三葉の会社の最寄り駅から
歩いて電車に乗って歩いて
ようやく瀧の家に着いた。
「わたし、もう瀧くんの彼女かぁあ。」
指輪を見ながらニヤニヤしながら三葉が言う。
「そーいう俺は、三葉の彼氏かぁあ」
三葉を見ながら瀧がニヤニヤしながら言う。
手を繋いで初々しく2人は歩いている。
「あ、四葉にLINEしたの??」
「かるーくさっきいっといたけど、、」
三葉が自分のスマフォを見ると画面に
『避妊はちゃんとしなね✨✨
健闘を祈る
お姉ちゃんとお兄ちゃん、お幸せに✨』
と書いてあった。
瀧と三葉、2人とも赤面しながら歩くハメになったのだった。
((四葉ぁぁあぁぁぁあ))
瀧の心境であった。
けれども、もうそういう仲と言うことも嬉しかった。
また三葉も
((四葉、、、、。おめでとうは嬉しいけどそこ前の文がな、、、、))
と思っていた。
2人とも赤面しながら歩いていると瀧の家にあっという間に着いた。
「ここ、俺んち。
いま、親父転勤してるから独り暮らししてる。
部屋は散らかってるけど気にしないで」
と、赤面しながらドアを開けた瀧だった。
「独り暮らししてるんや!
わたしも、大学のときはしてたわ!」
懐かしく感じはしゃぎ始めた三葉をみて
瀧は
((抱きたい、、、、てか、家に入るのも躊躇なくって、
俺どんだけ安心されてんの?!男してみられてな、い?))
悩み始めたのであった。
「瀧くん。瀧くん。」
「ん?どうした三葉??」
テレテレしながら三葉が上目遣いで聞く。
((やばい、可愛い))
もう瀧は三葉にベタ惚れだった。
「ご飯作っていい??」
「もちろん!俺も手伝おっか?」
「ううん。大丈夫!!瀧くんはお疲れだろうから
お風呂でもはいってきな!」
三葉に進められ、風呂に入ることにした瀧であった。
風呂に入っている間、1人で考えていた。
((三葉と絶対にどこかで出会った気がするんだよなぁ。
気のせいかぁ??))
ふぅ〜と息を吐く。
すぅ〜と息を吸う。
見えないなにか、かつてはこの手の中にあったものを
たぐりよせるように、、。
目をつぶる。
目を開ける。
右手を見る。
意味もなく右の手の平に三葉と、いう文字を書く。
その文字を包み込むように、右手を握りしめる。
空を仰ぐように上を見る。
天井だけが、目に映る。
もう1度、右手を見る。
涙が頬を伝う。
((あぁ、俺は、、、、、俺は、、、、))
感情的になる。
((まだ、まだ、、、、何かが足りないっっっ。
それが、すごく、、、つらい。))
気持ちを落ち着かせて三葉と話そうと思った瀧だった。
瀧が風呂からでると、三葉が料理を作り終わってお皿に盛り付けているところだった。
「瀧くん、冷蔵庫の中にたくさんお野菜とかあったから
使っちゃった。
大丈夫だった??」
「つかってくれて、ありがとう。
使い道わかんなくてさ。
調味料とかの場所、複雑だったと思うけどわかった??」
「なんかね、懐かしくてすぐわかっちゃった!!!」
((な、懐かしい??))
瀧と三葉の顔が曇った。
「三葉、俺んち来たの初めてだよな?」
「うん、、、。」
「なんで、、、」
「けど、会ったことが絶対にある。」
「少し、話をしようか。」
答え合わせの時が一気に近づいた音がした。
お読みいただきありがとうございます。
これからは、ペースを上げていこうと思っています。
よろしくお願いします。