【魔を滅する転生○】シリーズ外伝噺集   作:月乃杜

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ドラゴンボールZ【魔を滅する転生龍】っぽい噺――宇宙船を手に入れろ! ナメック星への出発

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 概ね原作に沿う形で決着した対ベジータ戦。

 

 とはいえ、ナッパに殺されてしまった天津飯お餃子とヤムチャはまだ良いが、ピッコロが死んだので当然ながら神様も死亡、それに伴ってドラゴンボール消滅という流れも変わらないからナメック星行きは決定。

 

 行くのはブルマに悟飯にクリリンにルーシェ。

 

 ユートはクウラを討つ為に付いては行かない。

 

 クウラの居場所に関してだったが、何しろあの野郎はギニュー特戦隊みたいな連中を侍らせ、宇宙を駆け巡ってやがる為ターレス並に見付け難い。

 

 そこでターレスの教訓を胸に秘め、ドラゴンボールを集めてクウラの居場所を捜して貰った上で、ブルマ達がナメック星へと行く頃に何処へ行くかまでも教えて貰ったのである。

 

 思いがけない処で暇になったユートは、孫一家の所で孫の悟飯に修業を付けて――この時点では自ら修業した結果、悟飯より戦闘力が高い――いたギネを拉致ると、ホテルに連れ込んで新品になった肉体に自分という存在を刻み込んだ。

 

 向こうもいつかは来ると覚悟だけは決め、千年以上前に居るだろうバーダックに『ゴメン』と謝り続けていたらしい。

 

 ギネは小柄ながら流石はサイヤ人というか、鍛えられたしなやかな肢体は今や傷も無くて美しく、改めて初めてを貫かれた痛みに、全力で抗おうと膣の締め付けが激しくなり、分身への擦り付けも強くなったから意外と早くイッた。

 

 暫く禁欲をしていた事も理由だろうが、ギネの胎内が思っていた以上に素晴らしかったのも立派な理由であろう。

 

 新生した肉体だったから膜も在り、初めての抵抗感や締まりの良さがあった訳だけど、ギネの胎内の襞の複雑な絡み具合も良くて、しかも肉体的には処女だったが本人は二児の子持ちの母なのだか、バーダックへやっていたみたいな男を悦ばせるテクニックも持ち合わせており、ユートはギネの肢体にハマっていた。

 

 しかもユートは無限リロードが可能で、性欲が尽きる事など基本的に無いから比喩ではなく一日中ヤリ続けてしまう。

 

 ギネもギネで、セ○クスの快感に酔ってしまってか一日中付き合ってくれた。

 

 翌日からも食事やトイレや汗やアレなあれやこれやを流す風呂以外、セ○クスをヤり続けていたりする。

 

 ユートとギネがセ○クス三昧から抜け、ホテルからチェックアウトをしたのはブルマ達がナメック星へと行く当日で、当たり前だがブルマから散々っぱら嫌味を言われた。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

「ユンザビット? 北の果てじゃないの。あんな人間が住めるとは思えない場所がどうしたのよ?」

 

 ギネとの甘い性活も一旦は終わりを告げ、ユートは孫悟空のお見舞いがてらにブルマと話す。

 

 悟空はベジータとの激しい戦闘で四倍界王拳まで行って肉体を酷使した上に、パワーボールで造り出した疑似満月でベジータが大猿に変身、握り潰そうとした為にあちこちがガタガタになっている。

 

 その為、今はまるっきり木乃伊の如く全身を包帯で固められていた。

 

 クリリンや悟飯は比較的に軽傷、ルーシェはダメージ自体が少ない。

 

「ピッコロ……正確には、神様がナメック星人だとは知ったな?」

 

「え、ええ」

 

「その神様が暮らしていたのがユンザビット高地で、然し地球人ではない神様が何を以て家としたのか? 子供だったらしい神様は、自力で家など作れない」

 

「あ、そうか! つまりは神様がナメック星から乗ってきた宇宙船が家!」

 

「ブルマ、正解だ」

 

 然しながらブルマとしては気になるのが、ユートのこんな不思議知識。

 

 果たしてユートは何処から神様の嘗ての住まいや、それが実は宇宙船だなんて情報を得たのか……と。

 

「おい」

 

「んぎゃぁぁぁっ!?」

 

 後ろ――窓から声を掛けられたブルマが、女性にはあるまじき絶叫を上げると先程の疑問が綺麗さっぱり消えてしまったが……

 

「宇宙船……有る」

 

「丁度、その話をしていた処だよミスター・ポポ」

 

 ユートは驚いた様子も全く無く、窓から話しかけているミスターポポに対し、普通に会話をする。

 

 ターバンを頭に巻いて、肌の色は褐色処か真っ黒なもので、何処かアラビア風を思わせる服装に身を包んでおり、目が真ん丸く見開かれて瞬きをしないのが少し恐怖を誘う。

 

 初対面だと吃驚だ。

 

 【絶望の未来】には神様の神殿に居なかったけど、若しかしたら彼も人造人間と戦い果てたのかも知れないと思うと、ユートもちょっと複雑な気分となる。

 

 まあ、ミスター・ポポが居なかったからビーデルとは思い切りイチャイチャと出来たし、其処は臨機応変っぽく考えていた。

 

「ユンザビットにブルマを連れて行ってくれ。それと宇宙船を動かすのは音声認識によるナメック語入力の方式だ。ミスター・ポポなら神様から習っただろう? 例えば『違う世界』というのが『ピッコロ』とか」

 

「ミスター・ポポ、驚き。どうしてお前がそれを知っている?」

 

「さて、どうしてかな? 問題点は事実であるという事だけだろう?」

 

 明確には答えない。

 

「じゃ、ブルマ」

 

「だ、大丈夫なんでしょうねぇ? 何かこの人、目が危ないんですけど……」

 

「心配無いさ。神様の付き人をしている優秀な人物だからね。彼も神様を生き返らせたいんだよ」

 

「ふぅ、判ったわよ」

 

 ブルマは窓から絨毯らしき物に乗る。

 

「私はあんたらみたいには頑丈じゃないんだからね、余り無茶苦茶はやらないで欲しいわ」

 

「では、行く」

 

 ヒュン!

 

 一瞬でミスター・ポポが消えて、それを見た亀仙人やクリリンらが驚愕をしてしまう。

 

 ユートとルーシェは特に驚いたりはしない。

 

 ユンザビットに着いて、ユートからの情報を元にして戸惑う事も無く、ナメック型宇宙船を入手してきたブルマは、カプセルコーポレーションに運び込んで、父親のブリーフ博士や助手というか社員も含め、宇宙船の解析と修復を行った。

 

 流石は大天才ブリーフ博士というべきか、解析などすぐに済ませて修復作業に入り、僅かな期間で宇宙に出られる様にする。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 ナメック星に向かうのはブルマ、クリリン、悟飯、ルーシェの四名だ。

 

 原典では三人だったが、此処でイレギュラーとなるルーシェだった。

 

「悟飯、クリリン」

 

「何でしょう?」

 

「何だ?」

 

「ナメック星に着くまでに三四日は掛かる計算だが、その間に確りと修業をする事を推奨する」

 

「「へ?」」

 

 ユートの意見に二人は、首を傾げている。

 

「二人共、まさかとは思うがナメック星で戦いなんて無いとか考えてるのか?」

 

「え、だって……ナメック星の人は極めて善良だって話でしたし」

 

「ああ、ナメック人に関しては善良で心の穏やかな種だろうね。ピッコロ大魔王の方が寧ろ、イレギュラーなんだよ」

 

 ピッコロ大魔王というのがそもそも、神様が地球人の悪徳に影響を受けて心の中に悪が棲み憑いたモノ、それを分離しただけだ。

 

 つまり、ピッコロ大魔王といより邪悪だった地球人が自業自得だった訳で。

 

「さて、此処でベジータの存在だ」

 

「べ、ベジータ?」

 

「そうだよ、クリリン……ラディッツとの戦いが聞かれていて、それでベジータとナッパが地球にドラゴンボールを求めて来襲したのは理解してるな?」

 

「あ、ああ」

 

「スカウターという戦闘力を計る機器を、ベジータ達が使っている訳なんだが、そのスカウターに通信機能があるのが問題なんだよ」

 

「つ、通信機能……」

 

「ベジータとの会話だが、それがベジータを使っている連中に聞かれた筈だ」

 

 ベジータを使う。

 

 それを聞いただけで皆が驚愕していた。

 

「そいつはベジータよりも遥かに強い。宇宙の帝王と呼ばれる程にな。でだが、そいつもベジータと同じく不老不死が夢だ。金も力も組織も食い物も……何だって手に入るのに不老不死は手に入らない。それを手にするチャンスを見付けた、ならば手に入れない理由はあるかな?」

 

「そ、れは……」

 

 クリリンは思う。

 

 不老不死が手に入るならきっと、万難を排してでも手に入れたがる……と。

 

「ベジータも半月もあれば近場の拠点で回復する筈。ブルマ達がナメック星に着く頃にはベジータも着く。そしてそれより早く行動をして、幾つかドラゴンボールを手にした宇宙の帝王も存在している。三つ巴の争いになるだろうが、君らはベジータと宇宙の帝王が戦っている内に漁夫の利を得られるくらい器用かな?」

 

 有り得なかった。

 

 やってみなければ判らないだろうが、ベジータだけであっても厄介な存在だというのに、それ以上の者が居るなど悪夢でしかない。

 

 それで漁夫の利を得ろ、それは無茶振りも良い処だろうし、下手をしたら死ぬしかないのだから。

 

 クリリンは初代ピッコロ大魔王に殺されてしまい、ドラゴンボールで一度生き返った身だし、二度目が無いと今現在は思っているから尚更な事。

 

 実はナメック星のドラゴンボールなら、二度目とかも生き返る事は可能だし、ユートはそれを知識として識っている。

 

「ユートだっけ?」

 

「む、だっけ? とか言われるのは悲しいな。まるで名前がうろ覚えと言われたみたいだ」

 

「それは……ゴメンて言わせて貰うわ。ユート君は来ないのかしら?」

 

「ナメック星に?」

 

「ええ」

 

「用事があるからね、残念ながら行かない」

 

「ユート君は結構強いんでしょう? 来てくれるなら助かるんだけどな」

 

「確かに戦闘力という意味なら、少なくともベジータより遥かに強いと自負しているね」

 

 ルーシェはそれを聞いて苦笑いを浮かべた。

 

 ベジータ処か、フリーザより強いだろう人造人間を軽く翻弄して、更に18号など手籠めにまでしたくらいの実力なのだから。

 

「さっきも言ったけどね、用事があるんだ。その用事を代わりに片してくれるのなら、僕がナメック星にまで赴いて全部を片付けても構わないけど?」

 

「いったいどんな用事よ」

 

「宇宙の帝王の一族の一人を始末する」

 

 シンと静まり返る。

 

「う、宇宙の帝王って確か……ベジータより強い?」

 

「ああ。少なくともそう、恐らく千倍以上は強いんじゃないか?」

 

 元々のベジータの戦闘力は一八〇〇〇、千倍となれば一八〇〇〇〇〇〇だ。

 

 だが、フリーザの最終形態は一億二千万とされる。

 

 つまり、千倍以上というのは嘘ではないにしても、まだ穏やかな数値という。

 

 だが、クリリンや悟飯は青褪めていた。

 

「ち、因みに俺らの戦闘力って幾つくらいだ?」

 

「クリリンが一〇八三で、悟飯が九八一って処か」

 

 原典でナッパが計測した数値だし、氣を解放したらもっと上がる訳で、悟飯ならあれから上昇しているかも知れない。

 

 実際、悟飯がベジータ戦で示した数値は二三〇〇を叩き出した。

 

 とはいえ、宇宙の帝王が一千万越えだと言われては余りに小さい数値。

 

「尚、僕が始末するっていう宇宙の帝王の一族だが、それはナメック星に居るであろう存在より強い」

 

 代わった方が地獄とか、これは余りにも酷い。

 

「す、素直に俺達が行く。な? 悟飯」

 

「は、はい」

 

 行き成りラスボス級と戦うなんて冗談じゃない。

 

「だけど、何でそんな戦いをするのよ?」

 

 これはブルマだけでなく他の者も知りたい。

 

 ルーシェとギネは知っているが、亀仙人やチチといった面々は知らないのだ。

 

「ギネ。サイヤ人であり、悟空の母親。惑星ベジータ崩壊の際に死んだんだが、僕が生き返らせた」

 

「――へ?」

 

 余りな話に間抜けな声で返すブルマ。

 

 悟空の母親というのは聞いていたが、まさか死んでいたのを生き返らせたとか予想外だったからだ。

 

「それってドラゴンボールを使って?」

 

「いや、僕の能力でだよ。そもそも惑星ベジータ崩壊は三十年くらい前だぞ? ドラゴンボールで生き返れるのは一年以内に死んだ者に限ってだ」

 

「あ、あんたの能力って? じゃあナメック星に行くまでもないじゃないのよ。ヤムチャ達をあんたが生き返らせてくれればさ!」

 

「対価は?」

 

「は? 対価?」

 

「そう、対価。願いを叶える事は割と簡単に出来る。但し、それに等しいだけの対価を貰う。叶える願いに等しい……ね」

 

「な、何でよ!?」

 

「与えられたモノには須くそれに見合うだけの代償、対価が必要だ。与え過ぎてもいけないし奪い過ぎてもいけない。過不足無く対等に均等に。然もないとキズが付くよ。現世の身体に、星世の運に、天世の魂に」

 

 ……とは【次元の魔女】の御言葉である。

 

「それにさ、僕はドラゴンボールみたいな願望器にはなる気が無いからね」

 

「た、対価ってお金?」

 

「一兆ゼニー払っても対価には程遠いな」

 

「んな!?」

 

「価値観の相違さ。僕には一兆ゼニーなんてケツ拭く紙にすらなりゃしない」

 

 普通なら一兆ゼニーもあれば働かずに生きていけると喜ぶが、ユートにとって金は無いより有った方が良いにせよ、現金がバカみたいに有っても仕方ない。

 

 だから現金など幾らだそうが対価足り得なかった。

 

「そうだな……ブルマ自身とブルマの姉ちゃん二人、僕に抱かれな」

 

「は、はぁ?」

 

「そしたら、ヤムチャだけなら生き返らせてやるよ」

 

「な、何でそうなるのよ! というかお姉ちゃんまで引っ張り出すって!?」

 

「だって、ヤムチャのお下がりなブルマと十一歳年上な董が立つ姉ちゃんだし、二人で丁度良さそうだ」

 

 脱力感が先にクる言葉、ブルマは膝を付いた。

 

「確か、ブルマが二八歳。そうなるとタイツが三九歳……数えで四十路だよね」

 

 約二十年後の絶望の未来で生きていた為、話を聞けたからユートは識ってる。

 

 六十歳という婆ちゃんになっていたが、何故か若々しい姿なのには驚いてしまったけど、色々と聞けたのは望外な話だった。

 

 取り敢えず、四十路ならまだ抱くには充分だろう。

 

「んなもん、ダメに決まってるでしょうが!」

 

 真っ赤になって怒り狂うブルマ……まあ、それはそうだろうなとユートは断られる前提で話した。

 

 ギネの蘇生はユート自身の望みで、だがドラゴンボールでは生き返れない。

 

 だから権能で生き返らせた訳だが、此方側の冥界――【あの世】を実行支配している閻魔大王からの許可が必要で、その許可を降ろす対価が宇宙に散らばっている邪悪の抹殺。

 

 二人以上を抹殺すれば、ギネを生き返らせて構わないとされ、ガーリックJr.とスラッグを抹殺した。

 

 それ以降は他にやりたい事をやる為、貸しという形でターレス一味の抹殺をしていたし、次のターゲットがクウラな訳だ。

 

「取り敢えず、修業はさせて貰うよ」

 

 こうなれば是非も無し。

 

「じゃあこれを」

 

「うっ?」

 

「何、これ……」

 

 光の帯がクリリンと悟飯の両手両足を縛る。

 

「修の行・呪霊錠。本来と仕様が違って氣を修練する為のもの。その状態で大の字になって寝れる様になるまで慣れろ。そうしたなら今の全力が二分の力で出せる様になる。それから重力発生装置……十倍から凡そ百倍まで重力を掛けて修業が可能だ。宇宙に出てから三四日間、更にダイオラマ魔法球を使えば三十倍もの日数を修業に費やせる」

 

 しかも、ユートが時の神クロノスの権能によって、加齢されない優れ物に改良を加えていた。

 

「目安は戦闘力を十万だ」

 

「じゅ、十万!?」

 

「それだけあれば少なくともベジータとか、ザーボンやドドリアなら斃せるよ。宇宙の帝王は無理だけど」

 

 最低限で五三万とか。

 

 そして、クリリンと悟飯とルーシェとブルマは宇宙船に乗り込み、修業をしながら約一ヶ月を過ごしながらナメック星を目指す。

 

 ユートもシャブラ・ニグドゥで、ギネを伴った状態でクウラを討つべく出発。

 

 勿論、クウラとの戦闘が始まるまでは基本的に暇という訳で……

 

「ギ〜ネ」

 

「や、ん……」

 

 ギネの可愛らしい肢体を思う存分、貪り喰って堪能していたのだと云う。

 

 

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