ゼノブレイド2.5   作:ナマリ

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ずっとゼノブレイド1とエキスパンションパスやってました。
っていうのも事実なのですが書く気力がなくただサボっていただけです…
これからも不定期になりますが、応援していただけると幸いです。


“スペルビア皇宮”

深夜。スペルビアの兵士に囲まれながら、膝をついた巨神獣のいるところまで歩かされている。

 

「ねぇ、いつになったら手錠外してくれんの?」

 

ミントが手錠をがちゃがちゃを揺らしながら、隣の兵士に問う。

 

「…」

 

「ねぇ?」

 

「…」

 

兵士は一向に黙ったまま。

 

「はぁー…」

 

「まったく…せっかくメレフ様と居れるってのにこんな男臭い兵士だらけ…」

 

深いため息を吐きながらつぶやく。

 

「どこに連れて行くつもりなんだよ?」

 

「皇宮にある留置所だ。明日の裁判でお前達の刑が決まる。」

 

先頭で進む麗人が、こちらを振り向かずに口を開いた。

 

「裁判…刑って…」

 

「ねぇねぇ!そこってちゃんとトイレとかお風呂とかついてるよね!?」

 

「残念だけどお風呂はナシ。でもトイレはついてるわよ?個室じゃないけど。」

 

ブレイドのカグツチがミントのほうを向いて言った。

 

「まさか同じ部屋…ってことはないよね?」

 

「…」

 

「ちょっと!?何黙ってんの!?」

 

しばらく歩き続けると、かつてのスペルビア帝国の巨神獣の膝の近くまでやってきた。

巨大なエレベーターに乗り込み、5分間ほど揺られ続けてついに皇宮へとたどり着いた。

 

「これがスペルビアの皇宮…」

 

「リュウギ見て!すっごい高い…」

 

今いるのは巨神獣の肩の部分。下を見下ろそうとするが兵士に腕を掴まれ、そのまま皇宮のほうへと

連れられていった。皇宮に入ってすぐ左の小さな扉をくぐると、長い階段。

その階段を下りていくと、たいまつでのみ照らされる狭い牢屋があった。

 

「留置所ってか…牢屋じゃん…」

 

リュウギがそんなことをつぶやいていると、牢屋の鍵が開けられ、そのまま3人はその中へと入れられた。

 

「次に来るのは明朝だ。おとなしく待っていろ。」

 

「変なこと考えたらさらに刑が重くなるかもしれませんし。」

 

そう言ってメレフとカグツチは去り、囲んでいた兵士たちもその後をついていった。

 

「…」

 

3人は互いに顔を見合わせながら下を見る。

 

「で、どーすんのよこの状況!!」

 

ミントが鉄格子に頭をぶつけながら言った。

 

「あんな状況じゃ攻撃したって返り討ちにされるだけだし、とりあえずここまで来たものの…」

 

ツバキが口を開く。

 

「ところで刑ってどんなのが来るんだろ!?死刑とか無期懲役とか…」

 

「そんなのいちいち待ってられないって。」

 

リュウギが大剣を手に提げ、力を込める。

 

「こんなところで立ち止まっちゃいられない。早く脱走しよう」

 

リュウギは剣に炎を纏わせ、鉄格子に浴びせた後、水の力で急激に冷やした。

 

「おぉー…」

 

「これで…ソードバッシュ!」

 

鉄格子が一気に破壊された。

 

「早く出ろ、行くぞ!」

 

「いきなり出ろって言われても…どうやって逃げるの?」

 

「来た道を行くと近いけどバレそうだしな…」

 

来た階段の道があるのとは逆の方向にも道が続いているのを発見し、リュウギがそちらを指さした。

 

「こっちから行くぞ!」

 

 

「おい、どこへ行く!」

 

後ろから機関銃の発砲する音が聞こえた。

 

「あちゃー…見つかったか」

 

「ええい、とにかく走るぞ!」

 

リュウギが走り出し、ミントとツバキもそれについていく。

 

「おい、待て! こちら地下牢屋エリア!脱走者だ!今は食堂へ向かっている!」

 

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