海の少女たちと車のライダー   作:シーチ

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はい、第7話です。
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では第7話、ご覧下さい!


第7話 浦女で出会う人達とは誰なのか

〜前回のラブライブ!サンシャイン!!、海の少女たちと車のライダー!〜(南翔太)

俺と千歌と曜が学校へ向かおうとバスに乗ろうとした時、重加速現象が起こってしまう。

俺は千歌と曜を先に学校へ向かわせて、ベルトさんとロイミュードの元へ向かう。ロイミュードに襲われていた女の子を救い出し、ロイミュードを倒すことが出来た。

しかし、そんな俺とベルトさんの前に、紫色の服を着た男が現れた。そしてその男は、黒と紫色の姿へと変えた。

「俺は魔進チェイサー、ロイミュードの番人…同時に、死神だ!」

魔進チェイサーと名乗った男は、俺へ攻撃してくる。俺は反撃しようとするが、全く歯が立たない…

なんとかトライドロンに乗って、魔進チェイサーから逃げ切ることが出来た。その後、転校初日で遅刻確定の俺はどうにか早く行きたいと思っていると、ベルトさんが特別運転許可証…俺に仮面ライダードライブとしての特例措置として、貰った許可証でトライドロンへ乗り、浦の星女学院へ向かったのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

やばい、やばい…車を初めて運転しながらも、俺の心は『やばい』の3文字でいっぱいだった。え、何故かって?そんなの決まっている…もう、転校初日で遅刻どころの時間じゃないからだ!さっき、ロイミュードを倒したところまでだとまだ遅刻で済んだ。けど、あの死神と戦ったため、かなり時間が過ぎてしまった。そんなことを考えながらも、

「よし、そろそろ着く!」

と、浦の星女学院までもう少しの所まで来た。しかし、ここで1つ疑問が生まれる。

「ベルトさん、この車どこに置いとくんだ?それに、浦女の人達に見られるのもまずいんじゃ…」

『心配いらない。浦の星女学院の校舎へ向かう坂の下に停めたまえ。あとは私がドライブピットへ向かわせよう。』

「オッケー。もうひとっ走り行くぜ!」

俺は、浦の星女学院までトライドロンを猛スピードで向かったのだった。(スピード違反にはならない程度に。)

 

 

俺は浦の星女学院の坂の下まで来たのでトライドロンをベルトさんに任せて降りた。

よし、あとはこの坂を登れば!って、えっ…?この坂登るの…?

俺は目の前にある坂に驚きながらも、時間が無いため走って登り始めた。

 

「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…戦ったあとにこの坂はきつい…」

俺は、疲れ果てながら校門をくぐり抜けた。そんな俺の目に入ったのは…

「スクールアイドル部で〜す…大人気、スクールアイドル部で〜す…」

「はぁ…」

「全然だね…」

ダンボールの上に座り込んでいる千歌と曜がボソボソと言っている。

「お前ら、何やってるんだ?」

「「へ…?」」

「あっ、翔くん!?」

「どこ行ってたの?もう始業式どころか、学校も終わっちゃってるよ?」

「えっ、まじか…やべぇ、どうしよ…」

曜の言葉に、転校そうそう無断欠席となっちまうと体の力が抜けかけた。

「っていうか、お前達こそ、そんなとこに座り込んでどうしたんだ?」

「あぁ…それがね、スクールアイドル部の勧誘をしてたんだけど、あんまり良くなくて…」

「あぁ、そういうこと…」

俺が曜の説明を聞いて納得していると、

「ん?わぁ…」

千歌がなにかに気づいたので、俺と曜もその方向を見た。

「美少女…?」

曜が言ったように、かなりの美少女が2人歩いていたのだ。1人は黄土色系の髪の色で、もう1人は赤い髪色でツインテール、2人とも背の小さめな女の子だな。ん…ってか、あの子たちって俺が初めて変身した時に助けた子たちだ…この学校の生徒だったのか…

「あの!スクールアイドルやりませんか!」

と、真っ先に千歌がそう言って、美少女2人の前へ現れた。いや、いきなりすぎだろ…その事に、美少女2人も驚いている。

「ずら!?」

黄土色の髪の子がそう言った。

「ずら?」

「いっ、いえ…」

「大丈夫、悪いようにはしないから。あなた達きっと人気が出る!間違いない!」

「いや、でも…」

千歌の強引な誘いに、黄土色の髪の子は戸惑っているが、赤いツインテールの子はじっと千歌が持っているポスターを見ている。

「さっ、さっさっ!」

千歌がポスターを動かすと、赤いツインテールの子はそのポスターの方へ顔を動かしていく。

「興味あるの!」

「ライブとか、あるんですか!」

と、赤いツインテールの子は興味があるように聞いてきた。

「ううん、これから始めるところなの。だから、あなたみたいな可愛い子に是非!」

そう言って、千歌が赤いツインテールの子の手に触れた。すると、赤いツインテールの子の顔は真っ青になり、黄土色の髪の子は耳を塞いだ。ん…?その事に、俺と千歌と曜は疑問に思う。しかし、その意味もすぐに理解出来た。

「ピギャァァァァァァァァァァァァ!!!!!?!」

と、かなりでかい声で赤いツインテールの子は顔を真っ赤にして涙目で叫んだ。

「ルビィちゃんは、究極の人見知りズラ…」

黄土色の髪の子が言った。究極の人見知りって、究極すぎだろ…あっ、赤いツインテールの子、ルビィちゃんって言うんだ。変わった名前だな。俗に言うキラキラネームっていうやつなのかな?

「うわぁぁぁぁぁっ!」

ルビィちゃん、まだ叫んで…ん、この声ルビィちゃんじゃないし、ルビィちゃんの方を見ると、まだ涙目だが叫んではいない…

すると、木の上からまた違う女の子が降りて…いや、落ちてきた。

「うぅ、足…うぎゃ!」

落ちてきて足を痛めている中、さらに自身のであろうスクールバックが頭の上に落ちてきていた。

「ちょっ、いろいろ大丈夫…?」

千歌が聞くと、

「はっ!フッ、フフフフフ…ここはもしかして、地上?」

と、言い出した。

「大丈夫じゃ、ない…」

千歌の言う通り本当にやばいんじゃないか…

「ということは、あなた達は下劣で下等な人間ということですか?」

下劣で下等って…ってか、君も人間だろ?まさか、ロイミュード!?って訳ないか…今朝、ロイミュードに襲われてた子でもあるしな…

「うわっ…」

そして、曜も声に出るほど引いている。けど、うわっ…は酷いような…あれ、というかこの子の黒髪にお団子頭…今朝ロイミュードに襲われていた子だ。この様子だと、ギリギリ間に合ったのかな…いや、遅刻して怒られて、壊れちゃったってことも…

「それより足、大丈夫?」

そう言って、千歌が落ちてきた子の足をつつく。

「いっ…!痛いわけないでしょ、この体は単なる器なのですから。」

と、明らかに痛そうだが、強がって変なことをさらに話し始めた。

「ヨハネにとって、この体はあくまで仮の姿。おっと、名前を言ってしまいましたね。堕天使ヨハ…「善子ちゃん?」

すると、落ちてきた子の話を遮って、恐らく落ちてきた子の名前であろうことを言った黄土色の髪の子。

「やっぱり善子ちゃんだ。花丸だよ、幼稚園以来だねぇ。」

黄土色の髪の子…花丸ちゃんは懐かしむように言うが、落ちてきた子…善子ちゃんは、違うようだ。

「はっ、なぁ、まぁ、るぅ!?にっ、人間風情が何を言って!」

すると、花丸ちゃんはいきなり、

「じゃんけん…」

と言い出した。

「「ポン!」」

それに善子ちゃんもちゃんとじゃんけんをした…って、何あれ?

善子ちゃんが出した手の形がよく分からない形だった。

「そのチョキ、やっぱり善子ちゃん!」

花丸ちゃんは、その形を見て善子ちゃんと確信したようだ。っていうか、その形チョキなんだ…

「善子言うな、私はヨハネ!ヨハネなんだから!」

そう言って、善子ちゃんは走り出して言った。

「善子ちゃーん!」

そして、その善子ちゃんを追いかけるように花丸ちゃんが、そしてその花丸ちゃんを追いかけるようにルビィちゃんまで走り出していった。

「善子言うなー!」

「どうしたの、善子ちゃーん!」

「待ってー!お姉ちゃぁん!」

そして、3人とも走ってどっか言ってしまった…それより、

女子校の浦の星女学院に、男の俺がいることを誰も聞かずに行っちゃったな…

 

 

「なんだったんだ…?」

「あの子たち、後でスカウトに行こう!」

千歌のスカウトしたい気持ちは変わらないようだ。

「あっははは…」

千歌の言葉に、曜も苦笑いだ。

「あなたですの、このチラシを配っていたのは?」

「「「えっ?」」」

俺と千歌と曜は、声のした方へと振り返ると、長い黒髪で緑色の目、キリッとした女の人が立っていた。なんか、不思議と絵里さんに似たものを感じる…あれ?この人、どこかで…

「いつ何時、スクールアイドル部なるものが、この浦の星女学院に出来たのです。」

厳しそうな声で、黒髪の女の人は言う。

「あなたも1年生?」

黒髪の女の人に千歌はそう聞く。

「いや、千歌。リボンの色が青だし、事前にもらった資料では青のリボンは3年生だって書いてあったから、3年生じゃないか?」

「あっ、そっか!リボンの色が青なら、3年生だね。」

と、俺と千歌が呑気に話していると、曜は少し怖がるように言ってきた。

「違うよ、千歌ちゃん翔太くん。その人は、3年生だけど…」

俺と千歌の耳元で曜は小声で言った。

「「嘘!?」」

その事に、俺と千歌は驚いた。なぜなら…

「「生徒会長…」」

そう、生徒会長だったから…ん?その前に、千歌は1年間この学校にいたのに知らなかったのかよ…

 

 

その後、俺と千歌は生徒会室に呼ばれ、曜は外で心配そうに覗きながら待っている。

「つまり、設立の許可どころか申請もしていないうちに、勝手に部員集めをしていたというわけ?」

そう、冷たく生徒会長は言う。しかし、今の俺にとってはそれどころではない…俺は浦の星女学院の共学化試験生。今日は俺の転校初日、それにもかかわらず俺は無断遅刻…いや、無断欠席したのだ。そんな俺が生徒会室にいる。これは、まずい…千歌への話が終わると俺の話が始まる。俺、無事でいられるかな…

「悪気はなかったんです。ただ、みんな勧誘していたので、ついでというか…焦ったというか…」

「部員は何人いるんですの?ここには、1人しか書かれていませんが…」

「今のところ、1人です…」

「部の申請には、最低5人は必要というのは知っていますわよね?」

「だから勧誘してたんじゃないですか〜」

そう言う千歌に、とうとう怒った生徒会長は勢いよく手で机を叩き…

「あいったぁぁ…!」

痛がっていた…

「「プフッ!」」

その事に、俺と千歌はついつい笑い出してしまった。なるほど、絵里さんに似たものを感じたのは、ポンコツな所があるからなのかも…

「笑える立場ですの!」

すると、笑っていた俺たちにそう言ってくる生徒会長。

「「すいません…」」

「とにかく、こんな不備だらけの申請書、受け取れませんわ。」

「えぇ!」

「千歌ちゃーん…一旦戻ろ?」

生徒会室のドアを開けて曜がそう言ってきた。

「じゃあ、5人集めてまた持ってきます!」

「別に構いませんけど、例えそれでも承認は致しかねますけどね。」

「どうしてです!」

(わたくし)が生徒会長でいる限り、スクールアイドル部は認めないからです!」

生徒会長がそう言うと、風が勢いよく吹いてきた。

「そっ、そんなー!」

千歌は、今は無理だと思ったのか、今日のところは帰ることにするようで、生徒会室を出ようとしていた。あれ、このまま俺も一緒に生徒会室から出れば大丈夫なんじゃ…

そう思い、俺も今のうちに生徒会室を出ようとすると…

「逃げられると思いましたか?この浦の星女学院の共学化試験生で、転校初日から無断欠席した、南翔太さん?」

そう冷たく生徒会長が言った。

「ですよね…千歌、曜、俺はもう少し戦わなければならないみたいだ…」

「「がっ、頑張ってねぇ…」」

千歌と曜はそう言って生徒会室から出ていった。

「……」

無言で、真剣な顔で俺の顔を見ている生徒会長。やべっ…もしかして、結構怒ってるんじゃ…

「あのぉ、どうしました?」

「あっ、いえ…すみません、なんでもないです。それでは、はじめまして。南翔太さん。」

「はっ、はじめまして…その、無断で遅刻してすみませんでした…」

「無断遅刻ではなく、無断欠席ですわよね?」

「はっ、はい…」

「まぁ、いいですわ。私は生徒会長の黒澤ダイヤと申します。」

ダイヤ…?変わった名前…ルビィちゃんといい、宝石の名前をつけるのって流行ってるのかな…?

「改めまして、南翔太です…」

「今回の件については、先生方には急用ができて明日、転校してくるようになったということにして頂けるよう頼んでおきましたわ。」

「えっ…?あっ、ありがとうございます。」

「今回は特別ですわ。理由が理由ですので。」

理由が理由?生徒会長は俺が仮面ライダードライブであることを知ってるのか?いや、そんなことないよな…

「あなたは明日の朝、もう1人の転校生と一緒に自分のクラスだけ挨拶をすることになりますので、明日の朝は絶対に遅刻せずに、職員室に来てください。いいですわね?」

「はい、分かりました。」

もう1人の転校生…?もしかして、梨子か?やっぱり、梨子もここに転校してくるんだよな。これで、千歌、曜、梨子と少なくとも3人は知り合いがいる。女子校に男子1人でもきついのに、知り合いなしじゃもたなそうだもんな…

あれ…?そういえば、生徒会長はあんまり怒ってないのか?じゃあ、なんでさっき、あんな真剣な顔で俺の顔を見てたんだ…?

「では、早速ですが、ついて来て頂けます?」

「えっ、どこに?」

「何言ってるんですの?早く行きますわよ。」

「えっ、ちょっ、待ってください!」

俺は生徒会長に言われるままに、ついて行ったのだった…

 

 

 

 

 




次回、海の少女たちと車のライダー!
とうとう秘密基地である、ドライブピットへ!
次回、『第8話 秘密基地とはどこなのか』





今回は、1年生の3人とダイヤさんが登場!そして、ダイヤさんが翔太を連れていこうとしている場所とは…
では、次回もご覧下さい!
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