リリカル・アート・ストラトス   作:ウィングゼロ

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6話『今自分に出来ること(前編)』

 

 

「Frère je ! I ~ ! Juste par ici」(お兄ちゃーん~!こっちこっち)

 

『En attente detete je le ferai ! Pas du tout. Et je suis si heureux ?』(待ててってシャル!全く……そんなに俺と居るのが楽しいのかね)

 

家からは少し離れた森林地帯、そこでシャルロットことシャルは俺を見ながら木々の合間を走って行く。

 

シャルというのは俺が付けたシャルロットの愛称、シャルロットは少し長いからな

 

というわけで俺はゆっくりとした足取りでシャルを追いかける。

 

あれから3日が経った…

 

シャル達と過ごす穏やかな生活…それは俺が一度失ったもので…今の俺には眩しすぎる日常……

 

そんな日常に俺が居座り続けて良いのだろうか……

 

俺はもう……

 

「Hey, what's up ?」(お兄ちゃん、どうしたの?)

 

深く考え込んでいたからか心配になってシャルが近づいてきて首を傾げる。

 

『Oh, pas de problème. Eh bien, en tout cas dans la peau et cherchent à faire démon, que je vais être bien caché !』(ああ、問題ない…さてと、かくれんぼでもしようか俺が鬼をするからシャルは上手く隠れるんだぞ) 

 

……今はシャルの遊び相手をすることにするか

 

……因みにシャルは直ぐに見つかった……うん、まだまだ隠れるのが甘いな

 

 

 

 

「カムイくんありがとうね、わざわざ、皿洗いまで手伝って貰って」

 

『別に良いんですよ、泊まらせて貰ってるんですから』

 

時間は過ぎて夜、夕食を取った後、シャルの母親と一緒に皿洗いを手伝っていた。

 

『……あの、今更なことなんですけど……どうして俺を……この家に泊めてくれたんですか?』

 

率直な疑問、シャルの母親は間違いなく俺の素性に少しはわかっているはずだ。

 

なのに俺を此処に住まわせている…その真意を知りたかった。

 

「……君は私に似てるからね…」

 

え?そう俺は予想していなかった答えに視線をシャルの母親に向けた。

 

「私も何も…無かったんだ……いきなり此処に流れ着いて我武者羅になって今の生活に落ちついたから」

 

何処か意味深に聞こえるそれは作り話とかでないと直ぐにわかった。

 

「カムイくん…シャルロットになんで父親が居ないか……わかる?」

 

『それってどういう…』

 

シャルの父親もしかして単身赴任で何処か違う国にでも行っているのかと当初はそう思っていたが部屋に飾っている写真には父親らしき人物が写っている写真は一枚もなかったために……もしやとは思ったが

 

「シャルロットはね…婚外子の子なんだ……今も続けてる仕事で一度行き詰まった時にね……その……援助交際…してその時……」

 

『も、もう良いです…大体理解しましたから』

 

シャルは偶然出来てしまった婚外子の子供……か

 

別にそんなことで差別するつもりもないし、シャルはシャルだろう、でもいつかは…

 

バレるんじゃないのか?と不穏な未来に少し影を落としてしまうが…直ぐに頭を横に振り、そんな考えを振り払う。

 

『それじゃあ、皿洗い終わったらシャルとまた少し遊ぼうかな』

 

取りあえず…今はまだこのままでいても罰は当たらないよな…きっと……

 

 

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NOSIDE

 

カムイ達がいる家の周辺…月の光は雲に隠れ薄暗くなる中静かに忍び寄る集団の姿があった。

 

「Ici, force Alpha sont encore au ne lit pas」(こちら、アルファー部隊、対象は未だ就寝していない)

 

「Toutes les unités de cette bêta, ce déploiement afin de couvrir à tout moment」(こちらベータ部隊、こちらは展開完了いつでも援護する)

 

家の周囲の茂みに隠れ窓越しからカムイやシャルロット達をサイレンサー付きのライフルのスコープで監視する謎の集団。

 

「Son but est cette fille ? D’autres à faire ?」(目的はあの娘なんだろ?他はどうする?)

 

「Son but est cette fille ? D’autres à faire ?」(一々聞くことか?娘以外は全員処理だ)

 

そう、当然のことと言わんばかりに言い放ち、訪ねた男性もうっすらと笑みを浮かべた。

 

「En parlant de cela, qu’embauché des mercenaires qui font ?」(そういえば、あの雇った傭兵の二人は何してるんだ?)

 

「Si ils est de retour du football, lorsque l’assurance est. Non, ils voulaient.」(あいつらなら後方だ、いざって時の保険だからな…あいつらが出る幕なんて無いよ)

 

 

 

それもそうだなっと男はフランス語でそう呟く中、家から200メートルは離れた木々の影から二人の影が遠くにある家を見つめていた。

 

「ねえねえ、本当に私達って何もしなくて良いの?」

 

二人の内の一人まだ幼い金髪の少女は日本語で銃を構えながらそんなことを述べる。

 

彼女持つ銃はSPR Mk12アメリカ軍で作られた狙撃銃であり、アタッチメントとして八倍のスコープにサイレンサー付けられている。

 

「別に良いんだよ、報酬は前借りで貰ってるんだ…何事もなければ更に金が手に入るまさにGoodな話だ…だが…」

 

楽観的に考える中、遠くのシャルロット達の家を見据える。

 

窓からシャルロットとその母親、そしてカムイが楽しく話し合っている光景が見える。

 

「あのガキ…」

 

遠くから見ただけで普通では無いと直感で感じる…もしかしたら…っと男は面白いものを見つけたようにやりと微笑んだ。

 

「こいつは面白いことになりそうだ」

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