アーマードライダーD×D(再投稿)   作:神崎桃哉

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第10話

Side:???

 

 

気がついたらとある部屋にいた。

体中がとてつもない痛みで動かない。

 

「あっ!元気になったんですね!」

 

話しかけてきたのは青いパーカーを着た青少年だった。

 

「兄さん!この人起きたよ!」

 

「起きたか。私は百瀬貴虎という。こっちは弟の百瀬光だ。君の名前は何という?」

 

「俺は……葛葉……うっ!」

 

思い出そうとすると頭の奥が痛くなる。

思い出さなければならないことがあるはずのだが全く思い出せない。

 

「兄さん、これは……?」

 

「一種の記憶障害だろう。葛葉、お前が持ってきたこのベルトは何か覚えているか?」

 

ベルト。これは……

 

「戦極ドライバー。俺たちの……思い出。」

 

「ドライバー?なにかの機械のようだが……。葛葉、明日から私が務めている会社にこないか?そこでお前の記憶の復元を手伝おう。」

 

「本当にそんなことしてもらっていいのか!?」

 

「あぁ、但し私の行っている計画も手伝ってもらう。」

 

「計画…………それはどんな……?」

 

貴虎と名乗った青年はニヤッと口元をあげてこう答えた。

 

「『悪魔・堕天使・天使の存在について』だ。ここ最近人ならざる者が出現して世間を賑わしているからこれを調べてみようと思う。」

 

よくわからないが、これだけは言える。

あぁ、これ絶対面倒くさいやつだな、と。

 

 

 

 

 

俺が目覚めてから四年が経った。

あれから貴虎の計画に賛同してくれているメンバーとも顔を合わせ仲良くなった。博士こと仙道凌馬、貴虎の昔からの親友のシド、博士の手伝いをしている湊鈴香だ。

悪魔・堕天使・天使に関してはここ数年の間に目撃証言が多発している場所、駆王町へ調査に向かっている。と言っても俺とシドは本社で待機している。

その間俺とシドは運動のために戦闘訓練を行っている。そもそも何故貴虎たちが悪魔等の存在を知ったかというと、彼らに「神器(セイクリッド・ギア)」というものが宿っていたからだという。貴虎は持っていないが、シドは『紫電の滅弓(ジ・ライトニング)』、湊は『桃獣激刄(ビースト・ブレイバースト)』という神器を持っている。

俺は持っていた戦極ドライバーを使用して特殊な装備を装着して戦う。その戦極ドライバーは博士と貴虎が調査して量産を考えているらしい。

だがそんなことより……

 

「おい葛葉ぁ、そう油断してると足元すくわれるぞぉっ!」

 

シドが神器である『紫電の滅弓(ジ、てライトニング)』で弓を俺に向けて放ってきた。シドの神器の特徴は電光石火の速さで電気を帯びた弓を放ってくるので弓自体を見ることができないので直感で避けるしかない。俺は本能的に弓が来そうな場所を避けるように飛んだ。

 

「やりましたね、じゃあ次は俺から……」

 

『ソイヤッ!イチゴアームズ!シャイン!シャイン!イチゴオーレ!』

 

クナイを使った必殺技でシドに攻撃するが彼の弓に相殺されてしまった。

 

「おいおい葛葉ぁ、こんなものかよぉ。お前はこんなもんじゃねぇはずだぁ!」

 

「そう簡単にはやられませんよ!」

 

そう言って次のモーションへ……………

 

 

プルプルプル。

 

シドのスマホが鳴った。音からすると貴虎が博士だろう。

 

「あ?なんだ貴虎か。あぁ、えっ!?マジか!?今すぐそっちに行く。少し待ってろ!」

 

何だかシドがすごくテンションが上がっていた。貴虎たちの方で進展があったのだろう。

 

「シド!何か「何とも駆王学園ってところに悪魔が存在しているみたいだぞっ!名前はグレモリーっちゅう奴みたいだっ!」ッ!?」

 

僕の中で何かが弾けた。

「グレモリー」。以前聞いた…………。

もう少しで思い出せそうなんだが……。

 

「葛葉ぁ!早くいかねぇと置いてくぞっ!」

 

「あっ、ちょ待てよシド!」

 

詳しいことは問題の駆王学園にいるであろうグレモリーと会えばわかるはずだ。

俺とシドは急いで駆王学園へと向かった。

 

 

 

きっとここから交わったのであろう。

赤き龍帝を宿し者と果実から運命を定められし者が交わる時まであと少し。




プロローグが終了したので、一旦投稿停止です。
()部分などのルビの調整などをした後、第1章であるフェニックス編を投稿します。
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