転生からはじまるデスマーチ   作:nani

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ようやく、原作開始です。


流星雨

 東の空から数多の流星が大地まで降り注ぎ、ここまで振動が伝わってくる。

 

「あれが、流星雨・・・」

 

 僕が神をも殺してみせた魔法?を前に口に出せたのはそれだけだった。

 ただ、犬頭の魔王は10発ぐらい連打してたのに、それだけでこの世界で一番強いと思われる竜神を倒せるのか疑問だ。あのフェンリルってユニークスキル、マジでヤバいやつだったんだろうか……  

 

 ◆◆◆

 

 あれから3ヶ月がたった。

 

 ウースに売られてから、そろそろ4ヶ月だ。

 

 光線(レーザー)はすごく便利だった。光量的には発光(ライト)より何百倍というわけではなかった。せいぜい、数十倍程度だ。しかも、光の大剣(シャイニンググレートソード)に使うと収束に使った分の魔力が無駄になっているような気がした。

 

 しかし、それでも単体で攻撃に使えるのは便利だ。迷彩はMPを反転の限界ぎりぎりまで使ってやっていた。魔物は感知能力も高いからだ。

 もし、不意打ちをされたら危機感知以外に僕を守るものは残っていない。だから、迷彩はMPと反転の持つ限りを全力でやっていた。

 

 迷彩を使う面積を減らすために光の大剣も使っていなかった。もし、光線(レーザー)がなかったらこんなことできなかっただろう。

 

 

 あの後は、また揺り篭へ行き迷彩を使い100層をスルーして、101層から攻略とレベリングを再開した。

 しかし、それが悪かったのか、ホムンクルスたちが追ってくるようになったのだ。

 

 おかげで、常時迷彩を維持しながら攻略することになってしまった。幸い、迷彩を見破られることはなかったが、魔物の討伐を感知して僕のいる階層にホムンクルスがやってくるのでかくれんぼはさらに命がけになった。

 

 ただでさえ、魔物の同士討ちやその流れ弾に気をつけていたのにホムンクルスが光の矢のような理術を僕がいると思われるところに打つ遊びを始めたのだ。魔物同士の争いはある程度うるさいから、先に感知して回避すれば問題はなかった。

 しかし、ホムンクルスは人海戦術でやってくるから、わかっていても包囲網から出る途中ででくわしていまう。

 幸い、見てから回避できたけど、最初はとてもドキドキした。もう、平気だけど。

 

 

 そんな感じで攻略すること一ヶ月。

 最上階らしき200層に到達した。この時のレベルは30だったけど、ゼンのユニークスキルである限界突破が未知数なので撤退を選択した。

 ゼンはレベル40以上のはずだけど、ゼン本人は戦わないはずだ。しかし、限界突破したホムンクルス達の実力がわからない。ゴーレムも元々レベル30で限界突破されたらどうなるかわからない。

 

 そもそも、100層と同じようにホムンクルス達を気絶させる方法がないのだ。体術でしようにも僕の身体能力はレベル10で止まっている。限界突破を使われたらホムンクルスにも確実に負けるレベルだ。

 

 なので、ここで攻略はやめてレベル上げとトラザユーヤの間を探すことに専念した。

 

 そこからは、週一でお肉をヨナさんのとこに持っていきながらレベル上げと修行の日々だった。なお、トラザユーヤの間は見つからなかった。

 

 

 そして、丁度レベルが40になった頃、揺り篭が揺れた。

 慌てて穴をあけて外に出てると、東の空に流星の雨が降っていたのだ。

 

 ここで、冒頭に戻る。

 

 僕は我に返るとこの世界にサトゥーが来てくれたことに本気で安堵した。 それだけ、これからのことを考えたときのサトゥーがいない場合の絶望感が凄まじかったんだ。

 

 とりあえず、僕の今からの行動を考える。

 

(サトゥーを探すとなると廃村かな。いや、その前にヨナさんに肉を持って行かないと。・・・ヨナさんのこと、これからどうしよう?)

 

 サトゥーについていくと、これから肉を持っていけなくなる。 サトゥーがセーリュー市いる間は寝ているときにでも持っていけばいい。

 

(・・・サトゥーに頼むしかないか)

 

 それには、サトゥーがセーリュー市にいる間、いや迷宮を脱出するまえに合流しないと。僕が登場するタイミングは夜寝る前がベストかな?

 

 まだ、廃村に来るまで時間はあるはずだけど、僕は急いでエニなんとか村を探しに飛び出した。

 

 ◆◆◆

 

 ヨナさんの家の前に牛の魔物の死体をおいてから、エニケイ村にやってきた。

 所要時間は3時間ほどだ。街道の上の空中から探した。近くの道標にエニケイ村って書いてあったから、多分この廃村であっているはずだ。

 

 流石に僕の方が先に着いただろう。 サトゥーが来るまでは修行だ!

 

 僕はこの3ヵ月で能力値的にも技術的にもかなり成長できたはずだ。

 能力値は未だINTに極振りして恐らくレベル220のサトゥー並みだろう。

 

 ・・・ただ、他の能力はレベル10のままで、魔法に特化している人たちに換算すると精々レベル70だろう。MPもINTに極振りしている分魔法攻撃力はそれだけ高いはずだ。

 

 技術的には、迷彩はすでに空気の迷彩もほぼ完璧で視覚のシックスセンスも常時できるようになった。今は魔素から音の情報を受け取る聴覚のような音のシックスセンスも同時にできるように修行中だ。

 

 だいたい、一ヶ月で空気の振動と流れの迷彩の精度がほぼ完璧になって、その後また一ヵ月で光のシックスセンスを実用に耐えられるようになった。HPの減少も減ってきた。

 今は音のシックスセンスをしなければ、HPの減少もない。

 しかし、この音が本当に難しい。光のシックスセンスはパノラマ写真の全天球写真のようだったが、音は全身にどんなの振動が伝わっているかしかわからない。その上、耳みたいに集音できないのでもはや耳だけに集中してしまうべきか迷っている。

 

 スキル的にもかなり成長した。光魔法のレベルも10になった。ユニークスキルの補正を合わせてレベル12だ。ちょっとおかしいけど、実際どうなっているかはわからない。多分、9,10に上げたときも威力とか上がっていたからレベル12だと思うけど。

 

 その後は、何を取るべきか迷っている。感知系か魔法補助系か魔法強化系でどれも捨てがたいのだ。

 感知系は精霊視や死霊視ではなく、危機感知だ。今まで何回も助けられたからスキル版も欲しい。精霊視などは魔素を操っていたりしていたせいか、見える。どちらかというと、光のシックスセンスではっきり見たのが原因だと思うけど。

 そう、セーリュー市の路地裏には死霊がいたのだ(当然無視した)。

 

 魔法系は魔力操作や光魔法強化とかだ。問題はスキルなしでもそこまで問題がないことだ。もちろん、あった方がいいが危機感知も欲しいのだ。

 

 なので、必要になったら取ることにした。考えるより修行がしたいのだ。




音響迷彩とシックスセンスは独自設定。

サトゥーって魔法も物理も生産もできるけど、もし能力値の割り振りができたらどうしてたんだろう?
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