守りたいものの為に   作:九十九猫221

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どうも、はじめまして九十九猫221というものです。
フェイトのエミヤがかっこよかったので書きたくなり抑えきれなくなりましたが、文章力が足りない!が!邪神がつぶやいたのです
邪神(^ω^)<魔改造すればok
d(^_^o)<把握
そうして出来たのがこれだよ!

初投稿に加え自分のINT(知性)が低いですが、ご容赦くださいm(_ _)m


型月の街は燃えるもの

 

 

歩く

歩く歩く

歩く歩く歩く

 

周 り一面は、業火と瓦礫と人の形だった何かだけ

道などなく、ただただ歩き続ける。

 ここは地獄で既に自分は死んでいるのではないかと、ボヤけた思考の中でふと思い浮かべるが、灼けるような熱気が肌を焼き、陸に上がった魚のように、口をパクパクと開き、必死に酸素を求めるが、十分に得られず、もどかしさと息苦しさ、そして、なによりも右脇腹に刺さってるガラス片による激痛が生きている事を実感させる。

 幸いガラス片が刺さったままで出血は抑えられているが、幼い自分からすれば、少なくない量の血が流れ出ている。

霞む視界の中で、〈生きたい〉という生物の本能のままに歩き続ける。

 だが、やがて限界が来たのか、思いとは裏腹に、足に力が入らず、地面に倒れこむ。

立ち上がろうとするが、仰向けになるのが精一杯で、体が金縛りにあってるかのようにピクリとも動かない。

「(ここまでなのかな)」

と、自分の中で呟く。

 

 周りは瓦礫の山と死体の海、助けなんて誰もこない、それならこのまま目を閉じて楽になりたいと、先ほどまで生への執着が薄れていく。

このままゆっくりと目を閉じかけた時、霞んだ視界の中で何か光るものが見えた。

最後にその正体だけでも確かめようと、目を見開くと、それは星だった。

 

たったひとつだけだが、確かに輝いている。

 

 この地獄のような場所でも、星が見えるんだと、いつも何気なく見えていたあの輝きが、とても眩しく感じた。

気がつけば、ゆっくりとだが、動かなかった腕が星に向かって伸ばし始める。

届くはずがない、掴めるはずがない、祈りは、願いは、所詮、幻想で空想なのだから・・・・

 

 だけど、もし届くのなら、掴めるのなら、叶うのなら、実現するのなら、〈私〉は魂だろうが何にでもくれてやろう。

そう思った時、私の伸ばした手に何かが触れた気がしたが、確かめる間も無く、私の意識は暗闇の中に消えた。

 

 

 

 

 

夢を見ている。

左右に両親に挟まれながら自宅に帰る私がいる。

その日、大型デパートに家族三人で買い物に出かけおり、長い交渉(だだこね)を得て、欲しかったゲームを買ってもらい、左手に大切に抱えて、右手は母親と手を繋いでいる。(父は荷物持ちである)

私は少しでも早く家に帰ろうと、両親を急かし、呆れたような顔で両親は歩みを速める。

自宅まで後少しの所でそれは起きた。

 

 突然、背後からとてつもない衝撃が私を襲い、まるで木の葉のように吹き飛ばされ、腹部に激しい痛みを感じ、そのあまりの痛さに意識を手放した。

次に眼が覚めると、あの光景だった。

倒壊した建物に辺りを真っ赤に染める炎、あまりに現実離れした光景に頭が真っ白になるが、腹部に感じた痛みで我に帰る。

なんだろうと腹部を見てみると私の手のひらくらいの大きさのガラス片が刺さっており、お気に入りだった服が真っ赤に染まっていた。

 その事を自覚した瞬間、再び強烈なな痛みに襲われた。

「痛い、痛い痛い痛い、お母さん、お父さん、助けて!」

両親に助けを求めるが、返ってくるのは自分の悲鳴のみで涙で溢れかえる。

「なんで返事してくれないの!ねぇ!お母さん!お父さん!」

両親からの返事のないことに不安と怒りが込み上げる。

痛みで狂いそうになっている時、自分の右手が誰かの手を握っている感触がした。

「お母さん、お父さん」

両親が助けにきてくれたと、そう思って右手をみると、そこには手首から後のなく、断面が鋭利な刃物で切られたかのような手があるだけだった。

 

 ナンダロウ、コレ?

ワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイ

コレハナニ?ダレノテ?シラナイ、シリタクナイ・・・

 

 必死に拒絶するが思いとは裏腹に、視界から入る情報が誰の手なのかを告げる。

その手には母親が肌身離さず着けていた指輪はまっているのが見える。

「あっ・・うぁ・・」

間違えるはずがない、大好きな、毎日手を繋いで歩いた私のお母さんの手だ。

 あの、暖かく、安心する母親の手は今では冷たく、私を死へと誘うように感じてしまい、咄嗟に引き離そうとするが、固く握られており、中々離してはくれなかった。

無我夢中で手から外した後、私は吐いた。

 腹部にの痛みが増したが、知ったことではない

血の混じった吐瀉物を辺りに撒き散らかし、胃が空っぽになり、顔を上げると、そこには下半身を瓦礫で潰された父親が死んでいた。

私は覚束ない足取りで父親の元にたどり着き、原型が残っている上半身を揺さぶる。

「ねぇ、こんな所で寝てたら風邪引くよ、起きてよ」

寝坊助な父親を毎朝起こしている私はいつものように語りかける。

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も狂うほど何度も起きるよう声を掛け、体を揺さぶるが起きない。

 やがて揺さぶるのをやめ、静かに歩き始める。

目的地など無いただただ前に歩くだけ

そのまま再び視界が暗くなると、荒野に立っていた。

 無限に思えるほどの荒野に同じく無限に突き刺さる多種多様の刀剣類、空は黒く濁っているのに夕焼けのように大地を紅く染めてる。

ただ、空をよくみると一つだけ薄っすらとだが星が輝いている。

「どこ・・ここ」

あの場所よりかは多少マシだが、誰もいないことに変わりない。

「ここが本当の地獄なのかな?」

 呟くが返ってくる言葉はないと思っていたが、頭の中にある言葉が響く

 

【体は剣で出来ている】

 

 この言葉が魂に刻まれるかのように入ってくる

「からだは・・・つるぎで・・・できている」

 呪いのように、祝福のように頭に響く声と同じ言葉を紡いだ瞬間、体の内側から何かが外へ突き出て来た。

それは一本の剣だった

その後も体のあちこちから大小バラバラの剣が突き出始め、3度目の暗闇へと落ちる。

 

 

 

 

 

 

 眼が覚めると知らない天井があった

 顔をうごかすと真っ白なカーテンで周り覆われており

薬品の独特な香りと一定の間隔で鳴る電子音

 腕や足を動かしてみると、問題なく動き、左腕には太い針が刺さっていたので、

躊躇いなく引き抜く、多少、血がでるが、最早昔のように騒いだりしない

その後も、体についていた奇妙な物を体から剥がすと電子音がピーとなり続けるが構わない

 ふと腹部に手を当てるがあの時の痛みはなく、いつの間にか着替えられていた白いワンピースのような服をめくり、確認すると、傷跡のない綺麗な肌があった

また、夢の中かと思い、頰をつねると、痛みがかえってくる。リアルな夢だ。そう思っているとカーテンの向こう側から扉の開く音がした

 

 カーテンが開かれるとそこには白衣を着た妙齢の男性が立っていた

「目が覚めたかね」

 そう言うと近寄ってきて、血が出ている腕に包帯を巻く。

「ここはどこ?」

「ここは病院だよ」

私の問いに簡潔に答える

「なんで・・・病院に・・・っ・・」

と答えたところであの出来事を思い出す

それに察したのか男は、優しく語りかけてきた

「悲惨な出来事だったからね、自分の名前はいるかな?」

「えっと・・・那月・・・小夜です」

そうだ、私は那月小夜、見松小学校に通う5年生だ

「記憶に問題はなしか・・・」

 男はそれから私に経緯を伝えてきた

私が暮らしていた見松市が大規模な災害に襲われ、今も救助活動が続いていること、その際に倒れている私を発見し、ここに運び込まれたこと

「今も次々と患者が運ばれてきてね、申し訳ないがもうしばらくここでおとなしくまってなさい」

 男はあわただしく出ていくと扉の向こうへと消えていった

 

再び一人になり、やることもなくぼーっとしていると、私の知らない知識が浮かび上がってくる

それは魔術に関する出来事だ。魔術回路、根源、自分の行使可能な魔術等知らない知識が昔から知っていたかのように浮かび上がる。驚きはない、むしろそれが自然と思えてしまう

 試しに使える魔術を使ってみようと右手に集中する。

投影開始(トレース・オン)

イメージしたのは何の変哲もない包丁だ。右手に陽炎のような揺らめきが起こるとそれが次第に形を成していき、右手には一本の包丁が握られる。

確かな重みと感触が右手に感じら、魔術が成功したことを告げる

すぐさま包丁を消し去ると、私の体に流れる魔術回路を確認する。本数は32本。伝承もしていない一代としては破格の本数だ。

だが、しばらくは慣れるために反復練習しなきゃなと考える。

 その後は軽い検査を受けた後、やってきた親戚の者に引き取られた。

こうして、後に見松大震災として歴史に刻まれた出来事は終わった。

 

総犠牲者5255人、負傷者17940人

 

 

 

 親戚の家は見松市とはかけ離れたところで、そこで私は10年暮らした。

 現在は、見松市行きの電車に揺られながら、スマホゲームをしている。

バイトでためた貯金がようやく目標額に達したため、大学受験を受け、無事見松大学に合格。

 この春から晴れての一人暮らしだ。多少の反対はあったものの、何とか説き伏せた(断じて駄々こねではない)

あれから十年、年に一度は墓参りのために訪れているけど、そのたびに瓦礫は撤去され、新しいビルや家等が立ち並び、今ではすっかりその面影はない。

次第にあの震災は過去の残滓になり、あんなこともあったなと忘れされられていくだろうが、私はそれでいいと思う。

 何時までも過去に引きずられて前に進めないよりかは、この街のように前を向き、進めるほうがよっぽど生産的だ。

「(まぁ、そう思っていても進めていない私に語る資格はないんだろうがね)」

次第に目的の駅に近づいた為、スマホゲームを辞め、降りる準備をする。

「真光中央~見松中央~お降り際は足元にお気をつけください」

駅のアナウンスが鳴り、電車の扉が開かれ、電車を降りる。

 春の暖かな日差しと程よい風が頬を撫でる。

「はぁ~漸くついた、まずは借りたアパートに行って送った荷物の整理か」

 今後の予定を確かめると駅を降り、タクシーを捕まえて新たな住居へと向かう

私の借りたマンションは築30年の占有面積20m²、1DKのユニットバス付で4階である(家具については持参)

 

 これで月2万円とは安い!

 

 私はこの物件を見た瞬間、誰かにとられまいと即予約、今に思い返してみれば絶対に訳あり物件だが、私からすれば幽霊など

寺生まれのTさん並みに即滅殺できるので問題はあるまい

 やがて、目的地に到着し、部屋の中にいるのだが・・・・

「流石にこれは予想外」

 いや、部屋自体はいいのだ、別にお札が大量にあるとか、変なシミがあるとかはないのでが・・・・汚い、そう、世間一般でいうゴミ屋敷状態なのだ

扉を開けるとそこにはごみ袋の山!キッチンには食べ残しの弁当のからやらカップ麺の山!足の踏み場もないほど溢れている雑多なごみ!

「管理人め、清掃業者位呼んでかたずけんか、たわけが」

おっと、いけない、つい口調が変になってしまった。あまりの事に我を忘れてしまった

「はぁ~・・・・・・今夜は長くなりそうだ」

ぼやきながらも、送っておいた段ボールから清掃セットを取り出し、清掃を始める。

 終わったのは、日がすっかりと落ちてよい子は寝る時間になった頃だ。

「引っ越して早々にこんなに疲れるなんて・・・・家具類を後に送ってもらって正解だったなぁ」

「人がとりあえず住めるくらいにはなったけど、また後日ということでいいけど、夕飯が・・」

そう、荷物を運び入れた後買い出しに行く予定だったが、片付けで時間を取られてしまいいけなかったのだ。

「あまり贅沢はしたくないけど、外食しますか」

適当な服に着替えると、財布と携帯を持ち、外へ出る。

 

辺りは住宅街が立ち並んでおり、街灯もまちまちで若干うす暗いが、少し歩けば大通りに出るのでそこまでいけば何か手ごろな店が見つかるだろうと

住宅街をまっすぐ歩くが、偶に出会う残業帰りのサラリーマンや塾帰りの学生に驚かれるのはなぜだろうか?

カーブミラーで自分の姿を見てみると、顔の半分を隠すような前髪に腰まで届く後ろ髪、前髪の隙間から覗く大きめの丸眼鏡に黒系統トレーナーにロングスカート、しかも若干猫背

「確かに夜中にこんな格好の人にあえば幽霊かなんかと勘違いしそうね」

 

だが!それがどうした!プロのぼっちはこれしきの事でへこたれはしない!

 

そのまま、大通りに行き、赤いピエロのがマスコット?の某ファーストフード店で夕食を済ませる(この時も驚かれた、解せぬ)

 満足感のまま帰路に立つ途中、妙な魔力反応を感じた

はて?まさかこの近くに同輩がいて、ばかなことでもしているのかと思い、食後の運動がてら見に行くことにした

もうすぐ日付が変わろうかとする時間帯でここは閑静な住宅街、周りに人がいないことを確認すると両足に強化を施す

強化装填(トリガー・オン)

両足に幾何学な線が浮かび上がると同時に地面を大きく蹴り上げる。それだけで常人には真似できない跳躍を見せる

おおよそ5メートルほど飛び上がり、静かに民家の屋根に着地するとそのまま魔力反応があった場所まで屋根伝いを駆ける。

万が一誰かに見られたとしても空飛ぶ貞子とかで少し噂になる程度だ・・・自分で思って悲しくなってくる

 反応があった場所には数分で到着した。場所は小さな墓地だ。

「さて、夜中の墓地で魔術師あるいは魔術使いとくれば・・・ネクロマンサー(死霊魔術師)あたりが妥当だけど・・・」

警戒は怠らずに辺りを見回すが見渡す限り墓しか存在しない。もちろん掘り返したり墓が壊された後もない・・・まぁ日本は埋めたりしなけどね

「勘違い?いや、すでに逃走済み?」

そう思い、警戒を解きかけた時だった。背後から物音がし、振り返るとそこには首と腰にぼろぼろの布巻きつけて、錆びついたサーベルを持った骸骨が立っていた。

「くそ!あのマンションのフラグをここで回収するなんてね」

すぐさま愛刀である干将・莫邪を投影する。手に持つだけで対魔力・対物理が上昇するほか、本家からはかなり性能が落ちるが対怪異の能力も持ち合わせている

構えたまま相手の出方を見るが一向に襲ってくる気配はなく、ただそこにたたずんでいるのみ。もしかすると敵ではないのかと思いかけた時、目が合った

いや、合う目は相手方にはないのだが、視線が合ったというべきか

「(目と目が合う~・・・なんてふざけてる場合じゃないな)」

スケルトンA(今命名)はカタカタと骨を鳴らしながらこちらへと駆けてくる

手にしたサーベルを上段に掲げるとそのまま振り下ろす。何も技術などないただの振り下ろし

私は体を横に捻り、攻撃を避けると、そのままがら空きの背中から頭蓋骨と背骨に干将・莫邪を振り下ろす

「ふっ!」

難なく頭蓋骨と背骨をたたき割ると、そのまま崩れ落ち、形を保てなくなったスケルトンAは砂状の魔力にかわり、散っていく。

辺りにほかのスケルトンがいないか確認すると、投影を解く。

「骨が残らないところを見るに死体を操ってたわけでなく魔力によって生成したといったところか、まったくこんな危ないものを野放しにしておくなんて何を考えているのか」

「今回私だったからいいけど、一般人が遭遇したら最悪死人が出るところだ」

考えてほしい、夜中墓地でサーベルを持った骸骨に襲われてみろ、SAN値直葬待ったなしだ

しばらく、辺りを念入りに捜索したがこれ以上の成果は得られなかった。

 

 

見松市に入って早々これとかちょっとこの街魔境過ぎませんかねぇ・・・・・

 

 

 




う~む、書き方はこれでいいのか・・・?
徐々に勉強していきたいと思いますのでよろしくお願いします
(誤字脱字等、修正は随時していきます)

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