ゼノブレイド2.5   作:ナマリ

27 / 60
スマブラ発売されましたね。テスト期間なのでできないですが終わったらソフトとファイターパス買います。レックスくん使いたいし。ニアちゃんのMiiコスあるの最高ですよね。実質参戦なのではないでしょうか。


“池のほとりで”

◇◇◇◇◇

 

「う、う~ん…」

 

リュウギが目を覚ましたのは、日のあたる小さな池だった。

 

「痛ってぇ…曲がるなら曲がるって言ってくれよ…」

 

リュウギは怪我をした腕を行けで洗いながらつぶやいていた。血でにじんでいない池の水を少し飲んだ。

 

「しっかしずいぶん落ちたなぁ…研究所までどれぐらいかかるか…」

 

「…スペルビアにもこんな自然があるんだな――――」

 

 

近くの葉っぱに触れながら呟いた。その時、奥の草むらが揺れる音が聞こえた。

 

「珍しいね。こんなところに人が来るだなんて。」

 

「誰だ!?」

 

リュウギは大剣を構えた。

 

「いきなり物騒だなぁ。僕は丸腰だよ?」

 

「えっ?ああ…ごめん」

 

その青年は銀髪をしていた。「ごめん」と聞いて、少し微笑んだ。

 

「驚かせちゃったかな。しかしスペルビアの…しかもかなり奥地に。一体何しに?」

 

「ちょっとしたアルバイト…みたいなもんで。オイルリーフってのを探しにきたんだ。」

 

「オイルリーフ・・・僕の世界では聞いたことがないな。こんな奥地に生えているのかい?」

 

「そうらしい。あんたも道に迷ったのか?」

 

「そんなところだね。いかんせんここらに来たのはほとんど初めてで…」

 

「あんたこそ何をしにここに?」

 

「…探し物をしに来たんだ。君と同じさ。」

 

「はぁ…」

 

銀髪の青年はリュウギの持つ剣をじっと見つめた。

 

「その剣…一回見せてくれるかな?」

 

「さすがに見ず知らずの人に武器を見せるわけにはいかない。」

 

リュウギは断った。

 

「まぁ…そうだよね。ただ、僕は少しその武器のことを知っている」

 

「・・・は?」

 

「僕なら君の武器の力をもっと引き出すことができる」

 

「何言ってんだ?これは父さんから貰ったんだ。俺の母さんと知り合いぐらいしか知らない…それに、母さんにあんたみたいな知り合いはいない。」

 

「厳密には君の持っているそれではないけどね。」

 

「…どういうことだよ」

 

「まぁ、一つヒントだけあげるよ」

 

「ヒント?」

 

「その武器の本当の力を出すためには…願うんだ。自分が何をしたいのか、何のためにそれを振るうのか…それは君の欲しい力を発現させる。」

 

「わけの分からないこといって、俺を混乱させようとしてるのか?」

 

「まさか。」

 

すると、突然奥からさきほど聞いた野盗たちの声が聞こえてきた。

 

「…あいつら!?」

 

「早速僕が言ったことを試してみると良い。しかしいきなり言われても何をすればいいか分からないだろう?」

 

「君の敵は人間だけじゃない。敵はブレイドも引き連れている…敵はブレイドさえ倒せば無力化する――――言いたいことは分かるね?」

 

「見つけたァ!」

 

屈強な男が、ブレイドの剣を持って襲い掛かってきた。

 

リュウギは大剣で攻撃を受け止める。

 

「そんなこと言われたって…つまりどうすればいいんだよ!?」

 

「親分、俺にもやらせてくださいよぉ!」

 

横のひょろひょろな小さい男がブレイドの武器であるボールを投げつけてくる。

 

「ぐぅっ!?」

 

銀髪の青年は少し離れた。野盗は二人しかいないが、ブレイドを5体も連れている。

 

「ブレイドさえ倒せば無力化する…つまり…」

 

ドライバーはブレイドの力無しでは戦うことはできない。戦う為には自らの拳を振るうしかなくなる。

つまり、倒せばいいのはブレイドだけ。ブレイドを倒す…

 

 

そう強く念じた時、大剣の円形部に新たな文字が浮かび上がった。「剣」――――――――

 

「うおおっ!」

 

リュウギが男を退け、後ろのブレイドを貫いた。その瞬間、ブレイドはコアクリスタルへと戻った。

 

「ミチ…?ミチィ!」

 

男はもう一人のブレイドから武器を受け取り、再びリュウギへと攻撃を繰り出す。

 

「貴様ァ!よくもミチを!!」

 

リュウギは攻撃を避け、また別のブレイドに攻撃を加える。

たったの一撃で、次のブレイドもコアクリスタルに戻った。小さな男が連れていたブレイドに狙いを定め、一刀。残る二体のブレイドも裂き、二人のドライバーはただの人間へと戻った。

 

「こ、こいつ…たった一撃でブレイドを!?」

 

小さい男は恐れ、コアクリスタルを置いたまま逃げていった。

 

「貴様ぁ…覚えていろォ!」

 

屈強な男はコアクリスタルを持ち、逃げ去っていった。

 

「僕の言ったとおりだろ?」

 

リュウギは大剣を構えたまま震えていた。

 

「俺・・・一撃でブレイドを…コアクリスタルに…」

 

「君が得た力・・・それはブレイドを一撃でコアクリスタルに戻す能力だ。たとえできなかったとしてもブレイドには大きなダメージを与えることが出来る。」

 

「あんた…一体何者なんだ・・・?」

 

「それはいずれ分かる。僕の探し物はもう見つかった。君も、オイルリーフ以上のものを手に入れた。」

 

「新しい力・・・」

 

リュウギは剣を地面に突き刺し、頭を抱えた。

 

「しかしこれが君の剣の持つ本当の力ではない。いや、君自身の力と言うべきかな。」

 

「もしも本当にピンチに陥った時、思い出すといい。君自身の持つ光…誰かのために、それが自分だとしても、救う為に力を使いたいと願うんだ。」

 

 

「それが君の持つ(モナド)だ。」

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

気が付くと、リュウギはベッドの上で目を覚ました。

 

「ようやく目が覚めた?」

 

目の前にはミントが座っていた。

 

「あぁ…俺、いつの間に?」

 

「なかなか戻ってこないから探しに行ったんだよ。倒れてたからここまで運んできたの。感謝してよね」

 

「あぁ、ありがとう」

 

「全く。探すのに苦労したんだぞ…」

ツバキが隣でぼやいた。

 

 

「ごめんも!逃げるのに夢中で助けられなかったんだも!」

 

すると、奥からウマが土下座しながら現れた。

 

「私もあの時助けに行けばよかったです。すみません…」

 

アスカもウマの後ろから現れた。

 

「いや、いいっていいってそんな。俺ももうちょい気が付いてればよかったんだし…」

 

リュウギは頭をかきながら言った。ミントはそっと立ち上がり、奥へと歩いていった。

 

「今日はタルタリ焼きだよ~。分かったらほら、立って夕飯作り手伝って!」

 

「マジで!?」

 

リュウギは目を輝かせながら、ベッドから勢い良く立ち上がった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。