鋼線使いの武偵 作:鋼線使い
金とワイヤーを交換した後、ジーサードたちは、ネズミの王国に遊びに行くらしく、すぐに帰って行った。
俺もやることも無いので帰ろうとしたら携帯に着信が入った。
「もしもし」
『しーくん、理子だよー!今大丈夫?今度のことで連絡したんだけど?』
「大丈夫だ。今さっき用事終わったからな」
『んじゃ、言うね。今回のしーくんは理子のフォロー、正確に言えば飛行機から飛び降りた理子の回収をお願いするねー』
「そんなので良いのか?別に戦闘に参加するとは言わんが、露払いとかも良いのか?」
『甘い、甘いよしーくん。しーくんが来たら、激辛が激甘になっちゃうよ』
激辛が激甘?別に俺が戦う訳じゃないんだから変わんねーだろ?
「何で俺の参加が激甘になるんだよ」
『それは、乙女の、ヒ・ミ・ツ!』
まるで意味が分からん。どういうこっちゃ?
『まぁ、そういう訳なので理子のフォローヨロシク!』
なーんか一方的だったな。
俺の正体がバレない為の配慮か?それとも、ちゃんと一人でやりたいから外したのかな?
ま、あーだこーだ考えるのは止めよう。
帰って、レキに頼んで買ってきて貰ったカロリーメイトとウイダーインゼリーを消化させんとな。まさか段ボール三つ分買ってくるとは思わなかった。
アレ?待てよ。もしかして自分が食べる分も入ってるのか?そういえばレキの腹ってブラックホールだったな。俺の部屋に食いもんの備蓄してんのか、アイツ?
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峰理子 side
「ふぅー、危ない危ない。しーくん鈍感な方で良かった」
それでもキーくんみたいな鈍感とは違って、顔や仕草を見たら分かっちゃう。切っ掛け一つでやっと気付ける鈍感なのだ。
それまでがきつい。身内、仲が特に良い友達にはかなり甘くなる。だから今回の計画に直接的な参加はない。
もし、理子とオルメス四世との戦いの場に居たら此方に有利な場に一瞬で整えてしまうだろう。
それではダメだ!理子が、あたしがやらなければ、
だから一人でやらなきゃ……。
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詩蓮 side
自室に戻り、パソコンを立ち上げ武偵校の掲示板を観たり、
レポートのネタは転がっておらず、
主武装が鋼線である俺にとって銃はオマケである。ジーサードもそうだったな。
死神とバレない為の投げナイフと苦無も回収はしているがほぼ使い捨てている。その為か苦無を風魔陽菜と百合から結構な数を買っている。風魔の方は経済的にアレな為、買いに行くと毎度泣くほど感謝される。
教務科からの指名任務もない、送られてきた戦妹契約申請者のリストを見ても育ててみたいと思わない。また百合を戦妹にするかね、このままいなければ…だが。
始業式まで暇だから、戦妹の試験で時間を潰すか。それとも、簡易な任務でもいいかな?
ジャンヌと夾竹桃からも連絡ないし……ハブられてるのか俺?