しんのすけside
何かがオレの上に乗っかる。
その重さでオレは目を覚ました。
「父ちゃん、おはよー」
息子のしんたろうだ。
ということは昨日はこのまま書斎で寝てしまったらしい。
この書斎は元々オレが住んでいた家をモチーフに建てられているため、風呂やトイレ、居間まで再現してある。
現在当たっている事件の資料などは居間の近くの押し入れ風の引き出しに入れてある。
その辺は
因みに解決した事件などは黒磯さんが事件の種類事に細かく分別して本家のオレ専用の書庫にしまってくれている。
「あなた、おはようございます。昨日も遅かったのですか?」
あいも来てたのか。
「ああ、おはよう。厄介な事件でな」
あいの後ろには朝食の用意をしている黒磯さんがいる。
「今日はこちらで朝食をとろうと思ってこちらに朝食を持ってきましたの」
「そうだな。本家のテーブルで沢山の料理を食べるのも良いが、こうやって家族3人で近く食べるのも良いな」
「そうですわね」
話をしている内に朝食の用意が出来たようだ。
今日のメニューは白ご飯にワカメと豆腐の味噌汁、そして目玉焼きとハンバーグだ。
「「「いただきます」」」
オレたち3人の声が重なる。
因みに黒磯さんは入り口で立っている。
「父ちゃん、このハンバーグ食べてみて」
そう言われオレはハンバーグを箸で切り一口食べてみる。
大きさと少し焦げている事を考えるとしんたろうが作ったというのが分かる。
「しんたろう、今度は父ちゃんと一緒にハンバーグを作るか?」
しんたろうはびっくりしているようだ。
「父ちゃん、なんで分かるの」
「簡単な推理だな。このハンバーグはどちらかといえば小さい方だ。それこそしんたろうの手と同じくらいにな。だからこれはしんたろうが作ったと推理できるわけだ」
「父ちゃんすごい。さすが名刑事」
これぐらいなら推理とはいわないけどな。
因みにオレの
秋田にいるじいちゃん達は80を越えたのに今だに元気だが、せまし叔父さんが農作業が忙しい時期だというのにヒッチハイクでまたどこかに出かけてしまったのでその手伝いに秋田に行っている。
そして、オレの妹のひまわりはアメリカに留学している。
何でも
理由としては昔はまっていたアイドルがICPOの一員として活躍しているドラマを見たからだが、それでアメリカに留学するとは驚きだ。
因みにひまわりにも彼氏はいる。
今では大学で助教授を勤めている風間君事、風間トオル。
因みに結婚はひまわりがICPOに入るか、風間君が教授になるかしてからの予定らしい。
でも、ひまわりがICPOに入ったら兄としての面子が不安しかないから、早いとこ出世したい。
「あなた、そろそろ出かける時間ですよ」
「お、もうそんな時間か?。じゃ、行っている」
オレの遅刻癖はあいと生活しはじめてから少しずつだが改善されてきている。
だからといって朝に弱いのは相変わらずだが。
それはさておき、今日も仕事を頑張るか。