今後気を付けていますがあるかもしれません
よろしくお願いします
第2試合 轟VS瀬呂
瀬呂、ドンマイ、ドンマイ、瀬呂
第3試合 上鳴VS塩崎
上鳴、ウェイ、面白いよ、ウェイ
※※※※※※
第4試合 飯田VS発目
『ザ・中堅って感じ!? ヒーロー科 飯田天哉 VS サポートアイテムでフル装備!! サポート科 発目明』
おぉー、発目かぁ。とりあえずは応援に向かった。
「頑張れよー。発目ー」
発目は僕の声が聞こえたのか手を振っていた。対して飯田の方を見ると……ありゃ?
「飯田もサポートアイテム、フル装備じゃあねえか!?」
話を聞いていると発目がサポートアイテムを渡したみたいだ。……あぁ、把握した。僕は苦笑いだ。
「発目ー。10分でまとめろよー」
「ふっふっふ。もちろんですよ、白井さん」
思った通り、発目はサポートアイテムの売り込みをし始めた。いやぁ、清々しいね。飯田はただの広告塔ですね。すると
『そして、第一種目で2位の白井黒くんが使っていたこの『ザ・ワイヤーアロー拳銃型』もお忘れなく!!」
しっかり僕を使い売り込んでるな。しかしプロヒーローは
「おぉ、あの無個性くんが使ってた!」
「すげぇよな。あんなにぴょんぴょん飛べるなんてよ」
なかなか高評価だよ、発目。そして10分後、やりきった顔で発目は場外に出た。
「騙したなあああ!!!」
飯田はマジ切れですね。確かに怒るよね。蛙水が
「あの子、凄い根性ね」
「だろ、アイツのああいうとこ面白いよ」
「……あの子の事好きなの?」
「えっ!? うーん。そうだな…」
そういうの考えた事無いな。異性としてみる。そうだな。そうなると……
「僕は梅雨ちゃんが大好きだよ」
「ケ、ケロ!!?」
その場の空気が変わった。僕らに注目している。しかし僕は気にせず
「そろそろ僕は控え室に行くね。応援よろしくね、梅雨ちゃん」
僕はその場を後にした。あっ、ついでに発目に会っておこう。
※※※※※※
白井が去った後、残された蛙水は頬を赤く染めてぽけーっとしている。周りのクラスメイトはざわついていた。
「えっ、それって……」
「おいおい、この場でまさかの告白かよ!?」
「キャーー!! 憧れる!!」
「白井……すげえな」
女子達が蛙水を囲んでいた。
「ねぇねぇ、梅雨ちゃん。どうするの?」
「ケ、ケロ!?」
「そうだよ! 付き合うの!?」
「私応援するよー!!」
「そもそも、白井くんとはどんな風にそうなったの?」
試合が始まるまで女子は蛙水を質問責めにしていた。
※※※※※
「どうですか、腕の具合は?」
「うん。今んとこ大丈夫だよ」
発目に義手のチェックをしてもらった。第一第二種目通して問題ないみたいだ。
「頼みますよぉ。アナタは私の広告塔なのですから」
「アッハイ。任せて下さい」
そうこうしている内に第5試合も終わりそうだ。どうやら常闇の圧勝のようだな。ダークシャドウ凄いね。さて僕の番だ。
「頑張って下さいね、白井さん」
「おぉー。任せてね」
僕は控え室を出てステージに向かった。
『第6試合。あの角からなんか出んのねえ出んのお!! ヒーロー科 芦戸三奈 VS 剣一本でここまでのし上がりやがったあ!! それはどこまで続くのかあ!! 同じくヒーロー科 白井黒』
芦戸は手で目を隠しながら
「ふぇーん。これは強敵だよぉ。勝ち目ないよぉ」
「それじゃあ、辞めるかい?」
「なんのぉ。勝って二回戦に進ましてもらうよお」
芦戸はやる気のようだ。ならそれに応えなければいけないな。僕は剣を構えた。
『START!!』
「先手必勝だあ!!」
芦戸は酸を使って滑るように僕に向かってきた。そして酸を投げつけた。
「甘いよ、三奈ちゃん!」
僕はそれを避けカウンターを喰らわそうとしたが、芦戸は酸を使い距離をとられた。
「ふっふっふ。これくらい何ともないよ」
「なかなかやるね、三奈ちゃん」
今度は僕から仕掛けた。一気に駆け寄り攻撃した。
「ほっと!! よっと!!」
ギリギリだが上手く避けている。なるほどなるほど。
「運動神経抜群だね、三奈ちゃん」
「それはどうも!!」
芦戸は酸で牽制しながら離れた。酸の使い方も上手い。移動にも適している。というか当たったら溶けるな。
「よーし。僕、本気だしちゃうぞお!!」
「えっ、何言って……」
僕は前方に剣を思いっきり速く、そして大振りに振りながら地面をえぐるように巻き上げながら駆け出した。
『「なっ!?」』
『なんだあれーーー!! 地面ごと切り刻みながら、いや抉りながら芦戸に向かっていやがる!!』
「うっ!? これでも食らえ!!」
芦戸の投げつけた酸も切り刻んでいるステージの瓦礫が邪魔をして届かない。
「ふはははっ、逃がさないよ!」
「ひぃーーー!?」
『おおっと!? 芦戸たまらず逃げ出したあ!!』
『そりゃあ、あんなの食らったら一溜まりもないからな』
『そうだが、おまえのクラスやべえな、イレイザー!! あいつ、敵襲撃の際も……むごお!?』
『お前は何でもかんでも喋りすぎだ。ちゃんと実況しろよ』
その鬼ごっこの幕切れは早かった。芦戸は逃げるように場外に出た。
「芦戸さん場外!! 白井くん、二回戦進出!!」
ヤバい、やりすぎた。僕は芦戸の所に向かうと座り込んでいた。
「ふぇーん。本当に怖かったあ!」
今度は本当に泣いてるや。
「ゴメンよ。三奈ちゃんが本当に強かったからさ……」
「えっ!? 私そんなに強い!?」
僕の言葉に表情が一気に明るくなった。
「勿論さ。あの運動神経も良かったし、個性の使い方も上手だった。三奈ちゃんは中距離支援向きだと思うよ」
「えへへ、そうかな?」
「だから……」
僕は芦戸の頭を撫でながら
「今日は僕の勝ちって事で、三奈ちゃん」
「う、うん!」
芦戸に手を貸し立ち上がった。よく見ると頬が赤い。うーむ、怒っているのか? 分からん。
※※※※※※
「うーーーーーん!!」
芦戸は照れと恥ずかしさでいっぱいだった。それは誉められてなのか、慰めてもらったからか、その気持ちはよく分からなかった。
「あれ? そういえば、黒ちゃんは梅雨ちゃんが好きなんだっけ」
芦戸は白井が蛙水に告白した場に居たのだ。あの時はハシャいでいたが、それを考えると芦戸の胸がざわついた。なんかモヤモヤした気分で嫌になっている自分に芦戸は気づいた。
「こ、コレはまさか……!?」
芦戸は首を振った。その気持ちが本当なのかどうか分からないまま観覧席に戻った。
芦戸は席に着くと隣に蛙水が居た。周りを見れば良かったと芦戸は思った。蛙水は
「お疲れ様、三奈ちゃん」
「あははっ、ありがとうね。でも黒ちゃん強かったよ」
「そうね。黒ちゃんは恐ろしい程強いもんね」
芦戸はまた胸がざわついた。さっきよりもモヤモヤした気分はいっぱいだ。そして
「でも、黒ちゃんも……」
「梅雨ちゃん!!!」
「「「「「「「!?」」」」」」」」
蛙水もその場に居たクラスメイトも芦戸の大きな声に驚いていた。芦戸は
「梅雨ちゃんに話があるの……」
「な、何かしら?」
芦戸は躊躇したがこの気持ちをどうにかしたかった。
「黒ちゃんの事、本当に好きなの?」
「ケロ!?」
蛙水はあたふたした。その感じで芦戸は分かった。
「……好きなのね」
蛙水は恥ずかしそうに頷いた。芦戸は口を紡ごうにも言葉が先に出ていた。
「私も黒ちゃんの事が好きなの!!」
「「「「「「ファッ!!?」」」」」」
周りのみんなは変な声を出していた。蛙水は驚きながらも芦戸を見ていた。
「……そうなの」
「うん。この気持ちは本当だよ。だから……」
芦戸は蛙水に手を差し出した。話したら気分は晴れやかであった。
「これからはお互い恋のライバルってことで!!」
蛙水は驚きはしたが芦戸の手を握り
「えぇ。私負けないわよ、三奈ちゃん」
「ふふん。私だって負けないんだから!!」
芦戸と蛙水は握手をしている中、他の人は
「えっ、何、どゆこと!?」
「分かんねえけど芦戸も白井の事が好きってことだろ!?」
「キャーー!! 何か凄ーーい!!」
「こ、これは良いの?」
「うおおおおお!! どういう事だよ白井いいいい!! 羨ましいぞおおお!!」
様々な反応を示していた。その頃白井は
「へっくしゅん!! はぁ、風邪かな?」
「止めて下さいよ。白井さんには優勝目指して貰わないと困りますよ!!」
「はいはい、分かりました」
「それで、今度の試合には是非コレを使って下さい!!」
控え室で発目にサポートアイテムの説明を受けていた。発目の存在も後々波乱を巻き起こす。