アーマードライダーD×D(再投稿)   作:神崎桃哉

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第15話

Side:イッセー

 

レーティングゲームがついに始まった。

始めは部長が紅茶を飲んでいたり、伝説の膝枕をしてくれたりしてのんびりやっていたが、あれから一時間が経つとそんな雰囲気ではなく俺はもちろんみんなも戦闘モードになっていた。

俺と小猫ちゃんは体育館に向かっている。

正面は新校舎とつながっているため、そちらからは侵入がばれるから入れない。

 

「……気配。敵」

 

「そこにいるのはわかっているわよ、グレモリーの下僕さんたち!あなたたちがここへ入り込むのを監視していたんだから。」

 

女の声だ。やっぱりあいつの下僕か!

出てみると女性悪魔が四名。

チャイナドレスの美人さんに双子の少女、それに俺を気絶させた棍使いのロリっ子だ。

 

「行くぜ!ブーステッド・ギア!」

 

『Boost!!』

 

まだ特訓の時とかにはあまり見せてなかった倍加をする。この間話しかけてきたこの籠手の主、なんだっけ?ドライブ?が

 

『ドライグだ、わすれるな兵藤一誠。』

 

そう、ドライグさんが話しかけてきた。

堕天使と戦った時には倍加はまだ全然出来ていなかったが、倍加は最大十回まで使えるようになっていた。その他にも色々技を覚えたんだ!あの技はもう男ならたまんない技だよなぁ。

 

『おいあれは絶対にやるなよ。』

 

おい!なんでだよ!男の夢を壊すな!

 

「イッセー先輩、来ます!」

 

小猫ちゃんが声をかけ、俺を現実に戻してくれた。顔を上げた瞬間双子の少女がチェンソーを持って走ってきていた。

 

「解体しまーす♪」

 

うおーい!とっても明るい声でそんなことを口にしゃいけないんだぞ!てか解体されたくない!受けたらいっぱつでアウトだろこれ!

 

「バラバラバラバラバラ!」

 

双子がチェンソーを床に当てながら見事なコンビネーションね直進してくる。

ドルルルルルル!

ヤバい駆動音が俺の耳元を通り過ぎていく!うはっ!危ねぇ!避けてなかったら俺の耳なくなってた!

 

『Boost!!』

 

よし、これで二段階めだ!

 

「あー、もう!ムカつくぅぅぅぅ!」

 

「どうして当たんないのよ!」

 

「………ガードが崩せない。」

 

俺を前に気絶させたロリっ子も悔しがっている。俺だって必死に修行したんだ!あのホスト悪魔との結婚なんて俺がさせねぇ!

 

『Boost!!』

 

よし、三度め!これで決まりだ!

 

『Explosion!!』

 

このExplosionは倍加の一定時間の固定だ。

しばらくの間、俺の基礎能力は普段の八倍となっている。

 

「よし、行くぜ!」

 

『おい!やめろ!』

 

俺は双子に向かって走り出した。速い!自分で言うのもなんだが、いいダッシュだ!

 

「キュイィィン!」

 

双子の服に俺専用の魔法陣が現れる。

次はロリっ子だ!

 

「キュイィィン!」

 

よし、完了!

 

「この!私たちに何したのよ!」

 

「この魔法陣を早く解きなさい!」

 

準備は整った!俺の全てをこれにつぎ込んだ最強で最高の必殺技、くらえ!

 

「俺の新必殺技!『洋服崩壊(ドレス・ブレイク)』!!」

 

パチン!俺が指を鳴らすと同時に三人の服が弾け飛んだ。そう、この技は俺のエロエロな心を深く読み取った俺らしい技だ!

 

「い、イヤァァァァァァアァアアアッッ!!」

 

「イヤッフゥゥゥゥ!!どうだ、見たか!これが俺の必殺技part1だ!俺は脳内で女の子の服を消し飛ばすイメージを延々と、延々と妄想し続けたんだよ!魔力の才能のほとんどを女の子を裸にするためだけに使った!」

 

朱乃さんとの魔力練習の時にジャガイモの皮を魔力だけで剥くという特訓があった。その時から俺はこのシーンを妄想しながら気の遠くなるくらい、数々のジャガイモやニンジンを丸裸にしてきた。

発動条件は相手に手で触れること。俺が独自に作り上げた魔法陣を相手に埋め込み、俺の指が鳴ると発動する。

ただし、弱点は手で触れなければならないことと、男相手には聞かないことだ。男の裸見ても喜ぶのは木場とかああいう男が好きなやつだけだ。

 

「最低!女の敵!」

 

「ケダモノ!性欲の権化!」

 

双子が涙目で俺を罵ってくる。その言葉、甘んじて受けよう!俺はこの理想郷のためならプライドなど捨ててやろうではないか!

 

「……これじゃ部長に申し訳ないです。」

 

グサッ。遠くから小猫ちゃんのつぶやきが胸に刺さった。ホントにやめてください。部長に聞かれるとホントに参るんです。ごめんなさい…………。

 

『イッセー?何が申し訳ないのかしら?』

 

「ぶ、部長!?これには海よりも深い事情がございまして……。」

 

部長の声だ。小猫ちゃんの方を向いてみると、チャイナドレスの美人さんから逃げながら会話を聞いている。

 

『朱乃の準備が整ったわ!さくせんどおりにお願いね!』

 

お、やっと終わったか!俺は小猫ちゃんも視線で合図を送り、走り出した。

うずくまる少女たちに背を向け体育館の出口へ向かった。嫌だよぅ、あのゆーとぴあに戻りたいよぅ。

 

『おい、それは死ぬぞ。』

 

嘘だって。流石に目に焼き付けて後日楽しむくらいにするだけだって。

 

『ホントに困った所有者なことだ。』

 

出口を出た瞬間、上から閃光が放たれた。

 

ドォォォォオオオオんッッ!!

 

轟音とともに巨大な雷な体育館へ降り注いだ。雷が止むと、目の前にあったはずの体育館は根こそぎ消失していた。

 

『ライザー・フェニックス様の『兵士(ポーン)』三名、『戦車(ルーク)』一名、戦闘不能!』

 

「撃破、ですわ!」

 

そいえば前に木場から聞いたことあった。朱乃さんの異名は「雷の巫女」というらしい。

その時だった。

 

ドォンッッ!!

近くから爆砕女の子が聞こえた。音の出先に目を向けると…………。

 

「こ、小猫ちゃん!?」

 

小猫ちゃんが爆発に巻き込まれて倒れていた。体と制服がボロボロになっていた。

 

「撃破。ふふふ、獲物を狩る時は獲物が何かをやり遂げた瞬間が一番スキだらけになるから狩りやすい。」

 

「イッセー先輩……すいません。もっと……部長たちのお役に立ちたかったのに……。」

 

「小猫ちゃんは仕事をしたんだ!問題ねぇ!待ってろ、アーシアが来ればすぐに……」

 

『リアス・グレモリー様の『戦車(ルーク)』一名、リタイヤ。』

 

無情のアナウンスが聞こえてきた。

わかっている。小猫ちゃんは死んだわけじゃない。一定以上のダメージを受けたら、保健所みたいな場所へ強制転移し、治療される。

わかっているんだ。これは勝負……俺は!

 

「このぉぉ降りてきやがれぇぇぇ!俺が相手だ!この痴女(・・)ぉぉぉ!」

 

挑発してしまった。やらかした。

クラスメイトの親友に以前見せてもらった女性に絶対に言ってはならない言葉セレクションみたいなのに乗っていた。「君って結構ハレンチだよね。」のレベルアップバージョン。「おい、痴女。」だ。

 

「キィサァァマァァァァ!!!!」

 

女が魔力の球を撃ってきた。数は軽く十を超えている。ヤバい、やりすぎたか。

 

バァァンッ!!

 

球が消滅した。俺も女の間に立ったのは朱乃さんだ。

 

「あらあら、あなたのお相手は私がしますわ。『女王(クイーン)』のユーベルーナさん?『ボム・クイーン』とお呼びすればよろしいですか?痴女クイーンさん?」

 

朱乃さん……あなたのドSさは俺も尊敬します。

 

「キィサァァマァァァァ!!!」

 

「イッセーくん!ここは私が引き受けます。あなたは祐斗くんのもとへ!」

 

「わかりました!朱乃さん!頼みます!」

 

俺はそう告げると、踵を返して木場がいるはずの運動場へと走り出す。

そのすぐ後、後方で激しい爆音と雷鳴が響いた。

戦いはオープニングから変わり、ミドルゲームへと舞台を移そうとしていた。

 

 

 

 

 

現在グレモリー眷属

王、女王、騎士一名、僧侶一名、兵士一名

 

現在フェニックス眷属

王、女王、騎士一名、僧侶二名、戦車一名、兵士二名

 

計 5 vs 8

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