海の少女たちと車のライダー   作:シーチ

11 / 15
はい、第11話です。
お気に入り登録してくださった方が、とうとう30人突破しました!UAも3500まであともう少しです!最近は感想もいただけるようになり、とても嬉しいです!ありがとうございます!
では第11話、スタートです!


第11話 新しい学校生活はどのようにスタートするのか

〜前回のラブライブ!サンシャイン!!、海の少女たちと車のライダー!〜(ナレーション 桜内梨子)

海の音を聞くため、海にいた私は、高海千歌さんの出会う。その時、高海さんと一緒に、私の東京での友人であり、私の…初恋の相手である南翔太くんと再開した事に、驚く私。

高海さんは、スクールアイドル…それもµ’sが好きらしいが、私は知らないと嘘をついてしまった。

その後、翔太くんと話し、私は家に帰っていった。

 

けど、また翔太くんと一緒の学校に通えるなんて、夢みたい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梨子と別れ、十千万に帰った俺は千歌に音ノ木坂学院にいたとはどういう事だとか、色々聞かれたけど、なんとか誤魔化し、千歌達と夕食を食べ、風呂に入って自室に戻った。

 

〜〜〜♪

 

すると、俺の携帯の着信音が鳴った。

「もしもし?」

『もしもし、翔くん?』

「ことり姉?どうしたんだ?」

『もう、どうしたんじゃないよぉ!向こうに着いたら連絡してって言ったのに、連絡ないから何かあったのかと思ってたんだよ?』

「あぁ、ごめん。ちょっと色々あって、忘れ…また後でにかけようと思ってた。」

『翔くん、今忘れてたって言おうとしたでしょ?』

「いや、そんな事…『本当に?』…忘れてました、すみません…」

俺はことり姉にこれ以上隠すのは無理だろうと諦め、正直に答えた。

『むぅ…内浦にいる幼馴染と再開して楽しいのは分かるけど、お姉ちゃんの事を忘れないでね?』

「忘れるわけないじゃん。ことり姉は、俺の本当に大切な姉ちゃんなんだから。」

『翔くん…もう、本当にいい子なんだから!大好きぃ!』

一緒にいる時だと、抱きついてくる勢いで言ってくることり姉。

「ことり姉、大げさだよ。ことり姉は、もうそろそろ向こうに戻るのか?」

向こう、というのはことり姉が服飾関係の仕事に就くために留学している、アメリカの事。

『うん。明日の朝の飛行機で行く予定だよ。』

「そっか、気をつけてね。」

『うん!翔くんも、元気でね!そういえば、梨子ちゃんには会えた?』

「あぁ、さっき会った。」

『良かったね!また梨子ちゃんとも仲良くね?』

「もちろん!」

『あと、穂乃果ちゃんや海未ちゃん、他のみんなも心配してたから、また連絡してあげてね?』

「分かった、ありがとう。」

『じゃあ、またね。翔くん。』

「またな、ことり姉。」

そして、俺は電話を切った。ここまでことり姉が心配してくれるなんて、本当に良い姉ちゃんだな…

 

 

翌日…

朝食を食べおえ、朝の支度を終えた俺は、十千万を出て千歌とバスに乗った。バスの中に入ると、曜が乗っていた。

「千歌ちゃん、翔太くん。おはヨーソロー!」

いつも通り敬礼しながら元気に言った彼女に、

「おはヨーソロー!」

千歌も敬礼をしながら元気に言う。出来れば、朝のバスでその挨拶はやめて欲しいんだけどな…

「おはよう。」

「ほら、翔太くんも、おはヨーソロー!」

俺が普通におはようと言った事に、そう言ってくる曜。

「嫌だよ恥ずかしい…朝っぱらから、バスの中で。」

「えぇ!?いいじゃん、朝から元気になれるよ!」

「曜は元気すぎだ。」

 

その後、バスが出発してからも、しばらく言い合いが続いた俺達だが、そうこうしている間に浦の星女学院前のバス停についた。

「もう1度?」

「うん。ダイヤさんの所に行って、もう1回お願いしてみる。」

バスを降りて、そう言った千歌。

「でも…」

「諦めちゃダメなんだよ、あの人達も歌ってた!その日は絶対来るって。」

曜が心配の声をかけるが、千歌は本気のようだ。

「本気なんだね。」

そう言って、曜は千歌の右肩を触り、千歌が右を向く。その隙に曜は、左から千歌が手に持ってる部活動申請書を取った。曜、もしかして…

「私ね、小学校の頃からずっーと思ってたんだ。千歌ちゃんと一緒に夢中で、何かやりたいなあって!」

「曜ちゃん?」

「だから、水泳部と掛け持ち…だけど!」

そう言って、千歌の背中で部活動申請書に、

「はい!」

自分の名前を書いて渡した。

「曜ちゃん…」

涙目になりながら、千歌がそう呟いた。

「それで、翔太くんは?」

「へ?」

俺は曜の突然の言葉に、思わず聞き返す。これには、千歌も分からないというような顔をする。

「ほら!」

そう言って、曜はもう1度部活動申請書を千歌から取って、今度は俺に渡してくる。なるほど、そういう事か…

俺は曜から部活動申請書を受け取り、

「へっ?」

曜と同じように、千歌の背中で俺の名前を書いた。ちなみに、今の『曜と同じように』は、ダジャレで言ったつもりじゃないからね?

「ほい。俺は男だから、ステージに立って歌ったり踊ったりは出来ないから、マネージャーとしてだけどな。」

俺はそう言って、部活動申請書を千歌に渡す。

「翔くんまで…うぅ、うぅ…曜ちゃーん!翔くーん!」

千歌は俺と曜に抱きついてくる。やばいやばいやばい…千歌の大きめのアレが…隣の曜とは肩がくっついてるし…2人からなんかいい匂いがするし!頼む、俺の理性、もってくれ!

俺が頭の中で戦ってると、

「よーし!絶対すごいスクールアイドルになろうね!」

「うん!」

千歌は離れて意気込みを話す。それに曜はそう返事する。が、俺は1つ思った。千歌、お前が手を上げた時に何か紙のようなものが落ちていってのが見えたのだが…

「「「ん…?あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」」

俺の嫌な予想は当たり、部活動申請書が落ちていた。しかも、水たまりの中に…

 

 

「よくこれでもう1度持ってこようという、気になりましたわね。しかも1人が3人になっただけですわよ?」

千歌はもう1度、黒澤先輩に部として認めてもらおうと思い、生徒会室にやってきて部活動申請書を提出した。俺と曜と、部員になったため、ついてきている。

「やっぱり、簡単に引き下がったらダメだって思って。きっと生徒会長は、私の根性を試してるんじゃないかって!」

千歌がそこまで言った時、

「違いますわ!何度来ても同じと、あの時も言ったでしょ!」

黒澤先輩がそう言った。

「どうしてです!」

「この学校には、スクールアイドルが必要ないからですわ!」

「なんでです!」

「「むむぅ…!」」

とうとう睨み合いになってしまう2人。俺と曜は一旦落ち着けと言うが、聞かない2人。ってか、2人とも机に足を置いたらだめでしょ…黒澤先輩なんて、生徒会長なんだから…

「あなたに言う必要はありません!だいたい、やるにしても曲は作れるんですの?」

「曲?」

「ラブライブに出場するには、オリジナルの曲でなくてはいけない。スクールアイドルを始める時に、最初に難関になるポイントですわ。東京の高校ならいざ知らず、うちのような高校だと、そんな生徒は…」

生徒会長にそう言われた千歌は、何も言うことが出来ない。

「そろそろチャイムが鳴りますわ。そろそろ教室に向かったらどうです?」

黒澤先輩の言葉で、千歌と曜は教室に向かう。千歌は少し落ち込んでいるようだ。俺もついて行こうとすると…

「あなた、どちらに向かうつもりですの?」

黒澤先輩がそう声をかけてきた。

「どこって、千歌達と一緒に教室へ…あっ!」

俺はそこで思い出した。昨日、黒澤先輩から言われた言葉を…

(わたくし)は、昨日言いましたわよね?明日は少し早めに来て、職員室に向かうように、と…」

「はっ、はい…」

「なのに、部活動の申請を…随分と余裕があるのですね?」

「えっーと…」

「はーやーくぅ…向かいなさい!!」

「はっ、はいぃ!」

俺は転校初日から、生徒会長に怒鳴られるという失態を犯し、職員室に向かった。

 

 

コンコンコン

 

 

「失礼します。」

俺が教室に入ると、

「あなたが南翔太くんね?」

1人の女の人が俺にそう言ってきた。

「はい。」

「はじめまして。私は南くんのクラスの副担任の、中村恵。よろしくね。」

「よろしくお願いします。」

「もう1人、転校生の子がいるんだけど、もうすぐ来ると思うわ。あと、南くんのクラスの担任の先生もね。」

「分かりました。」

「あと、休み時間とか、クラスの子達に質問攻めに合うと思うから、気をつけてね。」

「質問攻め?」

「えぇ。私、今年から教師になったんだけど、クラスの子達に挨拶した時、質問攻めに合ったのよ…だから、南くんも質問攻めに合うと思うから、気をつけてね〜」

中村先生は、このように結構フレンドリーで良い先生みたいだ。

そんな感じで、中村先生と話していたら、

「失礼します。」

梨子が職員室に入ってきた。

「あっ、翔太くん。くしゅんっ…おはよう。」

梨子は言葉の合間にくしゃみをしながら、そう言ってきた。あっ、そういえば昨日海に落ちたんだったな…千歌のやつも落ちてたけど、特になんともなさそうだったな…あっ、何とかは風邪をひかないって言うしな。

「おはよう。」

俺が梨子に挨拶を返した時、

「はじめまして、南くん。私は南くんと桜内さんのクラスの担任の小林です。よろしくね。」

もう1人、女の人が現れた。

「南翔太です。よろしくお願いします。」

俺は小林先生に少し頭を下げて、そう挨拶した。

「じゃあ、早速だけど教室に向かいましょうか。」

「「はい。」」

 

 

俺と梨子、そして小林先生は、俺達のクラスの教室に着いた。

「じゃあ、私が呼んだら入ってきてね。」

小林先生はそう言って、教室の中に入っていった。

「梨子、もしかして緊張してる?」

俺はいつもより硬い表情をしている梨子に、そう尋ねた。「うん、ちょっとだけね。私、人見知りな所があるから…」

「そっか。多分、このクラスに俺の幼馴染が2人いると思うんだけど、梨子ならその子達と仲良くできそうだと思うよ。」

「そう?」

「あぁ。」

俺と梨子が、そんな会話をしていると、

「それでは、2人の転校生を紹介します。1人は、この浦の星女学院の共学化試験生です。男の子だけど、仲良くね?」

教室の中で小林先生がそう言った。その一言で、クラスのみんながざわつき始める。やべっ、なんか俺も緊張してきたな…

 

そして、梨子が教室に入っていく。俺も続いて入っていく。

「くしゅんっ…失礼。東京の、音ノ木坂という高校から来ました。くしゅっ…桜内梨子です。よろしくお願いします。」

くしゃみをしながらも、梨子が挨拶する中、千歌と曜が後ろの席に座ってるのが見えた。すると、千歌は梨子を見るなり、だんだんと笑顔になっていく。

「うわぁぁぁ、奇跡だよ!!」

席から立ち上がり、笑顔で言う千歌。

「あっ、あなたは!?」

それに驚く梨子。

「スクールアイドル、一緒にやりませんか!」

そんな千歌と梨子のやり取りを、クラス全員が見つめている。そんな大勢が見つめる中、

 

 

 

「ごめんなさい!」

 

梨子は頭を下げて、千歌の勧誘を断った…

 

 

あれ?もしかして俺の挨拶、忘れられてる?

 

 




次回の、海の少女たちと車のライダー!
千歌は東京から来た転校生、桜内梨子に何度も勧誘を続けるが、断られてしまう。そして千歌は、海辺で梨子からある話を聞く。

次回、『第12話 彼女はなぜピアノを弾けなくなったのか』



第11話にして、やっとアニメ1期1話が終了しました。次回からは2話に入りたいと思います。
次回も見ていただけると、嬉しいです!お気に入り登録や感想、評価などもいただけると、嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。