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西暦一九九六年 九月二〇日……
御影総合病院園村麻希の病室。
「よ、数日振りだな」
「うん、そうだね」
うっすらとした微笑みは病人だからだろうが、今日は少し調子が宜しく無さそうだ。
相変わらずピンクのパジャマ姿にボブカットな髪の毛もボサボサ、目許の隈や窪みも数日前と全く変わっていないとは即ち病状の改善は成されていないという事。
ユートが【閃姫】契約を伴って抱けば病気など完治するかも知れないが、流石にそれをやるには病院から離さないといけなくなる。
それにペルソナの事件に関わるに当たり彼女を下手に助けると、事態がおかしな具合になってしまう可能性もあったから。
(可哀相だけど仕方が無いか。そういやその切っ掛けは母親の話題だったけど調子が悪くなってICUに入ったんだっけ)
元から不調だったという事か。
(マキの母さんは仕事仕事でマキを放置しているみたいに感じているみたいだが、抑々にしてよくICUに入っているんだから金は幾ら有っても足りなくなるよな)
治療の内容によって可成り上下するが一日辺りで一〇万円掛かるのもざらだし、入院費だけでも一ヶ月間を入院しただけで十数万が掛かる。
マキの母親はそれを何とか賄うべく仕事に掛かりっきり、それがマキの態度を更に硬化させているのだからマキの母親も報われない。
毎月、生活費に入院費に場合によっては手術をして更なる費用が掛かるだろう、そうなってくると下手をしたら毎月に数十万円が羽根を生やして飛んで行ってしまう筈。
マキの母親――園村節子は『SEBEC』に於ける『デヴァ・システム』開発に携わっていた為に、どうしても帰るに帰れなかったという事情も含めて擦れ違ってしまったのであろう。
(ってもな、確かに僕が【OGATA】を起業したのは約五〇年前だった訳だから……世界に色々とアクションも起こせたかも知れないんだけど、最初はこの世界がメガテン系の世界だと気付かなかったのも大きいし、軽子坂高等学校での事件に関わらなければ聖エルミン学園に来て、その上でペルソナ関連に関わろうとは思わなかった)
尚、軽子坂高等学校の魔界沈没事件――と呼んでいる――で内田たまきとペアを組んで事件解決に向けて動いた為、彼女とは男女の『御突き愛』をしていた仲だったけどたまきの判断で転校に伴って別れてしまっている。
でも聖エルミン学園ですぐ再会して互いにやり難い思いをしていたが、実はたまきが聖エルミン学園に居た事実をマヌケにも忘れていたのだ。
一応、例の彼と付き合ってはいるみたいなのだけれど……余り上手くいっていないらしい。
「どうしたの?」
「うん? そろそろ来るかなとね」
「来るって誰が?」
「実は体育祭の準備中に占い遊びをして四人ばかり倒れたんだよ」
「倒れた!?」
驚きに目を見開くマキ。
「だ、誰が?」
「藤堂、稲葉、黛、南条の四人だ。他にも上杉や綾瀬やエリーも居たけど三人は無事でね。四人はこの御影総合病院に来る筈だ」
ユートも倒れてないから単純に先んじて来ていたに過ぎなかった。
(エリーや上杉や綾瀬の三人が倒れなかったのは『ペルソナ様』を事前にして、既にフィレモンからペルソナを獲ていたからだろうな)
「稲葉君もなんだ」
「稲葉がどうした……って、そういや稲葉はよく見舞いに来ていたっけか」
「う、うん。だけど学校の出来事を話して貰ってるだけだよ!」
何故かマキは言い訳がましく叫んだ。
実際マキからしたら稲葉正男は単なる友人でしかないというのに、気になる男の子にそっち方面の勘違いをされてしまっては堪らない。
例令、その気になる男の子が桐島英理子という別の女の子との交流を深めていても。
因みに、原典ではユートでは無く香西千里との付き合いをしていた内藤陽介に気がある素振りだった訳だが……
因果なものである。
ガヤガヤと外が少し騒がしい辺り、どうやら件の四人がこの病室に来訪をしてきたらしい。
「オーッス、園村!」
いの一番に病室へと入ってきたのは稲葉正男――マーク、そして黛ゆきの→南条 圭→藤堂尚也という順番に入室をしてくる。
「病室では静かにしろ」
「うぇ? 緒方……何で?」
「何でも何も、クラスメイトの見舞いに来るのが稲葉だけだとでも思ったのか?」
「い、いや……そういう訳じゃねーけどよ」
明らかに不満そうな顔をしているマークではあるものの、だからといって『園村に近寄るな』とは決して言える訳も無くそっぽを向いた。
勿論、マキがマークの彼女とかなら堂々と言えたのかも知れないのだけれど、マキからしたならマークはよくお見舞に来てくれていて無聊を慰めるクラスメイトでしかなく、マーク本人もマキとの関係は飽く迄もクラスメイトの範疇だと考えているのだから。
告った訳ですら無い。
思春期特有の好きだけど言い出せないといったもので、大概はそうやっている内に別の誰かさんに掻っ攫われてしまうのがオチだ。
マークがマキとの会話へと勤しんでいる間に、ユートは自らのペルソナのカードを取り出す。
旅人の絵……『FOOL』を示すタロットであり、大アルカナの第〇番目に位置していた。
(『FOOL』ときたか。確か【ペルソナ3】に於いて主人公がこの『FOOL』……愚者だったな。その性質はペルソナチェンジを可能としていて、持っているペルソナは好きに付け替えられた筈。とはいっても、【女神異聞録ペルソナ】や【ペルソナ2】でもチェンジは限定的だが出来たよな。しかもプレイヤー側は全員が……ね)
主人公であるピアスの少年――この世界に於ける藤堂尚也だけでなく、マークやブラウンやアヤセや南条 圭や黛ゆきのやマキといった面々に至るまで三つまで憑けて、戦闘中でも一ターンを消費するけどペルソナチェンジが可能だ。
恐らくユートにその枷は無いのだろう。
「それ、タロットかい?」
「ん? 黛か。そうだな」
「旅人の絵という事は『愚者』だったっけか? 大アルカナの一番最初の」
「詳しいのか?」
「まさか。偶さか覚えていたんだよ」
笑いながらパタパタと手を振る。
ふと視線に気が付いて顔を上げると、何故だかプクッとむくれたマキがジトーッと視ていた。
(これは嫉妬? 黛と話したから?)
別に仲は良くても恋人とかでは無いのだから、ちょっと女の子と話したからといって文句を言われる筋合いでは無いのだけど、確かに気になっている男の子が目の前であからさまに他の女の子と話していたらムスッとしたくもなる……か?
黛ゆきのはエリーみたいな美少女って感じではないものの、普通に整った顔立ちにスラリとした長身でモデルでやれそうなスタイル、姉御肌というやつで見た目的には昭和のスケバンっぽいけど磨けば光るタイプ。
成程、原典とは違って内藤陽介や藤堂尚也よりユートと多く接点を持った事で高い好意を向けられたのだろう。
今現在は身形を気にしていられない状態だから野暮ったいマキだったが、普通にしていれば充分に美少女なのだから好意は嬉しいものだ。
どっち道、内藤陽介は香西千里と結ばれるのだから何ら問題も無いのだし……
一応、藤堂尚也がマキに対して好意を持っていたけどそれは『麻希じゃなく園村が……』といった意味であり、つまり彼が好きになっていたのは病から黒幕悪女的な立場にクラスチェンジをしていた園村麻希――マキでは無く、仲間として苦楽を共にしていた園村麻希の理想像として生み出さるた麻希の方であったと云う。
(そういえば、アキとマイの二人はどうしたものかね? あの二人もマキである事に違いは無いんだよな~)
ゲーム本編にも普通に登場をしていた二人で、名前は単純なアナグラムであり何なら白い少女――マイは『ペルソナ様』の時に泣きながら出てきたのが彼女である。
アキが登場するのはユートの記憶では鉄鼠を嗾掛けて来た際だった筈だ。
見た目には幼いけど年齢はマキ本人の年齢として加味するべきか? ならば一六歳~一七歳という事になるのだけど。
実際に本来は肉体を持たない精神生命体に近い存在であり、その気になったならそれこそ今現在の園村麻希と同じだけ成長も可能であろう。
あの二人が幼女なのは『求める者』だからで、アキが求めたのは『父性』、彼女は故に神取鷹久の事を『パパ』と呼び慕っていたのである。
そしてマイが求めたのは『救い』、何処かの誰かに自身――園村麻希を救って欲しかった。
『求める者』であるが故に姿は子供、歴とした大人が『パパ』とか言って科垂れ掛かっていたから単なるビッチだろうし、立派な大人が『助けて下さいですぅ』とかやったらあざといだけだ。
まぁ、美女補正が掛かれば別か? これでその相手が男だったなら、ユートはソイツを叩き斬ってやった自信くらいある。
男から『パパ』と呼ばれたり、『助けて下さいですぅ』とか言われたら怖気が走るから。
割とボーッと四方山に思考へと耽っていたら、急にマキが苦しみ出して叫び始めた。
「何で、どうして……嫌、イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!」
それは紛う事無く事件の始まり。
その後はユートがナースコールのボタンを速やかに押し、すぐにも看護師の女性が入って来たらマキの様子に吃驚しながらも他の看護師を呼び、特別集中治療室――ICUへと運んで行った。
ICUの扉の前で屯ろするユート達。
藤堂尚也はマークからテレフォンカードを借り『SEBEC』に電話をして、母親である園村節子へと連絡を取ろうとしているが……
「藤堂、どうだって? 園村のお袋さん」
「駄目だった! 今は会議中だか何だかで取り次いでは貰えなかった」
矢張り無理だったらしい。
「はあ? 子供が重態だってんだぜ? 何が会議中だよ! あったまおかしいんじゃねーのか?」
不満たらたらなマーク。
「騒ぐなサル! 病院内だぞ」
「くっ、南条……けどよ!」
ユートからしたら規定事項に過ぎない。
「取り敢えず伝言を頼んで、後は自宅の方に留守電を入れといた」
「そっか。園村のお母さんってあのSEBECで働いてるんだって?」
「ああ。何かの
黛ゆきのの問いに答える藤堂尚也、ゲーム版には特に無かった彼と園村麻希の幼馴染み設定だったけど、それがこの地では活きているとなるとこの世界は……少なくとも【女神異聞録ペルソナ】に於いて云えば上田信舟女史のコミカライズ版と変わらない様である。
「っ! だいたい、お袋さんもお袋さんだぜ! エンジニアだか何だか知んねーけどよ、園村から聞いた話じゃ碌に傍にも居てくんねぇって。仕事仕事って言ってたさぁ……自分の子供が心細い思いをしてるってによぉ」
「御莫迦、アンタって奴は! そんな事を言うもんじゃないよ!」
「何だよ黛、だってそうだろ? 俺だったら! 俺が園村の家族だったら絶対に独りになんかしねぇでずっと傍に居て、元気付けてやるのに」
黛ゆきのからの叱責に反論するかの如く怒鳴るマークに、本来ならば幼馴染みで訳を知った上で理解をする藤堂尚也が口を出す処だが……
「出来もしない事を囀るな小僧!」
ユートが不快そうな表情で口を出す。
勿論、藤堂尚也も某かが言いたかったらしくて口をパクパクとしていた。
「んだと!?」
「文句があるか? だったら、節子さんの背景をお前が持ったとして本当にマキの傍に居てやれるのかを考えてみろや」
「節子って、園村のお袋さんか? その背景ってのは何だよ?」
「先ず、節子さんは夫を早くに亡くしているな。そして故に夫の家族には頼れないらしいとは聞いている。更に節子さんの方の親や親戚もどうやら頼れない状況らしい。兄弟姉妹は無くて両親も、少なくともマキの傍に居てやったり金銭的な援助が叶う程のあれこれが無い様だな。つまりお前の設定ならマキの夫で両親からも離れていて、当然ながら節子さんからの援助も受けられない状況で結婚生活をしつつ、然しマキは入退院を繰り返しているという子供を作るのも困難な様子でだ……お前は本当にマキの傍に居てやれるか?」
「当たり前じゃねーか!」
躊躇い無く言えた……とすれば格好良く語り過ぎなのだろう、実際には何も考えずに答えただけとしか云えなかったのは、黛ゆきのや南条 圭らが溜息を吐いているのを視れば丸判り。
「ちゃんと話は聞いていたか? どちらの親も頼れず兄弟姉妹からも頼れない状況だぞ?」
「関係ねーよ! どんな状況だろうが俺は園村の傍に居てやるぜ!」
「所詮、サルか」
「テメェっ!」
南条 圭からよく受ける侮蔑の言葉にカーッとなったのか、マークの表情が怒りに歪むのを白けた顔で見詰めるユート。
「病院への入院はそれだけで一ヶ月に十数万円は掛かるし、治療を受ければ別途に治療費の請求だってされるんだ。患者を治すのが医者の務めだとしても金は確り要求され無償なんて有り得ない。更に今使われている特別集中治療室――ICUだって治療の内容次第で前後するが二~三〇万円もの医療費が請求される。その上で、食費や光熱費や水道代など生活費に十数万が飛ぶし、マキの学費だって支払いをしないといけない関係から毎月で何十万のお金を使う事になるか理解してるか?」
「金!?」
「ずっと傍に居る? 稼ぎもしないでどうやって食わせていく心算だよ? お金なんて地から湧き出したりしないし、天空から降ってくる様なもんでも無いんだぞ」
「うっ!」
ユートは更に口撃。
「以前、アート系の仕事で食っていけたらみたいな話をしていたな?」
「な、何だよ?」
「仮にそれが上手くいって、マキが入院で今みたいにICUに入っている状態で海外から依頼が来たとしたら? 断るしか無くなるな?」
「そ、それは……」
食う為には稼がないといけないけど、だからといって依頼を受ければ先程の主張と矛盾する。
「節子さんは『SEBEC』のエンジニア、それなりの地位にも就いている。社会的な信用を得ている責任の有る立場だから家庭の事情で休むなんてのは中々出来ない。だからと言って仕事を辞めると今度は生活がいずれ侭ならなくなる。多少の貯蓄は有ってもそれはマキの将来にも必要になるかも知れない、だからこそ安易に切り崩すのが難しい貯金だろうしな」
「くっ!」
余りのド正論に表情が歪む。
まぁ、高額療養費制度もあるから単純な入院費は兎も角として、突発的な療養費が掛かったなら払い戻しもされるのだけど。
「園村の小母さんだって傍に居てやりたいってのは山々だし、園村自身だってそんな事は理解をしているんだろうけど……な」
漸く口を出す藤堂尚也。
だけどそんな時に行き成り揺れる。
「なっ!? 地震?」
黛ゆきのが叫んだ。
「皆! 身体を屈めて頭を守れ! 他人は気にしなくて良いから先ずは自分を!」
「くっ、了解した!」
南条 圭の了解の科白に今は全員の意見が一致を見たのか追従して頷く。
地震の時に身を屈めるのは当然、どちらにしても大きな地震なら立っているのは困難となるし、何よりも下手に立ち尽くして倒れたら大惨事にだって成りかねない。
頭を守るのは言わずもがな。
とはいっても、地割れにでも呑まれてしまったらどんな防護策も意味を成さない訳だが、それはもう己れの不幸を呪って貰うしか無かった。
尚、建物から離脱をして天井が降ってくるのを予防するのも地震対策……というか、避難訓練では普通に学校でも校庭に出たであろう。
とはいえ、余りに突発的に予震すら無く行き成り震度にしてみれば五はありそうな地震であり、外に出るのは寧ろ却って危険だと判断したユートは全員の頭上に防御魔法を掛けておく。
まぁ、今回の地震は特に問題では無いと理解をしているから一応のもの、本当に危険なのは後の
「っ!? 何だい?」
「黛、どうした?」
「赤い裂け目が空間に……って、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
「チィッ!」
原典には無かった筈の事象、裂け目に呑まれた黛ゆきのを追い掛ける形でユートは飛び込む。
「黛!」
「緒方っ!」
マークと南条 圭が驚愕に叫ぶが、声を上げた処でどうにかなる筈も無くて二人は消えた。
地震こそ収まったけど、藤堂尚也を始めとして茫然自失となり消えた二人と赤い裂け目だった所を見詰めるしか無く、更には何故かICUの扉から向こうが壁だった衝撃もあり、女性の悲鳴が聞こえてくるまでの僅かな間は立ち尽くす事しか出来ない状態であったと云う。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
一方のユートと黛ゆきのは赤い裂け目から跳ばされて、何処かの空き病室だと思われる部屋へと二人して倒れていた。
「大丈夫か、黛?」
「あ、ああ……私も何とかね」
立ち上がる二人は状況の整理を行う。
「此処は?」
「ナースコール付きのベッドが有って簡易的な机と椅子にテレビ、ベッドが一つで部屋も小さいから御影総合病院の空き病室の個室の何処かって処になるんだろうな?」
「確かにね」
普通に病室ではあっても個室という事もあり、黛ゆきのはちょっと頬が赤くなっていた。
二人切りで個室にベッド付きとか、姉御とはいえ矢張り乙女は少し恥ずかしいのだろう。
「どうしてこんな場所に……というか早く皆との合流をしないと!」
「無理だな」
「何故さ?」
「時空に連続性が無くなっている。つまり空間的には完全に閉じ込められているんだ」
「なっ、何だって!?」
とはいえ、ユートは空間使い双子座の黄金聖闘士だから無理繰りに空間を破る程度は可能なのだけれど、無意味に空けても目的地に辿り着けなければ意味を成さない。
異界次元を開いて通る? それが可能であるならジュデッカからエリシオンへの超空間も比較的に楽な道程だったろう。
何故ならば、この病室の窓から見えている見知らぬ空間は神々にしか通れぬ超空間とまではいかずとも、生身の人間などが入り込めば間違い無く木っ端微塵のミジンコちゃんになるからだ。
普通よりは頑丈でDBによりフリーザ並の空間適応力を獲ているユートですら、まともに次元のうねりに捕まれば砕かれるだけでしかない。
「さて、どうしたものか……な?」
勿論、小宇宙で防御していれば問題無い程度のうねりではあるけど、それでもダメージくらいは入るから次元の海……取り分けてこの次元空間みたいな場所は生身で入りたいと思わなかった。
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事件の始まりの日は女神異聞録ペルソナのPS版の発売日ですが、これは作中の主人公達の誕生日から一七年を足してみたら普通に一九九六年だったのと、体育祭の準備中に起きたからこの頃からなら問題無さそうだったからです。