ソードアートオンラインオルタナティブ イモータルブラッド   作:さくやそん

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第弐話 四十八層ボス戦

 ヒースクリフとの会話の翌朝。

 俺はついに決着がつきそうな四十八層の迷宮区攻略に参加すべく、主街区の外へのゲートへ向かった。

 もうすでに、いつものメンバーは揃っていた。

 層には次の層へと結ぶ階段が一つだけある。

 しかし、それは迷宮区と呼ばれるダンジョンにあり、階段はフロアボスによって守られている。

 今日はついに、迷宮区の最深部への攻略を開始する。

 ボス部屋も今日中に見つかるだろう。

 攻略組にはおよそ、ヒースクリフ率いる血盟騎士団など大規模ギルド、中小ギルド、そしてキリトや俺を含む一部のソロが居た。

 そして、主街区を抜け、見えてきた巨大な塔、あれが迷宮区だ。

 攻略は順調に進み、見事ボス部屋も発見した。

 明日には下見をし、万全の状態で一週間以内に次の層へのボス戦が開かれる。

 しかし、下見を今終わらせる提案をした者が居た。

 大半が賛成し、反対したのは俺やヒースクリフを含めた一部だけだった。

 過半数の賛成により下見をすることになり、緑の髪の男が扉を開く。

 瞬間、そいつはボス部屋に吸い込まれ、ボスの真下へ転がっていた。

 ボスの両手剣により、重装備では無いにせよ、金属装備の男のHPが六割減った。

 そこに居た誰もが驚き、動けなかった。

 ボスの両手剣が再び、そいつに振り下ろされる。

 ヒットする寸前、一人が投げた両手斧が軌道をずらした。

 ギルド«ファントムミラー»のリーダー、エニグマが自らの武器を投げたのを合図に、全員がボス部屋に雪崩れ込む。

 ボスにファーストアタックを決めたのは、一瞬でボス«ザ·アンデッド·キング»に肉薄した俺だった。

 使い込んできたソードスキル、アクセルレイドがボスの四本あるHPバーの一本目を目に見えて削った。

 今回はあくまでも下見だ。

 少し動きを見ることが出来れば良い。

 キリトやヒースクリフも攻撃を仕掛け、とうとうHPバーの一本が左端まで減った。

 すると、ボスの動きが止まり、ボス部屋の入り口を守るかのように、中ボスと思われる«アンデッド·ハウンドナイト»がPOPする。

 ケルベロスに乗ったゾンビ騎士は、明らかに撤退の通路を無くしていた。

 すかさず、エニグマやその他少しのメンバーがそいつの討伐にかかる。

 が、HPは全く減らない。

 技後硬直を課せられた彼らに、ゾンビ騎士の片手直剣が襲う。

 何人かは倒れ、動けなくなっている。

 そこへ、ゾンビ騎士の剣がソードスキルを放つ。

 それを、寸前で止めたのは、またしてもエニグマだった。

 両手斧に赤い光が灯り、四発のソードスキルが片手直剣を止める。

 しかし、なぜゾンビ騎士はダメージを受けなかったのか。

 ある一つの可能性が思い付く。

「エニグマ!騎士だ!犬はダメージを受けない!」

 俺の言葉を信じ、エニグマは上の騎士へソードスキルを当てた。

 今度こそ、明らかなHPの減りがあった。

 そのまま、中ボスを倒し終了かと思ったが、さっきの扉を開いた男が言う。

「このままなら行ける!倒しちまおう!」

 その声に賛成の声が多く上がり、何があってもおかしくないボス戦は続いた。

 その後も、キリトやヒースクリフの善戦により、HPバーは残り二本となった。

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