アーマードライダーD×D(再投稿)   作:神崎桃哉

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第13話

Side:葛葉

 

駒王町へとやってきた。

なんだか懐かしいような不思議な感じがする。

ここは田舎の中では都会って感じがする。駒王町と比べて俺や貴虎がいた沢芽市はものすごく都会に見えてしまう。

あっちには企業の巨大建物があるもんな……。こっちには多分高さ十メートル以上のものは全くというほど見えない。

 

「来たか葛葉、早速だが私とともに駒王学園へ向かうぞ。彼処から微かな我々の科学では解析できない何かが検知されている。」

 

「わかったよ。んで、俺は何をすればいい?」

 

「俺とともに「ユグドラシル」のメンバー葛葉元気と名乗り、我々は駒王学園を見学したいと話す。そこで私たちはそこで微粒子のサンプルを取る。確認できたら後日また伺おう。」

 

「わかった。」

 

俺と貴虎の役割は決まった。それで…………

 

「私とシドはどうすればいい?あと言うと湊くんも暇だけど?」

 

「シドと鈴香はあの力の現象を調べてくれ。凌馬はそれに付き添ってくれ、君の一番得意分野だろう?」

 

「わかっているじゃないか親友よ。私とシド、それに湊くんはあの力の検証だね。もしかしたら悪魔とか来るかもしれないのだがいいのかい?」

 

「構わない。むしろ接触してほしい。接触したらこちらへ連絡してくれ。」

 

「あのベルトは?」

 

「戦闘になった場合のみ使用可能にしよう。葛葉以外との戦闘だと少しリスクを伴う。」

 

「わかった。では君たちの結果を楽しみにしてるよ。」

 

博士はそう言ってこの町に作ったラボへと戻っていった。鈴香も続いてだけど。

 

「では葛葉。行くぞ。」

 

「了解。」

 

俺は貴虎とともに駒王学園へと足を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めまして、私は百瀬貴虎。ユグドラシルのメンバーです。こちらも同じくユグドラシルの葛葉元気です。」

 

「葛葉です。」

 

「初めまして。私はこの学園で生徒会長を務めています支取と申します。よろしくお願いします。では早速ご案内します。」

 

支取さんは多少警戒心を向けているが思った以上の警戒心だったので驚いた。

 

「この駒王学園は一昨年まで女子校でしたが、一昨年理事長が変わりまして男女ともに通えるようになりました。ついこの間の出来事だったのでまだ男子専用の備品が足りませんが、後々購入しさらに男子生徒を増やしていく意向です。」

 

「そうですか。男子の備品というものは?」

 

貴虎がこう答える。貴虎は支取さんの注意を引き、俺にサンプルをとらせるのであろう。

 

「まずはトイレですね。現在では敷地内に5箇所ありますが、授業の合間の休み時間に行くことがなかなか出来なくなってしまっています。そのためーーーーー」

 

支取さんと貴虎が案外話があってしまっている気がする。

 

「すいません、僕少しトイレに行きたいのですがどちらでしょうか?」

 

「この階を降りて右へ行き、そのまま進んでいくと左に男性用のトイレがあるのでそこを利用してください。匙!」

 

「は、はい!会長!」

 

「葛葉さんをトイレまで案内してあげてください。」

 

「いや、そこまで……」

 

「匙?」

 

「は、はははい!わっかりましたっ!!」

 

なんだろう?すごい匙くんがかわいそうな気がしてきた。

 

「では葛葉。私たちは先に行くよ。」

 

こう言い、貴虎たちは先へ行ってしまった。

 

「では、トイレまで案内します!」

 

「匙くん……だっけ?俺?って実際まだ十八だからそんな硬い口調じゃなくていいよ。なんか図々しいけど。」

 

「えぇ!?葛葉さんってまだ成人行ってないんすか!?てっきりお酒とか飲んでそうなのに。」

 

「そりゃひどいなぁ。まだ生まれて一口も飲んでないぞ?」

 

「嘘つかないでくださいよ。」

 

「ホントだって。嘘つく理由がないよ。」

 

ただ歩いた道が匙くんとの会話でなかなか楽しくなった。気づけばお互いのことについて話していた。

 

「俺、ホントのとこ会長のことが好きなんっすよ。」

 

「支取さんのこと?」

 

「そうっす。会長は今冥k……じゃなくて田舎に学校を作ることが夢なんです。俺はその学校で先生になって、会長とできちゃった婚をするんです!」

 

できちゃった婚?え?嘘でしょ?

 

「できちゃった婚はやめておいたほうがいいぞ?後々後悔するだけだからしっかりと恋愛しな?匙くんはまだ夢の高校生なんだからまだまだ時間はあるよ。なんなら俺が女の子を虜にする必殺技を伝授してやろうか?」

 

「マジっすか!?教えて下さい!是非お願いします!」

 

こうして俺はミッチー以外の同年代の友達を得た。しっかりと連絡先も交換したし、色々いい情報ももらった。

 

「それで葛葉の方はどうだった?」

 

「いい発見ができましたよ?なんでもオカルト研究部ってところが怪しいみたいです。部長を始め、ほぼ全部員が美男美女。まるで人を惑わす悪魔みたいって。」

 

「なかなか有力な情報だな。よし、今夜調べに行こう。葛葉、以前渡した人口ロックシードの調子は?」

 

「偵察用だと思ってとりあえず聴力拡大のピーチと高速移動のチェリーは使えて、メロンとレモンは調整中だ。」

 

「よし、ならば俺がメロンを使おう。保険のためレモンを凌馬に渡しておこう。では戻るぞ。」

 

こうして俺たちは駒王学園を去った。

こちらを見つめている一人の女性に気づかなかった。

 

 

Side:ソーナ

 

私はソーナ・シトリー。

駒王学園の生徒会長をしています。学園では偽名を使っています。

理由は私が悪魔だからです。名門シトリー家の次女として私は生まれました。幼馴染のリアスとともに人間界の生活を体験しようと思って現在は駒王学園にいます。

 

話は変わりますが、先ほど来た二人。

百瀬さんと葛葉さん。何かを探っている気がしたので魔力を使おうとしましたが、私の中の何かがそれを危険だと言っていました。

葛葉さんに同行した匙は葛葉さんと仲良くなったと言っていたので後でお仕置きをしてから話を聞くとしましょう。

それにしても、リアスが以前言っていた元婚約者のイメージと酷似している部分があったのですがまさか…………。

いぇ、魔界から無意識のうちに人間界へ飛ぶことは人間には不可能なはず。少し探ってみる必要がありますね。

 

「匙!」

 

「はい!」

 

「葛葉さんに連絡を取ってください。彼から聞きたいことがいくつかあります。」

 

「いいですけど場所は…………?」

 

「生徒会室でいいでしょう。日時は五日以内でお願いします。頼みましたよ?」

 

「はい!わかりました!」

 

このタイミングで聞きましょう。

相手がリアスの婚約者でなければよし。婚約者だったら…………リアスにも同伴してもらおう。もしかしたらフェニックスとの結婚を避けられるかもしれないわ。

 

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