矛の残照 徒華の盾   作:生野の猫梅酒

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今回、後書きに読者様より頂いた挿絵を載せております。


第七章 黄朱

 

 人間にとって、黄海とは理不尽な土地である。何をするにも命懸け、ただ歩くだけでも死を覚悟しなければならないと言えば危険のほども分かるだろう。人間の世界における条理など、黄海においては悲しいほどに意味がない。

 それでも人は黄海に入る。危険を承知してもなお黄海を行く理由は昇山の為であったり、妖獣を捕らえる為であったり様々だ。その中で少しづつ黄海の危険性を吸収し、立ち回りを確立していったのが人間の(したた)かさと言うべきか。

 

「歩き方一つとっても森の中と平地じゃ大きく変わるわ。火を熾すのだって状況を見極めて使わなければならないし、妖魔がどのような生態を持っているかも知らなければ対応できない。人間が黄海で生きていくのは本当に大変なことなのよ」

「それは自分で見つけ出した法則なのかい?」

「いいえ、黄朱の人たちの受け売りよ。私も彼らから色んなことを学ばせてもらったから」

「妖魔でもそう言うのは気にするんだね」

「私は普通とは違うから。あなただって察しているでしょうに」

 

 更夜は微かに笑った。

 太陽が中天に座す頃、私たちは深い森の中を歩いていた。先頭には求堅と単殊の二人を立たせ、その後ろを私と更夜、そして天犬のろくたが着いていく。

 

「それにしても森ばかりだけど、この先にいったい何があるんだい?」

「見てのお楽しみよ。あなたにとっても損は無いから心配しないで」

「なるほど。なら、楽しみにさせてもらおう」

 

 半信半疑ながら笑い含みに着いてくる更夜との関係も、そろそろ一ヶ月ほどになるのだろうか。随分と気安い関係に落ち着いたものだが、こちらとしてもその方がありがたい。変に肩肘を張ってしまっても疲れるだけだ。

 この一月の間に知ったのだが、意外と彼は遠慮を知らない。慇懃無礼とは少し違うが、物言いはかなり直截的だし歯に衣着せないのだ。私は大して気にしたりしないのだが、未だに私を台輔と呼ぶ使令たちが一々殺気立ったりして宥めるのが大変だった。

 

「竜胆の正体はだいたい察しがついたけど……前例も確証も無いし、気付かなかったことにしておくよ」

 

 とは、拾ってから一週間後くらいの更夜の言である。確かに喋る妖魔など私だってそうそう見ないし、そうでなくても主を台輔と呼ぶ妖魔なんて限定され過ぎる。あのお調子者な延麒六太と友人ならば猶更分かりやすかったことだろう。

 

 その延麒六太は時代は違えど同じ蓬莱出身という誼があり、昔からそこそこ気が合う仲だ。お互い王について否定的なのもそれに拍車をかけている。なので稀に遊びに来たときは──黄海まで気軽に遊びに来れるのは足の速い麒麟の特権だ──王がどうだの官吏がどうだの、そういった愚痴を零す会になりやすい。

 だが最後には本当に王を弑し奉った私と、口ではどうあれ本心では慕っている彼では致命的なところで噛み合わないのもまた事実だ。互いにそれを承知しているからこそ、無遠慮に心の深層に踏み入る真似は決してしない。してしまえば最後、仲違いより酷いことになってしまう。

 

 そんな彼と、隣に立つ更夜が友人同士だったのには驚かされたが。この十二国の世界も存外に狭いものである。

 

「──もうそろそろ到着する頃かと」

「ん、分かったわ。更夜、あなたは前に出ては駄目よ。良いと言うまでは絶対に私の後ろに控えてなさい」

「……? 分かった、従おう」

 

 求堅の報せを聞いて警告を発したこちらに、疑問に感じつつも更夜は素直に頷いた。黄海では疑問はいったん後回し、悩むよりも迅速に行動しろと常々話している。

 この森は普段の住処である百華洞から蓬山を迂回した西側にある広大な地帯だ。一日かけて則詩に跨り近辺まで来た後、森の中に降りて徒歩で目的地へと向かっている。本当は空を飛んで直接目的地へと飛んでも良いのだが、更夜が居るので敢えて正規の行程を用いた。

 

 何故このような回りくどい事をしているかと言えば──黄朱達に、あまり警戒心を持たれないようにする為である。

 

 並び立つ木々が途切れ視界が開けた。見上げた視線の先に聳えているのは小高い山だが、注目に値するのはその麓である。ほんの二十軒と少し、どれも年季が入り粗末な姿となってしまっているが、確かに人が住める建物が存在しているのだ。人外の領域と表される、この土地に。

 まるで黄海とは思えぬ光景に、更夜も信じられないとばかりに目を見張っていた。家々の隙間からは煮炊きの煙と共に良い香りまで漂ってきていて、いっそう非現実感を加速させる。

 

「此処は……」

「百華洞を除けば黄海における唯一の拠り所──黄朱達の作った(まち)よ」

 

 

 

 一般的な(まち)の定義というのは、二十四の家々と一つの里家の合計二十五戸で構成された集落の事を指す。基本的にはどの国もこの定義には漏れず、さらに周囲を高い隔壁(かこい)で囲う事で妖魔や内乱にも備えている。

 この観点で言えば、黄海に生まれた(まち)は微妙な判定が下る。石を積んで木で支えた隔壁は人の高さほどしかないが、家の戸数は辛うじて足りている。しかし里には当然あるはずの里家はまだ出来ていない。それを造る余裕も資材も、人材だって存在しないのだから。

 

 だが何よりも里の定義に反しているのは──ここには里木(りぼく)が無いという事実だろう。

 

 里木とは、端的に言うと()()()()()()だ。籍を入れた夫婦が揃って里木に願うことで、天が願いを聞き届けた夫婦の子供を宿した卵果が出来る。これは十か月で熟し、親以外には決してもぐことは叶わず一晩で孵り子供が生まれる仕組みとなる。

 そしてこの里木の周囲ではどのような存在であろうと殺生を行わない。獣であろうと妖魔であろうと決して襲ってはこず、その為妖魔に襲われた際は里木に逃げ込むのが最上とされているほどだ。

 

 安全の為に、そして子供を新たに願うために、里木は最重要の役割を持つ。これが無ければ里は(まち)と認められず、里木を増やすには王宮にある里木の枝を挿し木するより他にない。しかし国に帰属することも、王に頼ることもなく日々を過ごす黄朱達が挿し木を手に入れるなど不可能に近いだろう。

 

「なら、竜胆が王宮から挿し木を取って来ることは出来ないのか?」

 

 里閭(もん)とも呼べぬ簡素な入口の前でこの里の説明をしたら、まず更夜の口から出た意見がそれだった。予想通りの反応に思わず苦笑が漏れてしまう。

 

「やったところで、その王宮のある国土でないと挿し木は根付かないわ。なにより私と彼らの関係は現状で釣り合いが採れているから、過ぎた施しは黄朱にとっても扱いが難しいのよ」

「……そういう問題なのか? 実益があるなら綺麗ごとを言っても仕方ないだろうに。人というのはどうにも難しいものだね」

「あなただって人じゃない。敢えて苦難の道を選ぶこともあれば、容易く禁忌だって踏み越えられるのが人と言う生物(もの)よ」

 

 ──例えば、私のように。こっそりと胸中で付け足した。

 

「どうであれ、此処は黄海で唯一人が暮らせる土地なのよ。黄朱達にとっては故郷も同然で、しかも絶対に他者には教えようとしない。何故だか分かる?」

「──あてにするから、だろうか? 単純に昇山の者たちが押し寄せるだけでも、この規模じゃ簡単に圧し潰されてしまう。そうなれば当人たちからしても堪ったものじゃないだろう」

「正解よ。黄朱達は常に危険に曝され王の庇護も受けられないけど、代わりに苦役や税も無い自由な生活を送っている。だけど、それでも僻まれてしまう。そんな人たちが此処に大挙して押し寄せてみなさい、簡単にこの里は消えてしまうわ」

 

 黄朱の持つ自由とは、死と隣合わせになって初めて手に入るものだ。何の代償も無しに利益だけを享受している訳がないし、そんなものがあればきっとどこかで間違っている。私ですら、ただ生きるために大罪を犯した。この世はそういった道理こそ罷り通る世界である。

 けれど欲望や嫉妬とは際限がないものだ。黄朱として生きることの危険性には目を瞑り、なのに人の暮らせる里があることに怒る人間はきっと出てくる。つまらない諍いが起きるくらいなら最初から秘匿を厳にしておくのだ。

 

「だからこの里の黄朱達は他所者に過敏よ。うっかり単独でこの里を訪れたか、あるいはただ一目見ただけでも──」

「口封じに殺されてしまうのか」

「そう。だから私の後ろから離れないようにね。うっかりはぐれれば大変な目に遭うと弁えておきなさい」

 

 改めての警告を終えてから、いよいよ黄朱の(まち)里閭(もん)へと進む。そのすぐ脇に立っていた見張りの黄朱は唐突な来訪者に驚きながらもこちらを通してくれた。後ろの更夜にも怪訝そうな顔はしているが、咎め立てはしなかった。

 

「近くで見ると、やはり随分と古びているな……」

 

 里の中心を通る大緯(おおどおり)を行きながら、更夜が呟く。道の両脇には古びた家々が並立しており、まるで廃墟にも似た雰囲気を感じさせる。特にこの時間帯は黄朱も殆どが黄海に繰り出しているので人気も無く、いっそう物悲しい雰囲気を助長させていた。

 

「私の知る限り、千年近い昔から似たようなものはあったわ。最初は私たちみたいに洞窟で暮らしていたらしいけど、段々と瓦や石を持ち込む者が現れ始め、黄海の中でも比較的安全な所に隔壁を造り出し、そしてちょっとずつ家々が並び始めたみたいね」

「そんな昔から……なら、どの家も古びてしまっているのはその名残なのか」

「名残というより、単純に建て替える余裕が無いのよ。この里は里木が無いけど、私の妖魔たちが見返りの分だけ他の妖魔から守ってくれてるから、黄海の何処よりも安全なのは間違いない。それでも、外では茅軒(あばらや)と呼ばれるような建物を造るのだって並大抵の苦労じゃない」

「外の当たり前が黄海では通じない……天意に見放された土地というのが改めてよく分かるよ」

「ええ、そうね。天は真っ当に生きる人間を助けてはくれるとは限らない。昔から変わらない真理の一つよ」

 

 瓦一つ、小石一つ。黄朱の里の始まりとは、そんな小さな物たちを少しずつ持ち寄ったことに由来する。初めは数人の物好きだったのが、段々と賛同者が増えて人手が増す。黄朱はおよそ一年に二度ほど外へ出て戻って来るから、その度に外から持てるだけの建材を運び、地道に里で積み重ねる。長い間、それだけを愚直に繰り返した。建材を生み出す余裕も、大量に運ぶ手段も、黄朱には無い。

 黄海というだけで、家一つ取ってもこれだけの手間も時間も掛かってしまうのだ。黄朱には帰るべき場所、故郷が無い。故に自らの故郷は自らの手で作り上げようと決起したというのに、驚くほどその道のりは険しかった。

 

「ただ生きて、幸せになりたいと願うことが、こんなにも難しい。誰もが笑い合えて、互いを害さず生きていけるような世の中だったら、きっと素敵だったでしょうね」

「……ちょっと分かるような気がするよ。どれだけ自分が充実していても、豊かな国に居場所が無いというのは辛いし恨めしい。それで自らが行動を起こしても、中々思ったように事は進まないんだ」

「もしくは成功したはずなのに、心がついてきてくれないとかね。誰だって、現状が絶対に望んだものになる保証はないのだから」

「ああ、その通りだよ」

 

 更夜が天犬の頭をそっと撫でた。妖魔の子として雁で過ごしていたらしい彼は、やはり人並み以上の苦労を重ねたのだろう。だけど、詳しい事情を知らない以上、安易な同情はしない。想像だけで同情すれば、憐れみとはかえって侮辱にしかならないからだ。

 

「だけど、おれをこの里に連れてきた理由が分からないな。竜胆から学べることも、黄朱から学べることも、そこまで差は無いと感じるのだけど」

「そうね、単純に考えればその通り。私だって黄朱の知識をそれなりに吸収させてもらったし、大きな差がある訳じゃない。でも、それ以上に──黄朱とは、妖魔の民なのよ」

「妖魔の民……?」

 

 更夜の疑問の声と共に、大緯(おおどおり)の奥まで来た。正面には他の民家よりかは新しく、かつ大きめの建物が聳え立っている。この里一番の有力者、つまり宰領(おやかた)の住まう家である。

 腰に提げている赤い紐を外し、その先についている白鈴を軽く鳴らした。──結局、この白鈴はどうしても捨てられなかった。初めて弑した主上の想い出にまつわる品だが、だからこそ安易に手放すことも出来なかった。やはり、どうにも女々しいものである。

 

 ともあれ、この鈴は一種の合図だ。此処でこの鈴の音が鳴った時は、私が来た合図となっている。

 

「っと、まさか百華仙君が直々にお越しくださるとは……」

 

 鈴を鳴らすが早いが、即座に正面の建物から人が出てきてくれる。数は二人。片方は髭を生やした大柄の厳つい壮年の男であり、もう片方は筋肉質な身体に皮甲(よろい)を纏った男性であった。

 このうち前者がこの里の宰領であり、後者は里でも実力者として知られる剛氏であった。どちらも数回程度ではあるが、顔を合わせた事のある間柄だ。

 

「どうも、お久しぶりです。本日はまだ対価となる情報などは揃っちゃいませんが……」

「今日の用件はそうじゃないから大丈夫よ。それよりも、こっちの彼をあなた方に紹介したくて」

 

 普段の私と黄朱達の関係性は、里の護衛となる使令の貸し出しと、十二国の外の情報の交換である。または妖獣を捕まえるための穴場をこちらで探し出す代わりに、黄朱達が黄海で用いる道具──食料の百稼(ひゃっか)や水を清める満甕石(まんおうせき)など──を貰っている。たまに危機に瀕している黄朱を助けた時は、礼の品にも色を付けてもらったりもするが。

 しかし今日の用件はそれらではない。背後に控える更夜を紹介するように前に出すと、もう一人の剛氏が「あっ!」と短く叫んだ。何やら更夜の方も驚いた表情をしている。

 

「あんた、あの時舎館(やどや)で相席した……!」

「あら、知り合いなの?」

「ええ、まあ。黄海について素人っぽいのに入ってく無謀な奴だなって思ってましたけど、まさか百華仙君に拾われてたとは……ったく、素晴らしく運が良いじゃねぇか」

「ははは……あの時は忠告どうもありがとう。結局妖魔に追われてひどい目に遭ったけどね。百華仙君の伝説が本当に伝説じゃなくて助かったよ」

「いやすまんな、黄朱以外にはみだりに吹聴しちゃいけねぇんだわ。それに、あんとき語った事はこの方の存在についてを除けば全部本当のこった。それで許してくんな」

 

 どうやら、軽い調子で謝っているこの剛氏と、ばつが悪そうな表情をしている更夜は知り合いであったらしい。まさか知り合いと知り合いがまたもや顔見知りとは、やはりこの世は存外に狭いのではなかろうか。

 

「そんで、この少年を俺らに紹介してどうするってんですかね? まさか一端の剛氏にまで育てろと?」

「そこまでは言わないわよ。でも、彼は黄海で生きていくことを決めた、いわばあなた達の同類よ。せめて顔は通させておいて、黄朱がどういう人たちなのか教えた方が良いと思って」

「ま、迷い込んできたならまだしも、あなたの紹介だってんなら否応はありませんけどね。少年、黄海に入ってからどれくらい経つんだ?」

「……ろくたと行動してたのが二週間くらい、竜胆に拾われてからは一ヶ月ってくらいだ。今はろくた共々世話になってるよ」

 

 更夜がそう言って天犬の首を撫でると、さすがに肝の据わった黄朱二人もぎょっとして身を引いた。妖魔が人間と馴れ合うなど、黄海であっても前代未聞である。私については一種の例外だと認識しているようだが、それ以外についてはこうも驚きを隠せないものだ。

 

「私から黄海の歩き方を講義しても良いのだけど、できれば同じ人であるあなた達から教わる方が身の為になると思うのよ。妖魔の民とも揶揄されるあなた達だからこそ、本当に妖魔の子である更夜に興味を隠せないんじゃないかしら?」

「はぁ……全部お見通しですかい。そりゃあもう、俺たち黄朱が妖魔と上手いこと渡り合えるようになれば文句無しっすわ。百華仙君様はやり方を教えちゃくれんし、これは一種の好機っすね」

 

 妖魔を使令に降すやり方なんて、教えようにも教えられないのは秘密だ。

 

「なら、引き受けてもらえるかしら? 代わりに今度、適当な謝礼でも持ってくるわ」

「そいつで手を打ちましょう。取り敢えず、この更夜? って奴に俺らのやり方を教えてやりゃ良いんすかね?」

「おれの意見は聞かないのかい?」

「この黄海で生きていくのでしょう? なら、多少の不満は流しなさい」

「……これはまた、随分と厳しいことだね」

 

 呆れた声音を出す更夜に、こちらもまた苦笑を返すだけだった。

 生きていく為には、手段を選り好みしてはいけないのだ。必死になって生に喰らいついて、足掻いて、それでようやく生存が許される。少なくとも、麒麟はそれくらいしなければ死んでしまう。

 最初は紛れもなく暇潰しで更夜を拾い、面倒を見ていただけだった。けれど結局、私は利己的な存在なのだ。自分を殺すような相手は容赦なく害する癖に、そうでないなら出来るだけ命を助けても良いと感じてしまう。対価を求めているのも要はそういうことで、無償で自分勝手な手助けをしてしまう自分を戒めているからこそなのだ。

 

 ──こんな私を一言で表すなら、偽善者だろうか。

 

 だけど、それで良いのだ。私は生きていたいし、死ぬ恐れさえ無いなら誰かを助ける事にも文句はない。こればかりは誤魔化しようがない以上、私だって特に取り繕うつもりは起きなかった。

 

「生きるという事は難しい。ええ、その通りね……」

「竜胆?」

「なんでもないわよ」

 

 私は、真っ当には生きていない。両手は血で汚れすぎている。ここに居る誰よりも天の庇護を受けるに相応しくない存在だろう。

 だからせめて、誰よりも生には真摯でありたいと願うのだ。

 




本当にびっくりしたのですが、読者様より竜胆の挿絵を戴いてしまいました。大変素晴らしい代物でしたので、敬意と感謝を表して此処に掲載させて頂きます。


【挿絵表示】


見た目の雰囲気はアニメ版の塙麟の様ですが、それが逆に病んだ麒麟らしくて非常に良いです。イメージとしては代台輔時代の竜胆であり、腰元の赤い紐は完全に偶然らしいのですが、ホントに良くイメージされていて私としても驚いてしまいました。
なにより、竜胆は意外と内面は活発なのですよね。だからこそ外見の暗い雰囲気と、内面のやや明るめの心情という矛盾(ギャップ)が素晴らしく思えました。この作品のテーマともベストマッチです。

最後に改めて感謝の意を示すことで、結びとさせていただきます。本当にありがとうございました。
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