〜前回のラブライブ!サンシャイン!!、海の少女たちと車のライダー!〜(ナレーション 南翔太)
スクールアイドル『Aqours』のファーストライブが、とうとう行われた。しかし、お客さんは鞠莉さんに言われた満員とは程遠い10人程…それでも、千歌達3人はライブを始めた。そんなライブの途中、悪天候の影響で停電が起きてしまう。それと同時に、クラッシュロイミュードまで現れた。
俺は停電が起きても、必死にライブを続けようとする3人の姿を見た俺に、タイプワイルドに変身するための
そして、発電機を使って電気を復旧してくれた黒澤先輩。それと同時に、たくさんの人がライブを見に来てくれた。
いろいろあったが、3人の『Aqours』のファーストライブは、無事成功に終わった…
〜三人称視点〜
ある場所に、この前の赤い服を着た男『ハート』、眼鏡をかけた男『ブレン』、そして紫色の服を着た男『チェイス』がいた。その後ろのソファーには、黒いロングコートを着てサングラスを頭の上に付けた謎の男が座っていた。その男に、胸のプレートに『047』と書かれた下級ロイミュードが1枚の写真を渡す。
「ん?ほぅ…まさか、あの時のあいつが仮面ライダーになるとはなぁ…」
ロイミュード047が渡した写真には、仮面ライダードライブに変身しようとベルトを巻き、シフトカーを握っている翔太が映っていた。
「これは面白くなりそうだな…」
そう呟いた謎の男に、
「お前が何かに興味を持つなんて、珍しいじゃないか。」
ハートが言った。
「フッ…人間の中にも、面白いやつがいるってことだ。」
謎の男はそう言って、ソファーで寝た。
〜side out〜
〜side 翔太〜
ファーストライブが終わった次の日の朝…
「「「「カンパーイ!!」」」」
今日は休日で、俺とAqoursの3人は千歌の部屋に集まって、ファーストライブが成功した事を祝うパーティーをしている。
「いやぁ、いろいろあったけど、無事に終わって良かったよ〜」
「一時はどうなるかと思ったけどね。」
「本当に、無事に終わって良かったよ。」
千歌、曜、梨子が安心したように言った。
「翔くんも、ありがとね。」
「えっ?」
「停電した時、翔くんが走っていったの見えたから、なにかしてくれてたんでしょ?」
「まっ、まぁ、俺に出来る限り事ぐらいは、やりたかったから…」
とは言っても、結局ロイミュードが現れた事で発電機は黒澤先輩に任せて、俺はクラッシュロイミュードを倒す事しか出来なかったんだがな…
それから、お菓子などを食べてパーティーを楽しんでいた。俺が途中、トイレに行って帰ってくると…
「何してんだ?」
千歌と曜が何かの紙を梨子に見せようとしていた。
「あっ、翔太くん。実はね、翔太くんが東京に行っちゃった時に私と千歌ちゃんに渡してくれた手紙あったでしょ?あれを梨子ちゃん見せてあげようと思ってるんだ。」
曜がそう説明した。
「へぇ〜、よくそんな昔の手紙持ってたな。ってか、恥ずかしいんだけど…」
「いいじゃんいいじゃん!梨子ちゃんも見たいでしょ?」
「うん。昔の翔太くんが書いた手紙、気になるわ。」
千歌と梨子がそう言い、3人は俺の書いた手紙を見始めた。その手紙は、千歌、曜、果南姉ちゃんに書いた手紙だったため、手紙の最初には、
『ちか、よう、かなんおねえちゃんへ』
と、汚い字で書かれていた。それから、まだ幼かった俺が、汚い字で書いた文が書かれていた。ちなみに、当時の俺はまだ果南姉ちゃんの事を、果南お姉ちゃんと呼んでいた。
「へぇ、これが小さい頃の翔太くんが書いた手紙…」
「私も読むのは久しぶりだなぁ…」
梨子、曜がそう言った。
すると千歌が、
「あっ、こんな事も書いてあるよ。『またぜったいあいにいく!そしたら、ちかとようとかなんおねえちゃんは、おれがまもる!』だって。」
手紙の最後の1文を読んだ。
「昔の俺、こんな恥ずかしい事書いてたのかよ…//」
昔の俺が書いた文に、少し恥ずかしくなる俺。
「そっか…この時から翔太くんは…」
「梨子?」
小声で何かを言った梨子に俺がそう聞くと、
「ううん、なんでもないよ。」
と答えた。
それからしばらくして、今日は昼前に解散となった。理由としては、みんなまだライブの疲れも溜まっているだろうから。
俺はそれから、昼食を食べ終え、部屋でゴロゴロしていた。
あっ、そういえば今日ってあの漫画の発売日だ…俺は今日欲しい漫画の発売日という事を思い出した。本屋は沼津まで行かないと無いけど、暇だし買いに行くか。バスの時間ももうすぐだし。俺は十千万を出て、バスに乗って沼津へと向かった。
俺は書店で目的の漫画を買い、沼津で他にやる事は特になかったので帰りのバスを待つ。
バスが来たのでバスに乗り、俺は1番後ろの5人席の1番右の窓際の席に座った。
すると、1人の見覚えのある少女が小走りでバス停まで来て、バスに乗った。小走りで来たため、少し息が上がっている彼女は、息を少し整えた。
その子は、赤い髪でツインテールで結んでいる黒澤先輩、黒澤ルビィさんだった。黒澤さんは、バスの後ろの方の席までやって来た。
「あっ…」
俺が乗っている事に気づいた黒澤さんは、小さく声を漏らした。
「こんにちは。」
何を話せばいのか迷っていた俺は、とりあえずそう挨拶をした。
「こっ、こんにちは…」
黒澤さんは小さくそう返し、俺が座っている5人席の逆側の1番左の席に座っている。
「「………」」
しかし、俺達の会話はない。元々、まだ2、3回しか会ったことないから、ちゃんと話した事ないんだが、黒澤さんは少し怖そうにしている…
あぁ、そういえば男性恐怖症なんだったっけ…でも、それならもっと前の席に座ってれば良かったのに。
「あっ、あのっ…!」
俺がそんな事を考えていると、黒澤さんが話しかけてきた。
「えっ…あっ、どうした?」
俺は予想外の出来事に少し驚きながらも答えた。
「南先輩は、スクールアイドル好きなんですか?」
「えっ?あぁ、スクールアイドル好きだよ。中でも特に、µ’sが好きだよ。」
「そうなんですか!ルビィも、µ’s大好きです!」
黒澤さんが、勢い良く1つ俺に近い席に身を乗り出しながら、さっきとは違ってハキハキした声で言ってきた。
「特に花陽ちゃんが好きなんです!」
そう言っている黒澤さんの顔を見ると、とてもキラキラした顔をしていた。
「黒澤さん、やってみたら?スクールアイドル。」
「ほぇ?」
何今の声、すっごい可愛い…
「ルッ、ルビィがスクールアイドル!?むっ、無理ですよ…」
「そんな事ないよ。黒澤さん、可愛いんだし。」
「かっ、可愛い!?ルビィが可愛い…//」
顔を真っ赤にする黒澤さん。うん、やっぱり可愛い…
「それに、お姉ちゃんも…」
「そっか…黒澤先輩、何故かスクールアイドルに反対的だもんね…」
「はい…」
「じゃあ、黒澤先輩の事は置いといて、黒澤さん自身がやりたいか考えてみたら、やりたい?スクールアイドル。」
「ルビィは…」
黒澤さんが次の言葉に迷っている。まぁ、今無理やり聞き出しても、しっかりとした答えは出せないか…
「まぁ、返事は急がなくてもいいから、ゆっくり考えてみて。けど、さっきまでは緊張してたみたいだけど、今は大丈夫みたいだね。」
「あっ、ほんとだ……あっ、あの!南先輩に、お願いが…お願いがあるんです!」
「お願い?俺に?」
「はい…あの、ルビィが男の人が苦手なのは知ってますよね?」
「うん、前に聞いたけど…」
「でも、南先輩とは、何故かちょっとだけお話出来るんです。ルビィは、男の人と普通にお話出来るようになりたい…だから、南先輩に協力してほしいんです!」
「俺は全然良いけど、黒澤さんは俺でいいの?」
「はい。南先輩は、不思議と他の男の人より怖くなくて、今もお話しする事が出来たから…」
なんで俺だと話す事が出来るのかは謎だけど…
「分かった。俺で良かったら、協力するよ。」
「あっ、ありがとうございます!」
「それで、俺は何をすればいいの?今の感じを見ると、話す事は普通に出来てるみたいだけど…」
「あっ…えっと…具体的には考えてなくて、とにかく男の人とちゃんとお話しする事が出来るようになりたいと思ってたので…」
具体的に何するかは考えてなかったんだ…
「じゃあまとめると、俺と話したりして、段々と男の人に慣れて行きたいって事?」
「はい…」
「じゃあ、とりあえず俺も、学校で黒澤さんを見かけたら声をかけたりするようにするよ。まぁ、学年が違うから会う機会は少ないかもだけど…」
俺の言葉を聞いた黒澤さんの顔は明るくなった。
「ありがとうございます!」
やっぱ黒澤さんって、小動物みたいで可愛いな…
その時、バスがちょうどバス停に止まった。
「あっ、ルビィここで降りなきゃいけないので…」
「うん、またね。」
「はいっ、これからよろしくお願いします!」
そう言って、ルビィちゃんはバスを降りていった。うーん…でも、引き受けたものの、何をすればいいんだろうか…
俺は、かなりの大役を引き受けてしまったのかもしれない…
〜side out〜
〜side ルビィ〜
家に帰ってきたルビィは、1人部屋で考えている。
「はぁ…」
ため息をついたルビィは、南先輩の事を思い出す。
なんでだろう…ルビィは男の人が苦手だけど、南先輩は何故か怖くない。南先輩は、不思議な人だなぁ…そんな考えが、ルビィの頭から離れなかった…
〜side out〜
〜side 翔太〜
黒澤さんとの出来事から一夜明け、今は翌日の放課後に入ったところだ。
ピンポンパンポーン
そんな時、校内放送が流れ始めた。
『シャイニー!全校生徒のみんなにお知らせデース!2年生の南翔太さん、今すぐ理事長室に来てくだサーイ!すぐに来ないと………とにかく、待ってるわ!』
・・・
その放送に、クラスのみんなが戸惑っている。それは、他のクラスも同じだろう…
鞠莉さん、なんて放送してんですか…理事長なんだから真面目に放送してくださいよ…ってか、最後なんか脅迫めいたこと言いかけませんでした!?
「翔太くん、早く行った方がいいんじゃないの?」
「えっ?」
「ほら、さっきの放送、翔太くんを呼んでたでしょ?」
あっ、そういえば呼ばれてたの俺だった…インパクトが凄すぎて自分が呼ばれていた事に気づいてなかった俺は、梨子の言葉で気づいた。
「じゃあ、行ってくるよ。遅くなるかもしれないから、先練習やっててくれないか。いつもの砂浜だろ?」
「うん。分かった。」
俺は千歌達と別れ、理事長室に向かう。
俺、何かしたかな…鞠莉さんのあの感じだと、怒られるわけじゃなさそうだけど、逆に怒りすぎててテンション高いのかも…あの人の事は、イマイチ掴めないし、有り得るんだよなぁ…
そんな事を考えながら歩いていると、理事長室に着いた。すると、中から何か聞こえてくる。
コンコンコン
「失礼します。」
「鞠莉さん!なんなんですかあの放送は!!」
「もうっ、ダイヤったら細かいわねぇ。」
俺が理事長室に入ると、鞠莉さんと黒澤先輩が言い合いをしていた。
「あの…」
「あら?翔太、来たのね!」
「まぁ、あんな呼ばれ方されたら来ますよ…それより、俺はなんで呼ばれたんです?」
「実は、今日はお願いがあって呼んだの。」
「お願い?」
とりあえず、俺が何かした訳ではないようだ…
「最近、この辺りで怪物が暴れているのは、翔太も知ってるわよね?」
「はい。」
「そこで、6年前にもあった機械生命体事件を専門的に扱う、特殊状況下事件捜査課、通称
「は?」
俺は鞠莉さんの訳の分からない言葉を聞いて、相手が一応理事長だという事も忘れて、そんな言葉を発した。
「だーかーらー、特状課をこの浦の星女学院に設立する事になったの!」
「いやいや、何回言われても分かりませんよ。だって、ここ学校ですよね?なんで警察が学校に…」
けど、今回は冗談では無いのかもしれない。なぜなら、後ろにいる黒澤先輩が、いつもみたいに冗談を言った鞠莉さんを注意したりしていない…
「翔太。いま、機械生命体犯罪が1番起きている地域ってどこ?」
「えっ?それは、この内浦ですよね…?」
「そう。だから、その内浦で活動できるように、この浦の星女学院に設立される事になったのよ。それに、狙われるのはこの学校の生徒って事もあるからね。」
「全然分かってないですけど、とりあえず分かった事にします。で、なんでその話を俺に?他の生徒は知らないんですよね?」
「話が早くて助かるわ。もちろん、他の生徒には、この話はシークレットよ。あなたに教えたのには、特別な理由があるの。」
「その特状課の協力者に、翔太。あなたがなって欲しいの。」
はい?