ何かね、僕の可愛いセンサーが反応しているんだよねー」

 

 

「また訳のわからないことを・・・」

 

 

「えっ、わからない?説明しようか?」

 

 

「いや、いいです」

 

 

「可愛いセンサー、それは可愛いモノに反応するセンサーのことだよ!」

 

 

「文字通りですね」

 

 

「そうさ、何の捻りもない、悪魔の実なんて関係のない、つまり何故かはわからないけどわかるみたいな勘的なものだよ」

 

 

「それはいわゆる見聞色の覇気なのでは?」

 

 

 

「・・・違うよ、・・・全く」

 

 

 

 

 

急に真顔になりうつむいた中将を見て正義君は何か思い出したくない過去を掘り返してしまったのではないかと申し訳なさそうな顔をした。

まあ、全くの杞憂な訳だが・・・・

 

 

 

 

「正義君、見聞色の覇気は可愛い人以外の声も聞こえちゃうでしょ、僕はね、声を聞くのなら可愛い人だけでいいの!オッサンの声を聞くなんてマジで苦痛だからね!」

 

 

「そうですか・・・・」

 

 

 

正義君は死んだ目をしながら中将にここに来た目的を聞く。

 

 

「はぁ、それで、何故私達は先程死にかけた砂漠へと戻ってきているのでしょうか?何もありませんが?」

 

 

 

「もうすぐだからさ、そんなにウダウダしないでよ」

 

 

アラバスタに行くときにおこなった砂漠での死闘を思い出したのか正義君は苦い顔をしてロッキを見る。

ちゃんと腰に水筒を着けているので今回は暴れないだろう。

しかし、何故だろうか?まだ、それほど進んでいないというのにもう水筒の中身が減っているのだが・・・

一応、ロッキの分の水筒も持ってきてはいるが凄く怖くなった正義君だった。

 

 

 

 

 

 

 

「中将、何やら建物が見えてきました」

 

 

 

可愛いセンサーで可愛いモノを探しに行くときとは逆に今は正義君が先導していた。

ロッキが早くもバテてしまったのだ。もう、正義君が持っていた予備の水筒を飲んでおり、さらに、正義君の水も飲まれていたので正義君は建物が見えたことに思わず安堵する。

建物の近くには大きな給水塔がある。何かの店のようだが、こんな誰もいない場所で経営が成り立つのだろうか?

 

 

「うん?ここに僕の可愛いセンサーが反応しているよ、正義君!」

 

 

「そうですか、なら水もなくなりそうですし飲み物をもらいに行きましょう」

 

CLOSEと書かれている札がドアに掛けられていたが二人とも水分不足でそんなものは目に入っていなかった。

そんなこんなで2人はスパイダーズカフェ(バロック・ワークスの本社)へと入っていく。

 

 

チリンッ、チリンッという音をたてながら店に入った二人を待っていたのはレコードから流れるゆったりとした音楽と珈琲の香りだった。

この店のマスターなのか眼鏡をかけた美女が珈琲を作っている。カウンター席には体が大きくゆーーーーっくりとしゃべる汗かきの男と言葉を極端に略して早口で話すオバサンが話をしていた。

 

 

 

 

「だ~れ~か「やっと来た、早く入りなこのバッ!「き~た~「海軍!? ポーラ、Mr.1は海軍なのかい!?」よ~?」

 

 

早口で話すオバサンことミス・メリークリスマスはスパイダーズカフェの店主ポーラに尋ねる。

 

 

「いえ、どちらも違うわ、あなた達は誰かしら?」

 

 

 

警戒心たっぷりの店主に尋ねられた二人はカラカラになった喉で自己紹介を行い水を貰えないかと答える。

なお、自己紹介の時、正義君の名前を中将が遮るというハプニングが起こったが正義君は慣れているのか、もう、正義君でいいですとこめかみを抑えながら答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ロッキ・正義君「「ロッキ君のミニコーナー!」」

正義君「中将、可愛いセンサーって見聞色の覇気の劣化版ですよね?」

ロッキ「正義君、何を言ってるんだい?ストレスフリーになるんだから劣化版なわけないじゃないか」

正義君「そうですか?」

ロッキ「納得してないみたいだね、ストレスは人を殺すことができるんだよ!」

正義君「そんなばかな」

ロッキ「ワノ国に似た国では1年間で大量に人が死ぬらしいよ!」

正義君「ストレスによってですか?何ですかその修羅の国は・・・」
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