無個性な僕は丑の戦士に助けられた   作:シマユウ

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7話

 ヒーロー科と言っても午前は必修科目・英語等の普通の授業。授業内容は普通である。一応は勉強は疎かにはしない。後々大変だからね。真剣に取り組んだ。

 お昼は大食堂で一流の料理を安価で食べれる。僕は失井さんとの生活で良く食べるようになっていた。だから片っ端から食べた。今は丼ものを攻めている。他の生徒はコソコソ話している。

 

「おい、あそこの席のやつ。どんだけ食べるんだよ」

 

「見ているだけでお腹いっぱいになるよ」

 

 僕はラストのカツ丼を食べ終え昼食は終わった。食器を片付けの際、『クックヒーロー』ランチラッシュが声をかけてきた。

 

「いやぁ、君は良く食べる子だね。私も作りがいがあるよ」

 

「本当に美味しかったです。今度は麺類を食べてみます」

 

「ウチはどれも美味しいからいっぱいたべていきな」

 

「ありがとうございます。また明日もよろしくお願いします」

 

 僕はランチラッシュにお礼を言って午後の授業に備えた。午後は誰もが楽しみにしていたヒーロー基礎学だ。

 

 チャイムがなり終えると大きな声で

 

『わーたーしーがー!! 普通にドアから来た!!!』

 

 ヒーロー基礎学の初授業の先生はオールマイトか。本当に雄英は凄いな。

 

「ヒーロー基礎学! ヒーローの素地を作る為、様々な訓練を行う科目だ!! 単位数も最も多いぞ」

 

「早速だが今日はコレ!!」

 

 オールマイトの右手には“BATTLE”と書かれたカードあった。

 

「戦闘訓練!!!」

 

 ほう、最初から戦闘訓練ですか。これは楽しみだ。

 

「そしてそいつに伴って…こちら!!!」

 

 オールマイトがリモコンを操作すると教室の壁からいくつものトランクが収納された棚が出てきた。

 

「入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえた…戦闘服!!!」

 

『おおお!!!!』

 

 コスチュームかぁ。みんな張り切っているな。

 

「着替えたら順次、グラウンドβに集まるんだ!!」

 

『はーい!!!』

 

※※※※※※

 

「始めようか有精卵共!!! 戦闘訓練のお時間だ!!!」

 

 いやぁ、みんな個性的なコスチュームだな。オールマイトは一人一人のコスチュームを見ていて僕を見てギョッとした。

 

「……白井少年。その格好は……」

 

「えっ? 見ての通りアデ○ダスのジャージですが?」

 

 僕は他のも良いけど、このメーカーのジャージが好きなんだよね。ロゴやデザインが好き。

 

「う、うん、まぁ、いいか……」

 

((((良いのかよ!?))))

 

 すると蛙水がこちらに近づいてきた。

 

「黒ちゃん……」

 

「うん? どうしたの、梅雨ちゃん? 似合ってるかな。今日はアデ○ダスにしてみたんだ」

 

「そうね、似合ってるわよ」

 

((((((似合ってるとかの問題じゃないよ!!))))))

 

 僕は自分の格好がおかしいのかと心配したけど、そうじゃなかった。良かった良かった。

 

「黒ちゃん」

 

「うん?」

 

「あなた、昨日……」

 

 するとメカメカしい姿の飯田が挙手した。

 

「先生! ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」

 

「いいや! もう二歩先に踏み込む! 屋内での対人戦闘訓練さ!!」

 

 へぇ、対人戦闘か。楽しみだな。っとその前に

 

「梅雨ちゃん、何か言い掛けたけど何かな?」

 

「……授業が終わったらでいいわ」

 

 話とは何だろう? でも今はオールマイトの話を聞いておこう。

 

「敵退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内のほうが凶悪敵出現率は高いんだ。監禁・軟禁・裏商売…。このヒーロー飽和社会、真に賢しい敵は屋内にひそむ!!」

 

 ほうほう、なるほど。それだと地下闘技場は裏商売に入るな。オールマイトは話を続ける。

 

「君らにはこれから『敵組』と『ヒーロー組』に分かれて、2対2の屋内戦を行ってもらう!!」

 

 すると梅雨が質問していた。

 

「基礎訓練もなしに?」

 

「その基礎を知る為の実践さ!」

 

 2対2……。これはペアとのチームワークやコミュニケーションが必要となるかな。

 

 オールマイトに何人かが同時に質問をしていて、オールマイトは焦っていた。先生は大変だな。するとポケットから紙切れを出した。

 

「いいかい!? 状況設定は『敵』がアジトで『核兵器』を隠していて『ヒーロー』はそれを処理しようとしている!」

 

(((((設定アメリカンだな!!)))))

 

「『ヒーロー』は制限時間内に『敵』を捕まえるか『核兵器』を回収する事」

「『敵』は制限時間まで『核兵器』を守るか『ヒーロー』を捕まえる事」

 

 なるほど。なんとなくヒーロー組は圧倒的不利な感じがする。まぁ、どっちでもいいか。オールマイトはなんかのBOXをだした。

 

「コンビ及び対戦相手はくじだ!」

 

「適当なのですか!?」

 

 飯田はくじ引きに対して驚いていたが緑谷が説明をしていて飯田は納得したみたいだ。

 

 くじ引きの結果

A:緑谷&麗日 B:轟&障子

C:八百万&峰田 D:爆豪&飯田

E:芦戸&白井 F:砂糖&口田

G:上鳴&耳郎 H:常闇&蛙吹

I:葉隠&尾白 J:切島&瀬呂

 

 僕の所へ芦戸がニコニコしながらやってきた。

 

「わぁ、よろしくね、黒ちゃん」

 

「うん。よろしく、芦戸さん。ところでなんで黒ちゃん?」

 

「だって、梅雨ちゃんがそう呼んでるから、そうなのかなって」

 

「いや、まぁ、そうだけど……」

 

「良いじゃん、黒ちゃん。呼びやすいし親しみやすいよ。私のことも三奈ちゃんでも良いよ」

 

「……まぁ、呼びやすい方で良いよ、三奈ちゃん」

 

「がんばろうね、黒ちゃん」

 

 オールマイトは最後にくじを引いた。

 

「続いて、最初の対戦相手はこいつらだ!!」

「Aチームが『ヒーロー』!! Dチームが『敵』だ!!」

 

 これは見物だな。飯田は加速。爆豪は爆発。それに対して緑谷は凄い力、しかし大怪我をする。麗日は浮かす。これは作戦を立てないと緑谷&麗日は厳しいかな?

 

「敵チームは先に入ってセッティングを! 5分後にヒーローチームが潜入でスタートする。他の皆はモニターで確認するぞ」

 

 僕達はモニタールームのある地下に移動した。さてさて、どんな風に戦うのかな?

 

 屋内対人戦闘訓練開始

 

 ヒーローチームが潜入し核兵器を探す。すると隣の芦戸が僕に質問してきた。

 

「ねぇねぇ、黒ちゃん。この勝負はどっちが勝つかな?」

 

「うーん。敵チームかな。でもこれはちゃんとチームとして成り立てばの話」

 

「へぇ、敵チーム……。うん? 成り立てば?」

 

「爆豪が連携プレーが出来たらだよ。でも爆豪をみる限りそんな奴には見えない。独断でなんかやりそう」

 

 そんな事を言っていたら、爆豪が奇襲を仕掛けてきた。おぉ、いきなりだね。その狙いは緑谷のようだ。かすりはしたがまだ大丈夫のようだ。爆豪の次の攻撃を緑谷は読んでいたかの如くそれを受け止め背負い投げした。緑谷凄いな。そして上手く麗日を先に行かせたみたいだ。

 

「へぇー、緑谷すげぇ」

 

「緑くん。凄いね!」

 

 しかし、このままだとヒーローチームが勝つには二人で核兵器の所へ行き、飯田を捕まえて、核兵器を回収が理想だが。

 

「それには緑谷が爆豪に勝つという事か……」

 

 緑谷はどうするんだろうな。チラリと五階にある核兵器のある部屋を映しているモニターを見ると飯田の死角に麗日が隠れていた。とりあえずは麗日は身を隠していて……。すると何故か麗日の場所がバレた。なんでなんだろう? 麗日の武器になりそうな物は飯田が処理していて何もない。すると凄い爆発音が鳴り響いた。ビルが倒壊しそうだ。爆豪さんやり過ぎだよ。オールマイトに注意されて訓練再開。緑谷は何か無線で話している。

 

 なるほど……。爆豪という人物は戦闘に関してはセンスが良いね。ちょっぴり戦ってみたいな。

 

「爆豪の方が余裕なくね?」

 

 ふむ……。緑谷と何か合ったのかな? それは分からないが最後のようだ。緑谷は爆豪の攻撃をくらいながら拳を真上に向けてアッパーした。五階に穴が開き、それで壊れた柱と瓦礫を使い瓦礫を打ち出した。飯田はそれに驚き怯んでしまった。その隙に麗日は自分を浮かし核兵器に抱きつく。『核兵器の回収』達成の為

 

「ヒーローチーム…WIIIIIIN!!」

 

※※※※※

 

 講評としては飯田がしっかり仕事した。爆豪は独断の行動と私怨と屋内なのに大規模攻撃はいけない。緑谷も同様で。後、怪我大丈夫? 麗日は気の緩み、最後の攻撃は乱暴。というのを八百万が言っていた。オールマイトの立つ瀬ないね。オールマイトは気を取り直して次の対戦に移った。

 

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