血濡れの銃剣士   作:榊晃輔

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こんばんわ。

テスト勉強というものが良くわからないので小説の更新速度早めです。

今回は駄文に輪をかけた代物になってますが…よろしくお願いします


五回目。永遠に。

五回目

 

 

 

 

 

 

この世界における強さの定義はちょっと特殊だ。

 

まずは自身のLv。

 

上限は何処まであるのか全くわからないし上限なんて無いのかもしれない。

 

とりあえず高ければ高いに越したことは無いが、だからと言って強いかと言われるとまた別の話になる。

 

大まかな強さの基準にする程度で実際の強さと異なることの方が多いからだ。

 

Lvを上げるだけならその辺にいるスライムを馬鹿みたいに狩っていれば村人だってLvは上がる。

 

そんなことでは経験さえ積めば誰でも最強になれてしまう。

 

ここで重要となってくるのが種族と職業。

 

例えばだが、何も職業に付いていないLv10の村人がLv1の魔王に勝てるかだろうか?

 

もちろん、答えは否だ。

 

一瞬で肉片になるか消し炭になるのがいいところだろう。

 

ただの村人ではどんなに頑張っても魔王には勝てないのだ。

 

だがこれが職業に付いて"勇者"だったらどうだろうか?

 

そうなればかなり良い勝負ができるようになると思う。

 

流石に職業に付いただけでは種族による差は埋め切れない。

 

そしてその差が開くも縮まるもスキルレベルによって変わってくる。

 

正直これが一番強さに直結してくるだろう。

 

スキルレベルは自分自身の努力次第でいくらでもLvを上げることができる。

 

要するに自分自身のLvは10でも毎日の鍛錬で剣術Lvが20や30なんてよくある話だ。

 

こうなると勇者は魔王を圧倒するだろう。

 

まぁ実際は単純な勝負じゃないだろうしなんとも言えないけど…

 

その種族毎の相性、職業による得意不得意で左右されることだってあるし作戦による連携が取れていれば格上の相手を圧倒することだって不可能では無いのだから。

 

結局は弛まぬ努力と経験を積んだ奴が強い…はず?で終わってしまうのだ。

 

だから強さの定義はちょっと特殊…というよりはかなり曖昧の方が正しいかもしれない。

 

そうなるとみんなはどうするかといえば…少しでも良い装備などを揃えるわけですよ。

 

装備、アイテムにおけるランクは大まかに5つだ。

 

・Cランク:いわゆる所の大衆装備と言われるものになる。ランクは最低なので安いがその分質も知れている。

 

・Bランク:大衆装備ほど数は出ていないがそれなりに普及しているもの。少し高いが安定の信頼性がある。

 

・Aランク:レアなアイテムや装備で偶に見る程度のもの。このクラスまで来ると魔法強化や特殊効果を持っているものが大抵だ。

 

・Sランク:激レアなアイテムや装備でお目にかかる事は早々無い。性能はもちろんの事、下手するとモノ自体に意思のある"憑依物"という物も見られる。

 

・Xランク:国宝級で見る事はまず無い。性能も全くわからない。

 

こんな感じで分かれいるわけだ。

 

そして俺達は今、その装備を買いギルド公認の武器屋から出た。

 

もう日もだいぶ傾いて空は赤く染まって来ている。

 

だが街の賑わいはまだまだ収まらない。

 

むしろ昼間よりも更に賑やかになっているのではないだろうか?

 

 

 

「あぁ…もう帰りてぇ…」

 

「ダメよソーマ、次はギルドへ行って依頼受けなくちゃ!」

 

「…そうだな…何か予想を上回るの出費で金ないし」

 

 

 

そう…硬貨袋の中には魔金貨1枚に満たないにせよそれに近いくらい金貨が入っていたはずなのだ。

 

んで現在手持ちがいち、にい、…なな。

 

因みに硬貨の単位だが魔金貨1枚=金貨100枚、金貨1枚=銀貨100枚、銀貨1枚=銅貨100枚。

 

銅貨一枚あたり大体日本円で10円程だと思う。

 

そう考えると今日の出費は800万円くらい…一体何買ったらそうなるのかといえば大半はメルの装備だ。

 

一部ちょーっと個人的に惹かれたものがあって買ってしまったのだがそれも意外に高かった…

 

 

 

上から順に…

 

メイン装備

・頭《Cランク:ベレー帽》

・上半身《Aランク:魔法石の胸当て》

・腕《Bランク:鋼鉄の小手》

・下半身《Aランク:魔力布のミニスカート》

・脚《Cランク:革のブーツ》

部分装備

・首《Bランク:銀のネックレス》

・手首《無し》

・指輪《無し》

武器装備

・魔導弓《Bランク:鋼鉄の魔導弓》

・短剣《Cランク:銅の短剣》

 

確かに命には変えられないから多少出費をしてでも良い防具は買うべきだと思う。

 

だけど…ねぇ?

 

何もAランクの防具買う必要は無くないか?

 

それのセットで金貨が40枚飛んだんだぞ?

 

…何で主人の俺の装備の方が見劣りするのか。

 

 

 

「まぁしゃーないか。俺死なないから装備結構な適当さだし」

 

「ほーらー速く歩いてよソーマ」

 

「はいはい今行くって」

 

 

 

先程までの奴隷服とは打って変わって今のメルはかなり見違えた。

 

なんというか…アーチャーらしいというか良く似合ってる。

 

ただの装備なんだけど可愛く見えるんだよね…不思議だ。

 

やっぱりミニスカートとブーツのコンボかな…この何というかそそられる感が…

 

 

 

「…メル可愛いな」

 

「ふぇ!?な、何言い出すのよ急に!?か、かわ…いいとか…そんなこと…ないし」

 

「…」

 

 

 

ふぉーーーーKAWAEEEEEEE!!!

 

ちょっとモジモジしながら顔を赤らめつつスカートの端をキュッと握りしめちゃってあぁもう凄いこれはすごい!

 

夕日を背にしてそれはダメだって!僕が間違いを起こしそうになるでしょ!

 

そのちょっとこっちを伺う様にチラチラ見るのやめてくれ本気で鼻血出そう。

 

あとその長い耳もピコピコ動かさないでくれちょっともう鼻血出ちゃうって!

 

とにかくだ。

 

この装備買ってやった俺、本当に良くやった!

 

 

 

「あーとりあえずギルド早く行こうぜ?」

 

「へ?あ、うん…」

 

「…?」

 

 

 

あれ?どうやら何か俺、やっちゃった?

 

メルのテンションがものすっごい落ちた気がするんだけど…耳もしゅんって感じになってるし。

 

んんん?何だ何なんだ何なんですか?

 

ギルドに付くまでの間考え続けみたがサッパリわからなかった。

 

ギルドに着いてもメルのテンションは低いまま、というか段々不機嫌になってきてるか?

 

依頼を受けている間、受付で話をしている際もジッとこちらを見ていたし…

 

うん、俺には分からん。

 

結局依頼はCランクの討伐を選択した。

 

『Cランク:討伐

トゥルティ山湖周辺の巨大蟷螂(ギガマンティス)の殲滅

 

報酬:金貨10枚』

 

Cランクにしては割と高めの報酬だ。

 

まぁ俺としてはCランク最高額級の依頼を受けたい所なんだけど今回はメルの技量を見てみたいので中程度のものにしてみた。

 

その後、依頼契約を済ませたので真っ直ぐ宿まで戻ってきた。

 

日も暮れてしまったし特にやることもないので…あとメルの機嫌が良くない。

 

結局宿の部屋は二人で使うことになった。

 

俺としてはもう一部屋借りて良かったのだが今思えば無駄な出費が減って良かったと思ってる。

 

 

 

「なぁ…メル?」

 

「…何よ?」

 

「いやぁなんか…機嫌がよろしく無い気がして」

 

「別にそんなこと無い。ソーマが気にするようなことじゃないから」

 

 

 

とは言いつつ明らかに俺をじっと見ている…うーん?分からん。

 

…切り札切ろう。

 

俺はアイテムポーチから包装のされた手のひらサイズの箱を取り出す。

 

因みにこのアイテムポーチ、アイテムバッグもそうだがマジックアイテムなので容量は決まっているがその範囲内でならどんな大きさの物でも入る優れものだ。

 

今日、俺がつい買ってしまったものだ。

 

だが反省はしてないし後悔なんてする訳がない。

 

絶対にハズレではないと思うから。

 

 

 

「メル…あー大した物じゃないんだけどさ…これ」

 

「えっ?あ、ありがとう」

 

「メルなら似合うと思って買っちゃった」

 

 

 

はははっと笑って誤魔化してみるがなんか照れ臭い。

 

自分の首に手を回してみるが…体温上がってねぇか?

 

メルはと言えば包装された箱をじっと見ている。

 

 

 

「ねえソーマ?開けてみてもいい?」

 

「おういいぜ。本気で大した事ないけど」

 

 

 

いいえ、普通に高かったです。

 

恐る恐るといった感じでメルは包装を解いている。

 

女の娘ってみんな包装解くの丁寧だよね。

 

俺なんてガッツリと破ったりしちゃうけど。

 

包装を解き終え、ゆっくりと箱を開けるメル。

 

…ん?

 

あれ?

 

ちょっと待て。

 

その箱は不味くないか?

 

確かにそういう中身だよ?けどそれはダメだって!

 

こう…パカって開けるやつ。

 

何となくだけど分かるでしょ?

 

あんな感じっていうかまんまだよ!

 

あのクソ店主!プレゼントって言ったのに絶対に勘違いしやがったなアホ!

 

案の定、箱をパカって開けて中身を見たメルは目をゴシゴシと擦ってもう一度見て、俺の顔を見直してもう一度箱の中身を見て…真っ赤になってる。

 

 

 

「あ、あああ、あああのここ、これれってて!?」

 

「あ、いや、そのメルにプレゼントなんだけど…えーとあのそういうのじゃなくて「ソーマっ!」

 

「は、はい!」

 

 

 

ワタワタしながら弁解と言うか説明しようとしていたらメルが飛び込んで来て…

 

目の前にはメルの顔があって…それで…

 

唇には暖かくて、それでもって柔らかくて…何というか触れ合ってるというか…

 

…?

 

あのこれってまさか…

 

 

 

「キス…しちゃった」

 

「…あ、うん」

 

 

 

えへっ♪っと笑みを浮かべるメル。

 

俺は何も言えずただ頷くだけだった。

 

頭の中は真っ白だ…とにかく今の状況を整理しておきたいから時間を…

 

 

 

「ソーマ…?私にコレつけてくれる?」

 

「は、ふぁい!」

 

 

 

思考がまとまってない中話しかけられて噛んでしまった…痛い。

 

そしてそんな状況でこんな事すれば…こうなるに決まってるわな。

 

俺はメルに差し出されたソレを手に取り、差し出された左手の薬指に…はめてしまった。

 

俺がそれを冷静に捉えたのはその手をウットリとした目で見ているメルの顔を見た後。

 

やってしまったと思う反面…正直、それでもいいかなって思ってしまった自分がいる。

 

だってこんなに可愛いお姉さんとそういう関係になれるなら…嬉しくないはず無いだろ?

 

 

 

「ソーマ!ずっと一緒に居てあげるからね!」

 

「…あぁ」

 

 

 

眩しいくらいの笑みをこちらに向けてくるメル。

 

出会ってから幾らも時間は経ってないし何よりも出逢いなんて最悪だったはずだ。

 

だけどメルが俺の心に触れて、誤解を解いて…そんな事をしているうちに俺はメルを可愛いなって思ってしまって…

 

はじめの関係は主人と奴隷だったよな?

 

いや、それは今も変わっていないはずだ。

 

けど、内面上は一生涯の関係までランクアップしてしまった。

 

色々ぶっ飛んでるなぁ…流石に順序飛ばし過ぎだろ。

 

やれやれ…なんと言いますか…

 

あの時落ち着いて対応する事の出来なかった俺に一言申したいね。

 

 

 

 

 

良くやった!ってね。

 

 

 

 




感想改善点評価等もよろしくお願いします。

まだ出会って一日経ってないよ…

どんだけチョロインなんだこの娘は…

というか五回目でまだ一日ってorz
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