転生したら、異常な程事件が起きる世界だったんだが 作:紫最槻鱗
お久しぶり?お久し振りです。
思った以上に早く書けました。
えっと、では、楽しんで頂ければ幸いです。
カッカッカという音が響く。
先程まで
そして教室中の人の視線は、音の出所である黒板に集まっている。
そこには一人の少年。
黒板に向き合い、淡々と、己の名とおぼしきものを書いている。
背は高く、少年というにはその雰囲気は落ち着いていて、老成していると言ってもよい。
視線が自分に集まっていると自覚しているのに、その背に緊張は感じられず、どちらかと言うと堂々としていて、どこか謎の威圧感が発せられている。
その背と同じように、少年は堂々と黒板にチョークを滑らせていた。
カッカッカッカッカッカッカッカツッ
音が止み、少年が振り向く。
視線は少年から黒板に集まる。
達筆な字で、丁寧に読み方まで振ってある。
視線は一度そちらに留まり、また少年、帯人のほうへ向く。
帯人はそれらを確認してから、口を開く。
「団扇帯人だ。宜しく。」
低音の、少し掠れた声が響く。
視線の持ち主達は、次の言葉を期待する。
しかし・・・・・・・・・
「・・以上だ。」
声が、貴様らの期待など知るか!と言うように、無慈悲にその言葉を発した。
固まる空気。
目を丸め、嘘だろ。と言う顔をこの場に居る帯人と担任以外が披露する。
次の瞬間
耳が痛くなるような叫びが響いた。
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!!』
帯人は堪らず耳を塞ぐ。
(なんだこれは!
五月蝿すぎるぞ!)
担任は一瞬硬直したものの、直ぐに、自分の教え子達に向かって怒鳴った。
「静かにしろ!他クラスの迷惑になるだろうが‼」
理にかなった、確かな声。
しかし、それに返される不満の声。
「仕方ないじゃないですか!」「だって気になりますよ!」「えっ本当にそれだけなの?!」「叫ばずには居られません!」「なんかもっと言うことあるでしょ!」「名前と挨拶だけってのはないだろ!」
等、多くの生徒が言うため、数秒前まで静かだった教室は、帯人が入って来る前のように五月蝿くなった。
だがそこは担任、それら全てを無視し、帯人に向き直る。
「団扇、流石に名前と挨拶だけじゃ少な過ぎだ。
なんかこう、もうちょっと、自己紹介っぽい自己紹介をしろ。
あと少ししかこのクラスで過ごさないと言っても、それだけじゃあコイツ等も接しにくいだろ。」
その言葉に教室はまた、少しだけ静かになり、帯人の方に視線が集まる。
(丁度良いな、これで質問形式にできる。)
「わかった
しかし、オレはなにを話したらいいのかわからん。
だから、貴様等がオレに質問をしろ。
オレはできる限りそれに答える。
それならば文句はないだろう?」
それは了承の意だった。
言葉遣いは悪いが、言っていることは、クラスメイトにとって、それを気にしない程に望んでいたことだった。
担任は、口が悪い。と帯人に注意しようとしたが、それをするとまた教室が五月蝿くなると思ったのだろう。
「お前ら、なんか質問ある奴は手ぇあげろー。」
と言うに留めていた。
それを聞いた生徒達は、我先にと手を挙げ始める。
はい!はい!と、教室の至る所で元気な声が上がる。
新一はそれを眺めながら、しかし、手は挙げなかった。
何故今の時期に転校して来ただなんて、自分じゃなくても、誰かが聞くと思ったからだ。
案の定、最初に指された生徒がそれを聞いた。
「じゃあ、最初は、三上!」
「よっしゃぁ!
はいはーい!なんで今頃転校して来たんだ?
もう1年も直ぐに終わるのに、この時期に転校っておかしくね?」
教室はたちまち静かになった。
新一を含み生徒たちは聞き耳をたて、帯人の言葉を待つ。
「昨日の夜、両親が仕事で海外に行くからと電話が掛かってきた。
引っ越しなどオレは要らんと言ったが、二人が、心配だからとオレを、両親の友人がやっているマンションに引っ越させた。
最初は引っ越すつもりなど無かったが、今まで通っていた学校には退学届けを出したから、明日からこの学校に通えと言われ、元の家ではここに通うのは無理だと判断し、今に至る。」
流石に、心配だからと勝手に色々やりすぎだろうと思ったのか、教室中から「おぉぅ」と言う声が上がる。
そんな中ふと、新一は気付いた。
(ん?なんか今、昨日の夜っつったよな)
気になった新一は、
「ちょっとまて、えっ?もしかして、昨日の夜に初めて引っ越しとか転校とか聞いたのか?」
と声を挙げた。
それに反応し、生徒達は直ぐさま帯人に視線をやる。
「ああ、そうだ」
「昨日の何時頃だ?」
「9:00頃だったと思うが?」
「夜のか」
「夜のだ」
「・・・」
「・・・」
「マジか」
「・・・ああ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・お疲れ様」
「・・・・ああ」
新一は堪らず、労いの言葉をかけた。
どことなく哀愁を漂わせた帯人の無表情が、妙に痛々しい。
他の生徒も流石に絶句している。
そんな空気を変えようと、担任が声をかける。
「おい、もう質問はないのか?
無いんだったら、終わりにして、授業に入るぞ!」
その声に反応して、生徒達は、また質問のために手を挙げ始めた。
それを確認した担任は、
「ああ、あと、質問はあと3個までだ。
他は休み時間にでも聞け、いいな!」
と、生徒にとっても帯人にとっても不満バリバリな事を言った。
生徒たちは反論しようとしたが、流石に、
「期末、どうなってもしらねぇからな。」
と言われてしまえば、反論しようが無いようだった。
帯人も反論しようとしたが、担任が小声で「これ以上俺の仕事を増やすな」と真剣に言われ、墜ちる前のお人好し精神が働いたのか、仕方ない。と諦めた。
その後、出た質問は・・
・好きなものは?
「特に無い。」
・何故そんな口調なの?
「どうでもいいだろうそんなこと。」
・なんで両親にそんなに心配されたんだ?
「オレの生活態度は健康には良くないからだろうな。」
と、わかったことと言えば、帯人は不健康な生活を送っている。
と言うことだけだった。
余談だが、3個目の質問の解答には、
『わかってんだったら生活態度を改めろよ(なよ)‼』
という、ツッコミがクラス全員から発せられたが、当人からの反応は、「無理だ」の一言だった。
閑古休題
その後、担任の、
「団扇は、えーと・・・工藤の後ろの席に座れ。」
という声によって、帯人の席は決まった。
新一は、自分の直ぐ後ろに渦中の転校生が来ることに歓喜し、帯人は、自分の前の席に座り、かつ、今まで観察するように視線を向けて来た新一を観察する。
(俺の後ろの席か、よし!色々と聞いてみっか。
流石に転校初日なら、色々なことを聞けるだろ。
聞けなかったとしても、後ろの席なんだ、また話すことも出来んだろ。
にしても、不健康な生活ねぇ、両親に心配されて、友人のマンションにまで世話になるってのは、どういうことだ?
やっぱ気になるな。)
(ふむ、あの前の席の砂利、大蛇丸に似た目をしているな。
だが、奴の目が執着の激しい研究者だとすれば、あの砂利の目は・・さながら好奇心の虜か、目の前の疑問の解消を求めているようだな。
いや、追い求めるものが有る、と言うだけで、不老不死の
両方とも、求め方によっては変わるかもしれんが、基本、方法が非人道的なものと人道的なものではその価値は雲泥の差か。
しかし、危ういかもな、いつか何かしらやらかしそうだ。)
やはり探偵と忍では、考えることが違うらしい。
新一は、気になったことを質問する気満々で、帯人は、自分に他の者とは違う視線を向けていた理由を警戒していた。
それにしても、流石元一流の忍。
その人生の半分以上を闇で過ごし、暗躍し続けた者は違う。
眼を視ただけでだいたいどういうものを求めているのがわかるとは、凄いとしか言いようがない。
瞬時に解ったのは、この世界があちらよりも平和だからだろう。
でなければ流石の帯人もここまではわからなかったと言える。
結局、全部終ったのは、授業終了10分前だった。
ここまででも、急の引っ越しや、初登校、質問タイムと、結構大変だったが、帯人にとって本当に大変なのは、これからの休み時間なのだが、そんなことは、帯人にはわからなかった。
楽しんで頂けましたか?
それと、遅れましたが、現在のオビトのスペックです。
《団扇帯人》
身長 178cm←原作では183cmなので、低くしたくもないし、けど、それじゃあ高すぎるかと思い、なら、同じうちはの、イタチと同じで良いかなと。
体重 66kg←これは、180cmの理想体重が68kgだったので身長に合わせて-2してみました。
体型は、身体全体に無駄な筋肉がついて無い感じです。
顔 右半分に傷無し
肌 サスケまでとはいかないまでの色白
忍組み手可能
チャクラは使えますが、そもそも使う事態にならないので使いません。
他の人も、チャクラは使えますが、オビトが教えないと無理なので、使えません。
暗躍時代の名残なのか、勉強はできる(色々な戦い方&暗躍していたから)
推理力は、犯人の行動が手を取るようにわかるので、証拠等は出せないが、犯人はわかる。(世界を敵に回した実績があり、暁として、水影として、暗殺、暗躍等をしていたから)
簡単に言うとハイスペックです。
もう、ほとんどチートですね。探偵世界では。
読んで頂き有り難うございました。
読みずらかったりしたら、言ってくだされば、出来る限り直すので、クラッシャーしない限りコメントして頂いて結構です。
では、また読んで頂ければ幸いです。