血濡れの銃剣士   作:榊晃輔

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こんにちは

とりあえずそこそこ上げてみて様子見です

下手すると伸びが緋弾より…

まぁただの駄文ですがお付き合いお願いします


三回目。奴隷はやっぱり奴隷

三回目

 

 

 

 

 

冒険者ギルド。

 

世界中の至る街には冒険者のギルドが設立されており、冒険者の数なら本当に星の数ほどいるだろう。

 

この世界において冒険者になることは某漫画の海賊になるのと同じようなものだな。

 

世界中のダンジョンに隠された幻の秘宝を求めて旅をする。

 

まぁ実際にダンジョンに潜って秘宝を探してる奴なんて一握りしか居ないけど。

 

冒険者の実態は言ってしまえばただの便利屋って言うのが正しいと思う。

 

掲示板に依頼が貼られていて、その中から自分にあったものを選んでこなす。

 

そうすると報酬が貰えるわけだ。

 

依頼を受けるのにも報酬の三割を契約金として前払いでギルドに納めないといけないのは某狩りゲーによく似ていると思う。

 

そして依頼の内容だが…内容は本当に様々だ。

 

素材採取、討伐、護衛、調査、運搬…etc

 

こんな事してるのに冒険者って言うんだからまぁよく分からん。

 

…入れ替わりのかなり激しい職業っていうのが有るのかな?

 

依頼の途中で死ぬなんていうのはザラにあることだし…一番多いのはやっぱり討伐だわな。

 

あー依頼の内容によってはかなり長い期間移動しないといけないからかな?

 

俺は最高一ヶ月野宿をしてたもんなぁ…あれは辛かったぜ。

 

そしてかなり大事なのは冒険者の階級。

 

入った時は誰もがFランクのスタートとなるが依頼をこなして行くと昇級試験が受けられるようになる。

 

それに合格すれば昇級してDランクとなる。

 

そんな感じでランクを上げていけば依頼の幅は広がるし、報酬額もグッと上がる。

 

因みに俺は今Cランクだが上にはまだBランク,Aランク,Sランクと続いていく。

 

そして最高峰のRランク…俺もまだミュリエルさん以外は話したことが無い。

 

まぁ世界中にRランクは30人しか居ないのだから当たり前か。

 

…話した事ある方ってそう考えると凄いのか。

 

んでまぁそんなRランクのミュリエルさんから"強制的"に奴隷を受け取らされる謎の依頼を受けたわけだが…

 

内容不明、報酬は多分奴隷、依頼達成条件も不明。

 

そして現状…泣き止んだ"元"奴隷のエルフさんをベッドに座れせて話を聞いているところだ。

 

 

 

「とりあえず俺の事は聞いてなかったの?」

 

「いえ…元は人間だったという事は聞いてたわ。ただ魔族になったとは聞いてなくて…貴方を見た途端に頭に血が登ってしまって…その、ごめんなさい」

 

「あ、いやそんな事気にするなって。詳しい説明しなかったミュリエルさんが悪いよ」

 

「貴方はあの方とどういう関係なの?正直ミュリエル様が推薦した理由が分からないわ」

 

「えっと…ミュリエルさんはまず俺の命の恩人なんだ。それで推薦してくれた理由だろうけど…」

 

 

 

俺には家族がいないんだ…みんな事故でしんじゃってね。

 

もう随分昔の事なので悲しくないかといえば嘘だが、ちゃんと吹っ切れては居るので大丈夫だ。

 

 

 

「多分そういう事なんだと思う。歳も同じくらいだしさ」

 

「そう…だったのね」

 

「まぁ本当のことは分からないし推測だよ。ところで名前を聞いていいかな?エルフさんって呼ぶのも何だし。おれはソウマ=フルカワ」

 

「私はメルフィよ。メルって呼んでくれればいいわソーマ」

 

「そうか、よろしくなメル」

 

 

 

おれが右手を差し出すとそれに応じてメルも右手を差し出してくれた。

 

これで一応は友好関係が築けた…かな?

 

 

 

「とりあえずこれで俺の依頼は完了かな?それじゃあねメル。また機会があれば何処かで会おう」

 

 

 

俺はそう言って部屋からでていこうとしたのだが、服の裾を摑まれて阻止されてしまった。

 

ちょっとだけ後ろの裾を摘むなんてもうなにこれ可愛い!

 

 

 

「あーどうしたメル?」

 

「私を…捨てるの?」

 

「ゑ?」

 

 

 

あーまってそんな潤んだ瞳で見つめないでマジで萌え死ぬ!

 

もう今にもくぅーんとか泣き出しそうだよあぁもうスゴい!

 

じゃなくて…捨てるって何言ってるんですか?

 

俺なんかと一緒にいたって楽しくも何とも無いと思うけど。

 

むしろ魔族と一緒に居るなんて分かったらメルが…いいやこんな事考えるのは止そう。

 

 

 

「えーなんてー?」

 

「私を捨てちゃうの?」

 

「あ、いや捨てるとか何とかじゃなくてもうメルは自由なんだよ?俺に着いて来る理由なんて無いんだぜ?…しかも、魔族だからさ」

 

「そんなのどうでもいいわ!大事なのはソーマの心よ!」

 

「…俺の心?」

 

「そうよ。私達エルフは相手の心を読むことが出来る。いいえ、聞こえるっていう方が正しいのかも知れない。何時でも聞こえる訳じゃないわ。相手と触れていないとダメだけど…ソーマはさっきも今も心の底から私の心配をしてくれている!なんの曇りもなく純粋に私を見てくれている!そんな人…ミュリエル様以外には見た事ない。あの方の推薦した理由が今なら分かるわ。だから私は貴方と一緒に居たい!いきなりあんなことしておいてこんな事言うのも都合が良すぎるわね…ごめんなさい」

 

 

 

きっと今のはメル自身が本当に思った事を口にしたのだろう。

 

別に心配するなんて当たり前の事だと思うんだけどな?

 

それが人ってものだろ。

 

 

 

「あーそっか、うん。分かった」

 

「そ、それじゃあ」

 

「悪いけどメルは一緒に連れけないかなぁ…」

 

「え…な、なんで…?」

 

 

 

何でって…そりゃあそうだろう。

 

服は奴隷服のままだし血塗れだし…このままは無理だ。

 

それに一番の理由は…

 

 

 

「だっておr「分かったわ!少し待って!絶対待っててよ!?」

 

「あ、はい」

 

 

 

俺が求めているのは奴隷じゃなくて旅の仲間だからって言おうとしたのに。

 

カッコイイこと言おうとしたのに最後まで言わせてくれずにどっか行っちゃったよ。

 

仕方無いので…寝るか。

 

服は血塗れなのでとりあえず脱ぎ捨てた。

 

ベッドにダイブすると…あー何かちょっとイイ匂いがする…これは…めるの…

 

 

 

「…グゥ」

 

 

 

 

 

 

 

どのくらい寝ていたのか分からないがとりあえずドアの開け放つ音で目が覚めた。

 

…もっと静かに開けてくれよ。

 

 

 

「ソーマ!…あれ?寝てるの?全く…ほら、起きてってば!」

 

「…あと五分」

 

「起きなさいよっ!ねえってば!」

 

「…グゥ」

 

「…"サンダーブレイク!"」

 

「ぎゃぁあああああああああああ!」

 

 

 

部屋中に閃光が迸り激しい雷撃がソウマを襲う。

 

雷属性の中級魔法とされる"サンダーブレイク"

 

その威力は人間くらいなら一瞬で炭にできるほどの威力がある訳だが…

 

 

 

「起きたかしらソーマ?」

 

「…はい」

 

 

 

俺は死なない、死ねないので物凄い激痛があとに残るだけだ。

 

もっと普通に起こして欲しいよ。

 

一応服は魔法強化されているので燃えてはない。

 

 

 

「それで…こんな起こし方されたの初めてだけど何かあったの?」

 

「そうよ、はい"コレ"」

 

 

 

そう言っておれに差し出して来たのはいつか見たシルバーリング…に良く似ているがこれはどう考えても並じゃない魔法強化が施されいる。

 

何でまたこんなモノがあるのだろうか?

 

 

 

「どうしたのこれ?」

 

「ミュリエル様にお願いしたら私にくださったの。そうしたらこんなにスゴい魔法強化までしてあったわ!」

 

「…あの人は全くなんでこういう事を」

 

「それで、これで私を連れ行ってくれるでしょ?」

 

「あ、いや…んもー分かったよ一緒に連れてくよ!というか何で解放したのに奴隷に戻ってんの!?」

 

「だってソーマの心は俺が求めているのは奴隷だって」

 

「…はぁ」

 

 

 

どうやらメルはかなり先走っていたようだ。

 

仕方無いのでちゃんと説明をしてあげるが特に気にしていなかった。

 

むしろ…

 

 

 

「旅の仲間?だったら奴隷だって良いじゃない!ほら解決したわ」

 

 

 

とか言い出すので結局俺が主でメルが奴隷兼旅の仲間という事で落ちいついてしまった。

 

まぁ結局はこうなるのも読めていたんだなあの人は。

 

わざわざ自分で魔法強化までして予備のリングを作ってあったんだから。

 

はぁ…ホントにはた迷惑な人だよ…

 

 

 

「どうしたのそんなにニヤニヤして?」

 

「いやー別に何でもない」

 

「そ、とにかくこれからよろしくね!ご しゅ じ ん さ ま♪」

 

 

 

そういいながらすごくいい笑顔をこちらに向けてくる。

 

初めて見たが…やっぱり笑ってる方がメルには似合っているな。

 

おれはこの笑顔を曇らせない様に頑張ろう。

 

そう決意してメルに返事をする。

 

 

 

 

 

 

 

「こちらこそよろしくな。メルフィ」

 

 

 

 

 




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