設定
影宮コノハ (15)
身長:158㎝
体重:55㎏
血液型:O型
趣味:魔術の鍛練、読書
魔術回路:五十四本
クラス:一年A組
所属組織・部活:風紀委員・弓道部
魔術
・投影魔術
魔術回路が英霊エミヤより多く剣以外の投影もエミヤより魔力の消費量が少ない。
・解析魔術
見たもの、直に触れた物に関しては概念、構造、担い手の記憶を読み取れる。
起動式も読み取れるが魔力の消費が激しくなる。
・強化魔術
物質の強化や自身の身体強化が可能。
固有結界
英霊エミヤと同じく厚い雲に覆われた空に空中に浮かぶ無数の歯車。赤い丘には無限ともいえる剣が突き刺さっている。
ここまでが設定です。
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僕は幼い頃からいつも自分ではない誰かの記憶を夢として見ていた。
きれいな満月が浮かぶ夜。一人の黒髪の男性と赤銅色の少年が縁側で座っていた。
『僕はね、正義の味方になりたかったんだ』
『なんだよ、なりたかったってことは諦めたのかよ』
『うん、大人になると正義の味方を名乗るのが難しくなるんだ』
その男の人はどこか諦めたような悲しい表情をしていた。少年もその人の姿をただ見ていた。
『なら、仕方ないな』
『ああ、仕方な』
『仕方ないから俺が代わりになってやるよ』
その少年の言葉に男の人は少し驚いたような表情をした。
『だから、安心しろよ。爺さんの夢は―』
『そうか。ああ――』
その先の言葉は聞こえては来ない。でも、それはきっと大切な誓いであったのかもしれない。
「うっ、ううん。7時か」
時計を見ると七時を示していた。ベットから下り、顔を洗い、朝食を取り、着替えを済ませて家を出る。
「いってきます」
そのまま、僕が通うことになった魔法大学付属第一高校に向かった。
「
自分の制服にあしらわれている八枚の花弁のエンブレムを見て、ため息をこぼした。
「このベンチで一息ついているか」
近くにあった一人か二人が座れるくらいのベンチを発見してそこで読書をしていた。
「隣、良いか?」
「ん?ああ、良いよ。別に独占していた訳じゃないから」
話しかけてきたのは二科生の生徒だ。二の腕辺りにエンブレムがないことが分かったからだ。
「珍しいな。電子書籍を使わないのか」
「あれは長時間使っていると目に悪いからな。本物の本ならそうでもないだろう。そう言うお前は仮想型ではなくてスクリーン型じゃないか。そっちも珍しいだろ」
「仮想型は読書に不向きだからな」
周りでひそひそ話されているが、そんなことを気にする必要はないか。
「ねぇ、自己紹介しないかな。僕は影宮コノハだよ。こう見えて男の子だから」
「その言い方だとよく間違えられるんだな」
「そうだね。よくと言うよりは毎度って言った方が僕にはしっくり来るよ」
「そうか。俺は司波達也だ。二科生だが、よろしく頼む」
「いいよ、そんなことで差別するほど器は小さくはないから」
司波達也、ね。何だか、秘密がありそうな雰囲気だよ。
「そうか、達也くんって呼ばせてもらうよ。よろしくね」
「ああ、こちらこそ」
握手を交わしながら僕は達也くんの体を解析してみた。
(何か力を封印。ううん、誰かとパスを繋いでお互いに抑止しあっているのかな?)
何か秘密があることは分かったが、それ以上は特に気にすることはしなかった。
「影宮、お前は何か武芸をやっているのか」
「え?まあ、一応剣術とか弓道とか様々な武芸は自分が出来る限界まで鍛え上げたけど……よくわかったね。僕は武芸をやっているなんて」
「手に幾つか豆とかが出来ているからな。しかも普通のスポーツでは中々出来ないような場所にまで豆ができている。だから、武芸をやっていると思ったんだ」
少ない手がかりでそこまでわかるものなのかな?そのまま、僕たちは読書に集中した。
これが司波達也との出会いだった。