海の少女たちと車のライダー   作:シーチ

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はい、第14話です。
今回は、やっとあのキャラがちゃんと登場します!
では第14話、スタートです!


第14話 ニューボディに変身するにはどうすればいいのか

〜前回のラブライブ!サンシャイン!!、海の少女たちと車のライダー!〜(ナレーション 桜内梨子)

千歌ちゃんに誘われて、海の音を聴くためにダイビングショップを訪れた私達。私はそこで、海の音を聴くことに成功し、海の音を聴かせてもらったお礼に作曲の手伝いをする事を決意した。

 

そして、作曲するために千歌ちゃんの家で作詞を始める私達。そこで、千歌ちゃんのスクールアイドルに真っ直ぐな気持ちを見て、ピアノに真っ直ぐ向かっていた頃の私を思い出す。

帰りに翔太くんから、スクールアイドルを始めるのは私にとってもチャンスなんじゃないかと勧められる。

 

そしてその日の夜、千歌ちゃんにもスクールアイドルに誘われ、私はついにスクールアイドルになる事を決意した!

 

 

 

 

 

〜side 翔太〜

「「「1、2、3、4!1、2、3、4!」」」

海辺の砂浜で、ダンスの練習をする千歌、曜…そして新メンバーの梨子。俺は3人のダンスの動画をスマホで撮っている。

「はい、ストップ!」

1度練習を止めて、スマホで撮った動画を確認する。

「どう?」

「だいぶ良くなってきてる気がするけど。」

千歌と梨子はそう言うが、

「でも、ここの蹴り上げがみんな弱いのと、ここの動きも。」

「あと、ここも直した方がいいな。」

曜と俺が直した方がいいところを言った。

「あぁ!本当だ…」

「流石ね、すぐ気づくなんて。」

「高飛び込みやってたから、フォームの確認は得意なんだ!」

千歌、梨子、曜の順に言った。

「あれ?でも、翔くんもすぐに気づいたね。」

千歌がそう聞いてきた。

「えっと…それは、昔東京にいた頃ダンスしてた友達がいて、それを良く見学してたからかな。」

 

俺は東京にいた頃、µ’sの練習を見学してた時に穂乃果さん達に直した方がいいところあったら言って、と頼まれたのだが、ダンス経験が無かった俺は、本やネットで勉強した事がある。それで、µ’sの練習で気になったことなどを言っていたから、すぐ気づけたんだと思う。今では、少しぐらいなら踊れるぐらいはダンスの知識はあると思う。

 

「リズムは?」

「大体いいけど、千歌ちゃんが少し遅れてるわ。」

「私かぁ!ん?」

千歌が上を見ると、ヘリコプターが飛んでいる事に気づいた。

「何?あれ。」

「小原家のヘリだね。」

梨子の言葉に曜が説明する。

「小原家?」

「淡島にあるホテル経営してて、新しい理事長もそこの人らしいよ。」

そういえば、俺が内浦にいた頃も淡島にホテルがあったな…ん?小原…なんか、知ってる人と同じ苗字だな…まぁ、小原って苗字ぐらい何人もいるか。

「へぇ。……なんか、近づいてきてない?」

「気のせいよ。」

「でも…」

すると、一気にヘリが俺達の頭上を通り過ぎた。

「なんだ!?」

するとヘリは少し浮いた状態でドアが開いた。すると、中にいたのは浦の星女学院の制服を着た金髪美少女。

「チャオ〜!」

そう言った金髪の女の人は、ヘリから飛び降りてきた。おぉ…度胸あるなぁ…っていうか、小原って聞いてまさかとは思ったけど、本当にこの人だったのかよ…

「翔太、久しぶりね!」

俺達の方へ歩いてきて、金髪の人は俺にそう言ってきた。

「鞠莉さん!?なんでここにいるんですか?」

「それは、マリーのホームがここの近くだからデース!」

「って事は、もしかして淡島にあるホテルって…」

「イエス!私の家が経営してるホテルデース!」

お金持ちの人だって事は知ってたけど、まさか淡島のホテルの人だったなんて…

「翔くん、この人と知り合いなの?」

「あぁ…前にちょっとね。」

 

この人は小原鞠莉さん。俺が鞠莉さんと会ったのは、前にことり姉の留学先であるニューヨークに遊びに行った時に偶然会った事のある人だ。詳しい話は…まぁ、今はいいか。

 

それより、鞠莉さんが前に言ってた高校って浦の星女学院の事だったのか…なら、浦女には2年前まで…俺はふとある考えが頭に浮かんだが、とりあえず今は考えない事にして鞠莉さんに問いかける。

「それで、どうしてわざわざヘリコプターから俺達のところに?」

「4人には明日の放課後、浦の星女学院の理事長室に来てほしいの。今日はそれを伝えに来ただけ。それじゃ、そういう事だからよろしくね。チャオ〜!」

そうとだけ言って、鞠莉さんはまたヘリに乗って飛んでいった。

「なんだったの…?」

「さぁ…?」

そう言った梨子と俺。多分、千歌と曜も同じ事を思ってるだろう…

 

 

 

とりあえず、言われた通り明日の放課後、理事長室に行く事にした俺達は、今日の練習を終えてそれぞれ家に帰った。

 

 

そして、翌日の放課後…

俺達は言われた通り、理事長室に来てみると、俺達は信じ難い事を聞いた。

「新理事長?」

「イエス!でもあまり気にせず、気軽にマリーって呼んで欲しいの。」

なんと、鞠莉さんが浦の星女学院の新理事長らしい…いや、鞠莉さんってまだ高校3年生ですよね…

「でも…」

「紅茶、飲みたい?」

曜の言葉を遮り、鞠莉さんがそう聞いてきた。

「あの、新理事長…」

「マリィーだよぉ!」

「マッ、マァルィー…その制服は…?」

戸惑いながらそう聞いた千歌に、

「どこか変かな?3年生のリボンも、ちゃんと用意したつもりだけど。」

いや、そこじゃない…俺達が言いたいのは制服が変なんじゃなくて、新理事長が制服を着ているのが変という事なんですけど…

「理事長ですよね?」

「しかーし!この学校の3年生、生徒兼理事長。カレー牛丼みたいな物ねぇ!」

ダメだ…ぶっ飛びすぎてて内容がよく分からなくなってきた…前に会った事のある鞠莉さんは、ここまでハイテンションじゃなかったはずだけど…まぁ、あの時は状況が状況だったんだけどな…

「例えがよく分からない…」

俺が色々考えている間に、そう突っ込んだ梨子。

「分からないの!?」

うん、分からない。

 

「分からないに決まってます!」

すると、いつの間にか理事長室に来ていた黒澤先輩が鞠莉さんにそう言った。

「ダイヤ久しぶり!大きくなってぇ〜」

「触らないでいただけます?」

黒澤先輩に抱きついて撫で回している鞠莉さんと、それを図々しそうにしている黒澤先輩。

 

あれ?もしかして、この2人って仲がいいのか?まぁ、鞠莉さんが一方的にベタベタしてるようにも見えるけど…でも、もしかしたら前に鞠莉さんが言ってた人のうちの1人って…

 

俺がそんな事を考えていると、鞠莉さんは黒澤先輩のある部分へと手を持っていき…

「胸は相変わらずねぇ…」

と、言った。

「やかましい!!ですわ…」

「イッツジョーク!」

「全く、1年の時にいなくなったと思ったら、こんな時に戻ってくるなんて、一体どういうつもりですの?」

「シャイニー!!」

黒澤先輩の話を全く聞かないで、カーテンを開けながらそう大声をあげる鞠莉さん。この人は、普通に会話が出来ないのか…?

「人の話を聞かない癖は相変わらずのようですわね…」

鞠莉さんの制服のリボンを掴んで、そう言った黒澤先輩だが、

「イッツジョーク!」

笑顔でピースしながら答える鞠莉さん。これでも懲りない鞠莉さんも凄いな…

「とにかく、高校3年生が理事長なんて、冗談にも程がありますわ。」

「そっちはジョークじゃないのよね。私のホーム、小原家のこの学校へと寄付は、相当な額なの。」

そう言いながら鞠莉さんは、1枚の紙を見せてきた。その紙には、鞠莉さんをこの学校の理事長に任命するという事が書いてあった。

「嘘!?」

「そんな、なんで!?」

「実は、この浦の星にスクールアイドゥが誕生したという噂を聞いてね。」

「まさか、それで?」

「そう!ダイヤに邪魔されたら可哀想なので、応援しに来たのです。」

「本当ですか!」

鞠莉さんの言葉に、喜びの声をあげる千歌。確かに、理事長が味方だったら心強いな。

「イエス!このマリーが来たからには、心配ありません。デビューライブは秋葉ドゥームを用意してみたわ。」

嘘だろ!?でも、鞠莉さんが見せてきたパソコンの画面にも、そう書いてある。

「そっ、そんなぁ…いきなり…」

「奇跡だよ!」

何が奇跡だよ…秋葉ドームって言ったら、ラブライブ!の決勝大会が行われるような場所だぞ!?まだ無名の田舎のスクールアイドルが、そんな大きな場所でデビューライブをするなんて…

「イッツジョーク!」

俺が心配していると、鞠莉さんはそう言ってパソコンを閉じた。

ジョークかよ…少しでも信じた俺が馬鹿だった…

「ジョークノタメニワザワザソンナモノヨウイシナイデクダサイ…」

千歌がジト目で少し声のトーンを落とし、今までに聞いたこともないぐらいの早口でそう言った。

「実際には…」

 

 

そして、連れてこられたのは体育館。

「ここで?」

「はい。ここを満員に出来たら、人数に関わらず、部として承認してあげますよ。」

「本当!?」

「部費も使えるしね!」

そう言った鞠莉さんに、

「満員に出来なかったら、どうなるんですか?」

俺はそう聞いた。

「その時は、解散してもらう他ありません。」

「えっ!?そんなぁ…」

そう落ち込む千歌に、

「嫌なら断ってもらっても結構ですけど…どうします?」

挑発的に鞠莉さんが声をかける。

「どうって…」

「結構広いよね、ここ。やめる?」

曜がそう言うと、

「やるしかないよ!他に手がある訳じゃないんだし!」

千歌がそう言った。

「じゃあ、行うということでいいのね。」

そう言って、鞠莉さんは体育館から出ていった。

なるほど…この体育館を満員に出来たら、か…ん?待てよ、この体育館を満員って!?

「なぁ、この学校の生徒、何人ぐらいいるんだ?」

「えぇっと…あぁ!」

俺の言葉を聞いて、曜が気づいた。

「あっ!」

梨子も気づいたようだ。

「なになに?」

千歌はまだ分かっていないようだ。

「分からないか?俺はまだ出たことないけど、この学校の始業式とかってどんな風に生徒が集まってる?」

「えっ?えっと…生徒数も少ないから、この体育館の前の方に学年ごとに集まってるよ……あっ!」

「そう。全校生徒がこの学校に集まっても、この体育館は満員にならない。」

「嘘…」

「鞠莉さん、それ分かってて…」

けど、鞠莉さんからしたら、そのぐらい出来ないとダメって事なんだろう…恐らく、鞠莉さんがそれを1番分かっていると思うから…

 

それから、俺達が体育館から出ると…

「話は終わりましたか?」

「黒澤先輩…」

黒澤先輩が立っていた。

「南さん、少しよろしいですか?お話したいことがあるのですが。」

「えっ…あぁ、分かりました。悪い、3人は先に帰っててくれ。」

「えっ?あっ、うん。分かった。」

 

俺は千歌達と別れ、黒澤先輩とドライブピットへ向い始めた。

 

ドライブピットへ向かう途中、俺はさっきの鞠莉さんと黒澤先輩について考えていた。

俺はアメリカに行った時に1度、鞠莉さんに会った事がある。その時、鞠莉さんから聞いた話では、鞠莉さんはある高校で幼馴染の2人とスクールアイドルをしていた。けど、ある事がきっかけですれ違いが起こって、スクールアイドルをやめることになった。そして、鞠莉さんはアメリカに留学した…

 

うーん…その幼馴染の2人の内の1人ってもしかして、黒澤先輩なのか…それなら、黒澤先輩はスクールアイドル部を認めないと言ってるけど、µ’sが好きな事にも辻褄が合う。それに、すれ違いがなんなのか…

「あの、南さん。どうかしましたの?」

「えっ?」

「先程から、(わたくし)の顔を見ていましたので…」

俺は黒澤先輩が鞠莉さんと一緒にスクールアイドルをやっていた1人なのかと考えているうちに、黒澤先輩の顔を見てしまっていたらしい…

「あっ、すみません…あの、黒澤先輩。」

「はい?」

「黒澤先輩って、前に鞠莉さんと……」

スクールアイドルをやっていましたか?という次の言葉を押し込み、

「いえ、なんでもないです。」

そう言った。やっぱり、今は聞くべきではないな…

「…?そうですか、では行きますわよ。」

俺は鞠莉さんと黒澤先輩についての考えをやめ、ドライブピットへ歩き始めた。けど、やっぱりモヤモヤするなぁ…

 

 

『やぁ、翔太。突然すまないね。』

俺がドライブピットに入ると、ベルトさんがそう言ってきた。

「いや、俺は大丈夫。どうしたんだ?」

『入学式の日以来、特にロイミュードが動き出した様子もないが、そろそろ動き出す頃だと思ってね。』

「確かに、そろそろ動き出して来るかもしれないな…」

『翔太はまだ戦った事がないが、ロイミュードには1つ進化した姿、進化体というロイミュードがいるんだ。』

「あぁ、前に戦ったあの死神に会った時に言ってたな。でも、死神よりは弱いって事だろ?」

『それはロイミュードにもよるが、だからと言って進化体のロイミュードが弱い訳では無い。前に戦ったロイミュードよりは、格段に強い。という訳で、ドライブのニューボディを用意した。』

「ニューボディ?」

そう言ったベルトさんは、自身を巻き付けている台から映像を映し出した。

『これは、タイプワイルド。タイプスピードに比べてパワーに優れた姿だ。しかし、タイプワイルドに変身するには、使用者のパッション(情熱)、熱い心が必要だ。』

「熱い心…」

ベルトさんがそこまで話した時、この前の戦いで使ったパトカーのシフトカー、シフトジャスティスハンターがベルトさんの元にやって来た。

『ふむ…分かった。翔太、ロイミュードが現れた。』

ベルトさんって、シフトカーと会話出来るのか…?って、今はそれどころじゃない!

「分かった!」

『流石に校内で運転していたら、バレるかもしれない。翔太とダイヤは、浦の星女学院の坂の下で待っていてくれ。私がトライドロンをそこまで運転していく。』

「分かった!黒澤先輩、行きましょう!」

「はい!」

 

 

俺と黒澤先輩はドライブピットを出て、校門のところまで走ってきた。すると、俺のクラスの副担任である中村先生が立っていた。

「南くんに、黒澤さん。今帰り?」

「えっ、あぁ、はい。」

「転校してきてすぐに生徒会長と下校なんて、やるわね!」

あっ、この人、めんどくさい時にめんどくさい勘違いをしてるな…

「いや、俺達は別にそんな関係じゃ…」

「そっ、そうですわ!(わたくし)達は、そんな関係じゃ…//」

中村先生の言葉に反論する俺達だが、黒澤先輩は顔を真っ赤にしている。

「またまた照れちゃって!」

「あっ、あの先生。俺達、ちょっと用事があるでそろそろ帰ります。また明日!」

俺はそう言い、黒澤先輩と逃げるように校門を出た。そんな俺達に、

「不順異性交遊は程々にするのよ〜!」

「「なっ…!///」」

大声でそう言ってくる中村先生。そんな事大声で言わないで下さい!!俺達以外誰もいないから良かったものの…ってか、程々にするのよって、教師がそんな事言うのもどうなんだよ…

 

しかし、俺はこの時気づいていなかった。俺達が校門を出て少しした時、中村先生が不敵な笑みを浮かべて、校門を出ていた事に…

 

 

 

そして、俺と黒澤先輩が坂を降りると、トライドロンが見えた。俺が運転席、黒澤先輩が助手席に乗った。

「「……///」」

『どうしたんだね、2人共。顔を真っ赤にして黙っているが…』

俺達はさっきの中村先生の言葉で、お互いに顔を真っ赤にしていた。

「いっ、いや、なんでもない。早く現場に向かおう!」

俺はそう言って、トライドロンのハンドルを握り、アクセルを踏んだ。

 

 

 

俺達がロイミュードがいる場所に着くと、1体のロイミュードが暴れている。が、前に見たロイミュードと違う。胸に番号が書いたプレートがない。それに、前に見たロイミュードは、もっと機械っぽかったが、今回のロイミュードは機械というよりかは岩みたいにゴツゴツしている。

「なんだ?あのロイミュード…?」

『あれこそが、ロイミュードの進化体さ。』

「進化体…確かに、前のロイミュードよりも強そうだ。これ以上暴れさせていたら、かなりの被害が出ちまう…早く止めないと、行こうベルトさん!」

『あぁ、スタートユアエンジン!』

俺はベルトさんを腰に巻き付け、トライドロンから降りた。俺が降りた時、黒澤先輩もトライドロンから降りた。

「まだだ…まだ暴れたりねぇ!!」

暴れていたロイミュードがそう言った。早く止めないと、やばそうだな…そう思いながら、俺はベルトさんのエンジンキーを回した。そしてシフトスピードを取り出し、後ろの部分を半回転させてレバーにした。俺はシフトブレスにシフトスピードを入れて、

「変身!」

レバーを入れた。

『ドライブ!タイプスピード!』

俺は仮面ライダードライブ タイプスピードに変身した。

「おい、ロイミュード!暴れたりないなら、俺が相手になってやる。ひとっ走り付き合えよ!」

「あぁ?仮面ライダーか…進化した俺の、クラッシュロイミュードの力に勝てるとでも思ってんのかぁ!」

そう叫んだクラッシュロイミュードは、俺にぶつかりながら攻撃してきた。俺はそれを防いで、右手でクラッシュロイミュードに攻撃した。

「はぁ!って、かってぇぇ…」

しかし、クラッシュロイミュードには全く効かず、逆にクラッシュロイミュードの硬い体を強く突いたため、俺の手にダメージが入った。

「やぁっ!やっぱり、硬ぇし、痛ぇぇ…!!」

俺はもう1度攻撃したが、やっぱり効かない…

「オラァァ!」

そして今度はクラッシュロイミュードが殴りかかってきた。俺はそれを受けてしまい、吹っ飛ばされてしまう。

「クッ…攻撃が効かねぇ…だったら、ニューボディを試してみるか!」

俺はシフトワイルドを取り出し、後ろの部分を回してレバーにした。俺はシフトスピードをシフトブレスから取り外した。そしてシフトワイルドをシフトブレスに装填して、レバーを入れ…って、あれ?

「入らない…なんで?」

『恐らく、君のパッション(情熱)が足らないんだろう。』

「えぇ…」

『仕方ない。ならば、新戦力を試してみよう。』

すると、トライドロンから剣が飛んできた。俺はそれを受け取った。その剣は、ハンドルが付いている、独特な形をした剣だ。

「これが新戦力?」

『ドライブ用の加速剣。SO1合金で出来ている。名前については作り替えた事だし、この機に新たな名前にしようかとも考えている。翔太、何か案はあるかね?』

「どう見てもハンドル剣だろ、この剣。」

『「「……」」』

俺が言った名前に、ベルトさんと黒澤先輩、それにクラッシュロイミュードまで無言になる。

「南さん…そのネーミングセンスは…」

『翔太…この剣はハンドル剣という名前から離れられないのだろうか…もう少し、エクセレントな名前つけないか?』

「いや、ハンドル剣!それで決定だ!」

『ハンドル剣…まぁ、私ももうハンドル剣という名前がしっくりくる。』

俺はベルトさんの言葉が所々気になったが、今は気にしないでおく。そして俺はもう1度、クラッシュロイミュードへと駆け出した。

「おぉ…?ちょっ、うおっ…」

俺はハンドル剣の凄いパワーを抑えきれず、クラッシュロイミュードから少し離れた所に振り下ろしてしまう。

「おぉ、これはなかなかの暴れ馬だ。」

『直感的に戦え。』

「了解!考えるのはやめた。フィーリングで勝負といこうか!」

俺がもう1度、今度はベルトさんに言われた通り直感的にハンドル剣を振り下ろすと、クラッシュロイミュードへと当たったが、クラッシュロイミュードの右手に防がれてしまう。が、

『ターン!』

俺はハンドル剣のハンドルを回し、

「はぁっ!」

クラッシュロイミュードの腹部へと斬りかかった。

「グハッ…」

すると今度は、クラッシュロイミュードに攻撃が効いた。

『ターン!』

「はぁっ!」

俺はハンドルをもう1度回し、更にクラッシュロイミュードへ攻撃した。

『ユウターン!』

俺が更にハンドルを回すとさっきよりも威力が増し、俺は地面を滑りながらクラッシュロイミュードへ斬りかかった。

「はぁぁぁぁっ!!」

「グハァァァァッ…!」

その攻撃により、クラッシュロイミュードは倒れた。

「よし!次で決める!」

俺がクラッシュロイミュードに最後の一撃を放とうとした時、

「仮面ライダーごときに、俺は負けねぇぞぉぉ!」

と叫んだクラッシュロイミュードは、地面を殴った。その事で出来た煙や石くずで、一瞬周りが見えなくなってしまい、煙が晴れるとクラッシュロイミュードはいなくなっていた…

「逃がしたか…」

『まぁ、仕方がない。』

「そうだな…でも、次は必ず倒す。」

俺はシフトブレスからシフトスピードを取り外し、変身を解除した。

「暗くなってきてるな…」

俺が空を見えると、日が沈みかけていた。

「黒澤先輩、トライドロンで送って帰ります。」

「えっ、でも…」

「遠慮しないでください。もう日が沈みかけていますし、黒澤先輩みたいな美人さんが1人で歩いてると、危ないですから送っていきます。」

「なっ!?美人…//」

俺の言葉に、黒澤先輩の顔が何故か赤くなる。

「黒澤先輩?どうかしましたか?」

「いっ、いえ…//なんでもありませんわ。では、お願いしてよろしいですか?」

「はい!」

『はぁ…翔太、君は天然タラシというものかね?』

「はぁ?どういう意味だ、ベルトさん?」

俺はベルトさんの言葉の意味がよく分からず、そう聞き返した。

 

それから、黒澤先輩を家に送ってから俺も家に帰った。トライドロンは十千万に置いておく訳にもいかないため、ベルトさんがドライブピットまで運んでくれるそうだ。

 

 

それにしても、帰り黒澤先輩がずっと顔を赤くしてたけど、なんだったんだ…?

 

 

 




次回の、海の少女たちと車のライダー!
ライブの準備を順調に進めていく千歌達だが、スクールアイドルをやっていく上で大事なグループ名を決めてなかった事に気づいた。グループ名を考えていくが、なかなか良いのが思いつかない…グループ名を決める事は出来るのか!

次回、『第15話 グループ名はなににするのか』



はい、今回翔太が鞠莉ちゃんとも関わりがあった事が判明しました。今後、それがどのように関わってくるのか…

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