と言うか、元々の『真・恋姫†無双』は持っていますが、新しいPCに移していないので、未プレイです。
なので箸休め的にSAO世界の呂布を書きました。
本名は考えてません!
ちなみにこの世界の三國無双は『真・三國無双XX』というタイトルになっています。
プレイアブル武将は総勢300人。
武器被りは当然、中の人も被りまくって、誰が誰だか分からない事になってます。
転生呂布の現代記(SAO編)
曹操達、連合軍との戦いに負けた俺は何故か現代日本の一般人の元に転生していた。
その世界は歴史の教科書などを読む限り、三國無双の流れを汲んだ世界らしく、後の世に出ていた『三国志演義』には俺の行動がそのまま載っていた。
Pixiv大百科などでは『リアル三國無双』と言われており、腹心の部下である『張遼』『高順』『陳宮』らと共に『生き残っていれば天下を取れたのでは無いか』と言う風に言われていた。
だが、俺達に天下を支える才は無く、せいぜい君主の元で使い潰されるのがオチだろうと、転生してからなおのこと思う。
話は変るが、無双オンラインというゲームを知っているだろうか。
何故かこの世界にもある『無双シリーズ』のオンライン版という扱いのゲームの事だ。
自分は傭兵となり、NPCが君主を務める国を選び所属し、クエストをこなしながら、転化を目指すと言うのが主な内容だ。
なんとこのゲーム、リリースしてから50周年を迎え、この度、ナーヴギア版に移植され、フルダイブ無双になったのだった。
「で、出たぞぉぉ!」
生前俺が愛用していた方天画戟を振るい、敵兵を吹き飛ばす。
叫んでいるのはPCキャラだろうか。
「り、リアル呂布だぁぁぁぁ!」
接近し、戟を振るい、敵将のHPを削っていく。
「が、ガードが抜かれ、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
敵将のHPが全損し、吹き飛んでいく。
(まあ、俺の武器には『風』の属性つけてるし)
いろんなシステムは変ったが、武器に属性をつけられるシステムは変っていなかった。
『味方が押されています』
今回、俺が参戦しているのは拠点防衛、と言うか籠城戦ステージだった。
攻城組は籠城組の前哨陣地を制圧した後、本城を制圧をするもしくは敵総大将の撃破が勝利条件。
対する籠城組は制限時間まで敵の攻勢を防ぐ、もしくは敵総大将の撃破が勝利条件である。
(まずいな、陣地が一つ落とされてる)
視界の片隅に見えるシステムメッセージには味方が押されていると言う無慈悲なメッセージが浮かんでいた。
それと同時に味方からの救援要請が届いていた。
『奉先さん、早く第二陣地に戻ってきてください!』
そのメッセージに『了解』と返すとイベント報酬で手に入れた『赤兎馬』にまたがり、配下の兵と共に救援ビーコンの出ている場所へと走り出した。
走り出してから数分、敵味方がぶつかり合っている場所へとたどり着いた。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
スキル『大喝』を使用し、敵NPCのヘイトをこちらへ向ける。
赤兎から降り、戟を振るう。
一振りで五人、二振りで十人を吹き飛ばす。
「誰か、早くあいつを撃破しろよぉ!このままじゃ、兵力削られて、士気が下がるだろ!」
「そう言うならお前が行けよ!」
敵の方からそんな怒号が飛び交う。
そんな声に構わず、俺は味方陣地に突入、弓兵によって減らされたHPを肉まんで回復させる。
「遅くなりました、すみません」
「いえ、第一陣地が不甲斐なくて申し訳ありません」
陣地のど真ん中に立つ第二陣地の大将『ザラブ』さんにそう言って謝る。
「何故、第一陣地が落とされたんですか?たしか第一陣地には防衛戦が得意な『ジン』さんが居たと思ったんですけど」
「敵に速攻が得意なプレイヤーがいたんですよ。正面の敵を抑えているときに崖の上から飛び降りてきたらしく、一合も交える間も無く撃破されたみたいです」
陣地にはその陣地を守る大将(PC)がおり、その将が撃破されれば、どんなに戦力があっても陣地は陥落する。
「ジンさんの復帰はどのくらいですか?」
「あと一、二分程度でしょうか」
「なら、俺が前に出ましょうか?」
「いえ、また同じような手で来ないとは限らないので、ここに居てください。リアル呂布と渾名されるその力、頼りにしてます」
配下の兵に防御陣形を取るように指示を出し、俺自身はザラブさんの隣に立つ。
「それにしても、無双シリーズをフルダイブに移植するとは思い切ったことをしましたよね」
「そうですねぇ、既存の通常攻撃とチャージ攻撃が無くなったのがびっくりしましたけど」
そう、フルダイブに移植された無双シリーズは無双乱舞以外のモーションが消え、自分で武器を振るうシステムになったのだ。
これにはかなりの苦情、批判が出て、しばらく炎上していたが、やってみると意外にも面白いと話題を呼び、苦情・批判はなりを潜めたのだった。
「ん?」
地図に敵表示である赤いマークが急速に近づいてくる。
「敵襲ぅぅぅぅ!!」
そう叫ぶと防御陣形を取った兵達が盾を構える。
ザラブさんを自分の後ろに下げると同時に配下の兵が吹き飛ぶ。
「覚悟ぉぉ!!」
両手斧を持った将が俺(正確には俺の後ろのザラブさん)を標的に襲ってくる。
「やらせるかぁぁぁ!」
上段から振り下ろされる斧を防ぐ。
グンっ、と言う感覚と共に身体がわずかに沈む。
(ぐぅっ!?かなりのパワー、攻撃とおそらく防御にステータスを振ってるな)
こちらも負けては居られない、そう思い、力を籠めて、はじき返す。
「なるほど、お前がリアル呂布とか言われてる奴か」
「俺も有名になったモノだな」
「あれだけ大暴れして、お前のことを知らない奴なんてエアプ勢か新規勢しかいないだろう?」
「……それもそうか」
相手の出方を見ながら、戟を構える。
俺の周りではザラブさんの近衛と俺の配下が襲ってきたこいつの兵と戦っている。
「一応、名前を聞こうか」
「俺は『公明』だ!」
「徐晃の字か(あの下邳の戦いで俺の精鋭の将二人を撃破した猛将の字を使ってる奴か。だが、レベルもかなりのモノだな。こいつは楽しめそうだ)。俺の名は『奉先』!かかってこい!」
「あの武神『呂布』の字か!行くぞ!!!!」
それと同時に攻防が始まる。
俺の方天画戟は突き・薙ぎ・斬りの三つに対応している。
対するこいつの両手斧も薙ぎ・斬る・叩き潰すの二つに対応している。
そして、武器の破壊力で言えば、相手の斧の方が上である。
「でぇりゃぁぁ!」
横からのなぎ払いを躱し、がら空きになったところに突きを放つ。
「うおっ!」
「ちっ!」
だが、攻撃は当たらず、距離を取られる。
互いににらみ合う。
今度はこちらから仕掛ける。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
足に力を入れ、飛び上がると戟を思い切りたたき付ける。
「ぬぅお!!?」
最初の俺と同じように攻撃を受けた公明はあまりの衝撃に膝をつく。
「とんでもない力だな!この俺が膝をつかされるなんて、な!!」
そう言いながら、俺を押し返す公明。
「もう少し戦っていたかったが、強襲が失敗した時点で撤退しろって、うちの大将から言われてるんでな」
「逃がすと思っているのか!」
「…だよなぁ」
斧を握り直した公明はため息を吐きながら、相対する。
だが、次の瞬間には雰囲気が変る。
「こうなりゃ、お前諸共、この陣地を守る大将を撃破してやるぜ」
「そんなことは俺がさせん!」
一合、二合と切り結ぶ。
現実世界と違い、体力の限界は無いため、いくらでも切り結べる。
ただ、永遠にとは行かないように運営が設定しているので、切り結びで両者ともにHPが減っていく仕様になっている。
「(ゲージが溜まった!乱舞を使えるな)……っ!おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「っ、しまった!!?」
切り結びの最中でも使用可能な無双乱舞は発動の瞬間、周囲の敵を一時的に仰け反らせる効果がある。
俺は公明を縦に横に袈裟に逆袈裟に何度も何度も切り刻む。
そして最後に戟の先から黒い稲妻を纏った衝撃波を放ち、公明を吹き飛ばした。
この黒い稲妻には吹き飛ばされ、地面に足、もしくは背中が付いた段階で周囲の敵を巻き込んだ追加ダメージが発生する設定になっている。
公明は空中で体勢を立て直したものの、地面に足をつけた段階で稲妻の効果により、ダメージを受け、倒れた。
「次は負けないからな」
「次も負けん」
そう言うと、公明の身体は消えた。
「敵将!討ち取ったり!!!」
その後、勢いを盛り返した自軍は敵軍の猛攻を凌ぎ、籠城側の勝利となったのだった。
ナーヴギアを外すと、外はもう日が傾き、部屋の中はオレンジ色に染まっていた。
「もうこんな時間か」
ベッドから立ち上がり、PCの電源を消す。
「昔の無双よりも時間が長いからなぁ。一戦するだけで、二三時間かかっちまうな」
元々無双シリーズは一戦一戦が長めだったが、フルダイブに移植されてからは、更に長くなってしまった。
それを補うほどの高揚感はあるのだが、如何せん暇つぶしに~とは行かないのが難点だったりする。
「さて、買い物に行くか」
大学生になり、一人暮らしをしている俺にとって、スーパーの特売は欠かせないものだ。
着替えをし、鍵を持ち、外へ出る。
「そう言えば、SAOの発売日はいつだったかな」
既に予約していたゲームの発売日を思い出しながら、アパートの階段を降りていく。
運命の日まで、残り――。
どうでしたでしょうか。
転生呂布はゲーム内でも呂布なので、割とガチで強い。
ただ、絶対に負けないという訳でもなく、今回は大活躍しましたが、その前の戦いでは大ぽかやらかしてNPCの水攻めで死んだりしてます。
燓城ステージなんですがね。
ちなみにこの無双オンライン、戦国無双も入っているので、時々武将の中に『大悪党』風なエディット武将が居たりします。