これはゾンビですか? はい、ゾンビとスライムです。 作:三度の生より一度の我儘
主「えー、今回は天才魔装少女ハルナちゃんの出番は多分少なめかもです」
ハ「はぁ!?ふざけんなよな!この天才魔装少女であるハルナちゃんの出番が少ないなんてありえないだろ!それくらい分かれよな!」
主「す、すびばせん」
「やっぱどう考えてもバエデとばゆむが、私の魔力奪った以外考えらんないんだよ!」
「いや、そんな事言われてもな…なぁ?歩」
「そうだぞハルナ、奪ったなんて人聞きの悪い」
大体の人はここで察しがつくだろうが、説明しておこう。
このアホ毛が特徴的な茶髪ショートヘアの天才魔装少女こと、ハルナさんが言うには俺と歩がハルナの魔力を取ってしまったらしい。どういう訳か知らんがな。
「てことで!めっっちゃおかわりだ!バエデ!」
「てことでって何だよ…はぁ、はいはい、分かったからその虫みたいな呼び方やめような?」
て、なんかこれデジャヴくね?そういえば、確かこの後は追加で…
「私はお味噌汁をいただきます」
そうそうお味噌汁を追加で……って誰!?黒いポニーテールにナイスバディのお姉さん!?ハルナの知り合いかな?歩の知り合いな訳がないし、もしかして…
「えーと、お名前をお聞きしても?」
「私はセラフィムと申します。」
「…ユー知り合いか?」
『おかわり』
あ、うん、知らないのね。
「ばゆむ!お茶くれ!」
「はいよ」
「で、この人誰?」
「ハルナの知り合いでもないのか」
「言っとくけど夏楓、俺の知りa」
「あ、うん知ってるから大丈夫」
「うっ、最後まで聞いてくれても…シクシク」
何か今の歩はキモくてめんどくさいから放っておくとして、セラフィム…さんだっけか?この人、名前名乗って終わったけど、他に何かないのか?まあ聞いてみるのが早いな
「え、えーっと、セ、セラフィムさん?他には…」
「そうですね…好きなモノは秘剣ツバメ返し、特技は秘剣ツバメ返し、趣味は秘剣ツバメ返しです」
こういう風に、技に自信がある人は相手にすると厄介だと俺は思ってる。うん、かなりヤバそうだ、色んな意味で、性格的にも、理性的にも…だ!
というか、全部その秘剣ツバメ返しなんですが…せめて、趣味くらいは違っても、ねぇ?
「は、はぁ、今回はどんな用件で?」
「夏楓、その前に聞くことがある。セラフィムさん、あんた何者だ?」
「吸血忍者です」
「吸血ぅぅ!?」
「忍者ぁぁ!?」
忍者とはまた偉い角度から攻めてきたな、てか歩、俺の後に続くなよ!恥ずかしい!
「この度はユークリウッド・ヘルサイズ殿にお力を貸してもらいたく参った次第です。勿論、無理矢理では無く、ヘルサイズ殿の同意を得た上でと思っております。」
「だそうだが、ユー」
『歩 夏楓 追い返せ』
「いや流石にそれは」
『構わない 追い返せ』
「ユーがこう言ってるんだから、諦めろ歩」
「ユーがそう言うなら…」
「失礼ですが、あなた方はヘルサイズ殿の何ですか?」
(お兄ちy)
『歩は下僕』
「うっ、そこは、せめてお兄ちゃんと…ぐすっ」
「いやどんな妄想してんだよ歩。てことは、俺も下僕って事になるのか?ユー」
俺がそう聞くと、ユーは少し考えてからメモを書き出す。
『夏楓は付き人』
「そんな歩と変わらんような…」
『嫌だった?』
「いや、何でもいいけどさ」
「俺より断然マシだと思うんだが」
付き人と下僕って、まさか今そんな衝撃的な事実を突きつけられるとは思わなかったが、ユーのやつまた漢字で俺の名前書いてるし、まあ急いでる時とかは平仮名で書いてくれてるけど…まあそこらへんはユーの自由でいっか。
それで、話を進めるけども。
「では、私もヘルサイズ殿の付き人、もしくは下僕になりましょう。」
『付き人も下僕も一人でいい』
「では、どちらがヘルサイズ殿の下僕、又は付き人に相応しいか、ハッキリしましょう」
「やっぱそうなりますよねぇ」
「あんまり女の子とは戦いたくないんだけどな」
『付き人が上だから』
ユーはメモを続ける
『まずは下僕の歩と戦うべき』
「分かりました。では場所を変えましょうか」
場所変わって、現在いつもの墓地。て、何でいつも何かとトラブルが起こった時は、ここにいるんだ?仕様か?デフォなのか?
何にせよ、歩が降参しない限りは、歩がゾンビという事もあって有利なのは揺るがないだろうな。
と、思っていたんだが…
「この程度でヘルサイズ殿の下僕等、お話になりませんね、このクソ虫」
歩は既に片方の腕を切られた状態だった。
え?あの秘剣流石に早すぎじゃない?俺だったら数秒でこの墓地がゼリー塗れになる自信あるよ。
「これで…トドメ!」
その時、歩は自ら刀に刺されに行ったように見えた。
「な!?」
「これで…秘剣は、使えないだろう?」
なるほど、歩のやつ考えたな。
ゾンビの体に慣れてきてる証拠だなありゃ。
「250%!」
「ぐっ!?」
刺されたままのその体勢だと、まあ頭突きしかないわな。てかセラフィムさん?頭固すぎやしませんか?人間の限界超えた250%だよ?
ボンッ
頭突きをされたセラフィムは身代わり(木)だった。
うわっ!忍者だ!いや最初に言ってたけどさ、改めて目にすると感動というかなんというか…
翼を広げ空中に飛んだセラフィムは倒れ込んでいる歩に追撃をする。
「秘剣ツバメ返し!八連!」
秘剣ツバメ返しって、そんな白目の一族みたいに、何連とか繰り出せるのね。もしかして六十四連まであります?
「!?ぐぅっ!」
土埃の中から歩は自分の切られた腕を投げ、空中のセラフィムに命中させた。
そんな予想だにしない攻撃を喰らったセラフィムは地上に落ちていく。その一方で歩は…
「俺、ゾンビっす」
キメ顔でそう言っていた。
「せいっ」
「んぅっ!?……バタン」
落下しているセラフィムが投げた手裏剣により、歩は額から血を流し倒れる。
言わんこっちゃない、調子乗ってカッコつけてる場合かよ。まあアイツはゾンビだから大丈夫だと思うけどさ。
…大丈夫だよね?
「参りました…流石にヘルサイズ殿の下僕と認めざるを得ないかと」
歩がゾンビという事もあり、セラフィムは負けを認める。
「それでは、私は家に帰らせていただきます」
「おっ、案外潔いんだな」
「ええ、吸血忍者のプライドです」
そう言ってセラフィムは姿を消した。
「吸血忍者…恐ろしく強い敵だった、次会った時は勝てるかどうか」
「いや歩、まず血を拭け」
「何でもいいから早く帰ろ」
ハルナの言う通り、ユーも置いてきてしまったんで早く家に帰ろうと思う。
「てかハルナ、ホントにお前何しに来たんだ?」
「暇つぶし」
「俺の命が掛かってるのに!?」
皆さん、現実と妄想は、ちゃんと区別しましょう。
「ただいま〜…って、何でまだ家にいるんだよ!?」
「家には違いありません」
「あぁ〜なるほど、俺の家かぁ…いや!吸血忍者のプライドとやらは!?」
『これはどういう事?』
(俺が知りたいよぉ)
「まあ別にいいじゃないか。ダメなのか?歩」
「はぁ、分かりました。では私は、この二人の下僕となりましょう、ですかr」
「フッフッフッ…」
「ばゆむの奴どうしたんだ?」
「いや俺にも分からん」
「俺の下僕に?…では色々と言う事を聞いて貰わんとなぁ〜」
こいつ!?自分から死地に飛び込みに行く気だぞ!
「例えば!朝起きる時は、【ご主人様ぁ、朝ですよぉ〜】そして!お風呂では【ご主人様の背中、大きい】でもその前にまずは、お兄ちゃんと呼んでもらおうか!」
「嫌です気持ち悪い」
「え?じゃ、じゃあご主人様〜とかマスタァ〜とか」
「嫌です、気持ち悪い!…このクソ虫!」
「うっ、うっ…」
「いやこれはお前が悪いだろ、ねぇセラさん」
「気安く話しかけないでください、クソ虫!」
「うっ、うっ…」
何で俺までこんな扱い、俺何も言ってないのに。
だ、だがこういう時にユーは、いつも俺をフォローしてくれるはず!(妄想)
「ユ、ユー?」
ゴクゴク
「ユーさーん?」
『食器片付けて』
ハ、ハハハ、目から透明のゼリーが止まらねぇぜ。
いいさいいさ!歩と俺、二人でこの罵声に耐えていくさ!
「どちらも気持ち悪いですが、まだそちらのクソ虫の方がマシな虫なようですね」
すまん歩!これからも一人で頑張ってくれ!
てかどちらにせよ、俺達は虫なんですね。
今日も今日とて色々あったが、これで何とか一件落着?なようだ。
冥界のネクロマンサー、ユークリウッド・ヘルサイズさんに、アホ毛が特徴的な天才魔装少女ハルナちゃん、そして新しく加わったナイスバディな吸血忍者セラフィムさん。
これ、あと何人増えるんだ?
主「今回は少し文字数多めです。読みづらかったらすみません、もう手遅れです。」
夏「諦めるの早すぎだろ!」
主「夏楓さん、アナタ人の事言えます?」
夏「!?…すまん、同士よ」
ユ『夏楓はやればできる子』
夏「短い付き合いだったな、同士よ。ありがとうユー」
主「おい、イチャコラすんな!まだそういう展開少ないからって!」
夏ユ「お前もゾンビにしてやろうか」
主「聞けぇぇ!」