アーマードライダーD×D(再投稿)   作:神崎桃哉

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第20話

 

Side:葛葉コータ

 

「やはりそうなりましたか……。」

 

「はい。」

 

ソーナさんが予想していた通りの展開になった。リアスちゃんの『兵士(ポーン)』である赤龍帝を中心にどうにか奮闘したが、ライザー・フェニックスが勝利したみたいだった。

 

「結婚式は三日後、冥界のグレモリー邸で行われます。グレモリー邸の行き方は…?」

 

「すいません、ちょっと覚えてないです。」

 

「では転移魔法陣が描かれた紙をお渡しします。当日の深夜零時、その紙に魔力を流せば転移魔法陣が作動します。」

 

「ありがとうございます!」

 

リアスちゃんの結婚式が壊せるかわからないが、どうにかリアスちゃんと会うことができると思うと嬉しくなる。

ついソーナさんに笑顔で答えてしまったが変に思われていないだろうか?ソーナさんは顔を赤くしている。

 

「どうかしました?もしかして俺に惚れちゃいました?」

 

「ッ!?///そ、そんな訳あるじゃないですか!」

 

顔を真っ赤にして返してくるソーナさん。

こういう親友がいるのってリアスも幸せ者だよな。

 

「冗談ですって。本気にしないでくださいよ。ソーナさん。」

 

「と、当然です。あとわたしのことはソーナと呼んでください。親友の婚約者なのですから敬語も結構です。」

 

「わかった、じゃあソーナも俺のことは呼び捨てにしてもいいよ。」

 

「では、コータさんとお呼びしてもいいですか?」

 

あれ?大して変わってなくないですか?

あっ、でも………

 

「私の話し方は常にこうですのでお気になさらず。」

 

「わかったよ、ソーナ。」

 

それから俺とソーナはリアスちゃんのことについてやら、匙くんのことを話した。

匙くんには申し訳ないが、どうもソーナは匙くんのことは弟のことに思っているらしい。ちょっとかわいそうだ。

匙くん、お兄さんは君の恋をしっかり応援しているよ!

 

 

 

 

 

 

Side:匙

 

会長とコータさんが生徒会室で話している。その間俺は生徒会室の見張りだった。

中から二人の笑い声が聞こえてくるあたり、二人は相当良い仲になったみたいだ。

 

コータさん!?俺が会長のこと好きだって知ってますよね!?絶対に取らないで下さいよ!?

 

一人で心の叫びをしていたら…………

 

「そういえば、ソーナは匙くんのことはどう思っているの?」

 

ッ!?ちょっ、コータさん!?いきなりすぎません!?外にいる俺の気持ちとか考えてくださいよ?

 

「匙ですか…………。外に匙がいるのであまり大きな声では言えませんが………。」

 

き、きたぁぁぁぁああああ!!!これフラグじゃねぇ!?来ただろ俺の時代!!

 

「匙のことはいい弟だと思っています。」

 

…………エ?イマナンテイッンデスカ?

 

「私の言うことをしっかり聞いてくれていて、弟がいたらこんな感じなのかなって。」

 

「異性としては見てないんですか?」

 

「今の所は見ていないですね。それより………。」

 

俺の………俺の希望が……。

会長とできちゃった婚をするという壮大な夢が………。あぁぁぁぁぁぁああああ!!

 

『そんなことで甘えっ垂れるなっ!!』

 

気付いたら真っ黒い空間にいた。

生徒会室前にいたはずなのに……。その中では俺一人しかいなく、声の主を見当たらない。

 

お前は一体なんなんだよ!俺の失恋話を聞いて楽しいのか!

 

『そういう訳ではない。』

 

後ろから聞こえてきたその声を元に振り返ると、赤と黒のコートの男がいた。

その男は腰に何かのベルトを巻いており、どこか見覚えがあった。

俺がベルトを見ていると、男が似たようなベルトを渡してきた。

 

『これは力だ。これは己や周りを守るために使う者もいれば、世界を破壊するために使う者もいる。今のお前にとっては………そうだな、己の愛する者のために自らの命すら犠牲にしたやつもいた。』

 

それって……!?

 

『言わばこれは夢の力だ。これを手にすれば力が手に入る。但しそれには犠牲も付きまとう。』

 

犠牲……。

 

『世界の行く末を巡る戦いだ。かつて別世界でも世界を巡って何人もの人が争った。それでもお前はこの力を手にするか?』

 

力……。会長を振り向かして……俺は………!

 

俺はその男が手に持っているベルトを掴んだ。その手から何やら謎のツタが俺の手に巻きついた。ツタには幾つも果実がまるでトマトのような感じで実っており、俺に謎の食欲を沸き立たせた。

 

『実を食わず、掴め取れ!そして戦へと突き進め!お前の道はお前自身が決めるものだ!』

 

 

実を掴むと、暗闇が晴れ、元の会室へと戻っていた。夢だったのかと思ったが、実を掴んだ右手には何やら機械のようなものが握られていた。そして左手には………。

 

「俺の……俺だけの力だ……!」

 

あの男が持っていたベルト、真っ黒なベルトと赤と黄色の錠前が光っていた。

 

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