アーマードライダーD×D(再投稿)   作:神崎桃哉

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前話が1001字で今回は2,500字オーバー。なんでだろう?


第24話

 

『では開始して下さい!』

 

目を開けると闘技場のような場所についた。

闘技場と言っても俺は見たことないからわからないが、反対に位置するところにライザーがいて右を見ると鉄格子に囚われている部長がいた。なんか映画の一人の女性を巡って戦うようなシーンだな。まぁそのまんまだけど。

 

「行くぜっ!」

 

『Welsh Dragon over booster!!!』

 

俺は『禁手』し、ライザーは両手に赤い炎を出して向き合った。

 

「ふぅん、貴様の技は全て知っている。『倍加』は十秒ごとに倍になり、『譲渡』はする対象がない。さらにあの服を破く技も俺相手には使い物にならない。その『禁手』も脅威だが今はそこまででもない。」

 

「あぁ、それも知ってる。だけど、俺はお前に勝つ!この一撃で決めてやる!おぉぉぉぉぉおお!!」

 

『boost!boost!boost!boost!boost!』

 

溜めていた五回分の倍加を掛ける。今の力は三十二倍。おおよそライザーと同等の力だ。

 

「いいだろう、その男気は認めてやる。では俺もこの一撃に全てを込めよう!はぁぉぁああああ!!」

 

両手と翼から業火の塊が出現する。触れれば即死レベルかもしれない。この距離でもどんどん暑くなってくる。俺の額も汗が滝のように流れてる。

 

『あの鳥の炎はその鎧でも浴びすぎると溶ける可能性がある。くらい続けるのは得策ではないぞ?』

 

ドライグ、ありがとな!でも俺はあの炎と真っ向から倒さないとならないんだ!

鎧やこの『倍加』がなければ俺とライザーの戦力差は雲泥の差だ。それを埋めてるのは『赤龍帝』の力だ。

 

「それがなければお前はただの下級悪魔だ!」

 

「んなことわかってる!だけどな、だけどな!お前よりも部長に対する気持ちは負けねぇんだよ!」

 

『Double boost!!』

 

同時に二回できる倍加。これは次の倍加を失う代わりに先に倍加することができる裏技だ。但しこれをするための代償は………

 

「これは『ダブルブースト』!俺の左手を糧にして得た力!俺の部長に対する気持ちの一部だぁぁ!!!」

 

左手を中心に赤いオーラのようなものが現れる。七回も倍加をすればこんなのも起こるのかな?

 

「イッセー、まさかあなた自分の腕を!?」

 

「自分の腕をドラゴンに売ったか!いいだろう!その意思、俺の力でねじ伏せてやる!」

 

うぉぉぉぉおおおおおおッッ!!

 

「「はぁぁぁぁぁぁあああッッ!!」」

 

「『ドラゴンショット』ォォォォォォッッ!!」

 

「『不死鳥の魔炎(フェニックス・フルフレイム)』ッッ!!」

 

お互いの激しい力がぶつかり合い、その衝撃で光り、俺の視界を覆う。

俺の魔力とライザーの炎がぶつかり合っているが、俺の方が押されている。

 

「負けてたまるかぁぁああああ!!」

 

『Transfer!!』

 

倍加されていた籠手から俺の『ドラゴンショット』に譲渡する。

 

ドゴォォォォ!!!

 

魔力の塊が何倍にも膨れ上がり、ライザーの炎を押す。ライザーは急に膨れ上がった魔力た驚いていた。

 

「ま、待て!わかっているのか!?この婚約は悪魔の未来にどう影響するのかを!?何も知らないお前なんかがどうこうするようなことじゃないんだ!」

 

「そんなことは知らなねぇ!俺にとってこの行動の全てはぁぁ!!リアス部長の夢を壊そうとしてんだよ!お前は!俺がてめぇを倒す理由はそれだけで十分だぁァァーー!!」

 

ドゴンッッ!!

 

ライザーは俺の魔力の塊に飲まれ、倒れた。

目は白目を剥いており、誰がどう見ても戦闘不能だった。

 

「勝ったぞォォォォォォ!!」

 

やっと俺は部長に自由を与えられるんだと思うと、嬉しくて嬉しくて仕方なかった。

だがその余韻に浸っている時間はない。

 

「部長!」

 

籠手で部長が囚われている鉄格子を壊し、部長を自由にする。そこで俺と部長、気絶しているライザーの三人が転移した。

 

「まさかライザーくんに勝ってしまうとはね………。」

 

「ーーーっ!」

 

周りの悪魔は悔しがるようにしていた。おそらく婚約賛成派の悪魔なのだったのだろうか?まぁ俺が勝ったからそんなのなくなったけどな!

 

「反対する方はいないようなので改めて言おう!この勝負、赤龍「異議を求める!」ーーほぅ、どなたですか?」

 

現れたのは黒い長髪で深々と帽子を被った男が現れた。髪で顔はほとんど見えず、服はしっかりとしたタキシードで、髪と帽子がなければそこらへんにいるサラリーマンと同じだ。

 

「君の名前は……?私は君のような悪魔を知らないのでね?」

 

「ご存知ないのも無理がないでしょう。何故ならーーーー悪魔ではないのだから!」

 

男がそう言うと手に持っていた果物を口にした。男は口にした途端、体が震え始め体がどんどん異形のものへと変わっていく。

果物を持っていた右手は鉤爪のような形になり、着ていた服はどんどん破れ亀の甲羅のような姿になる。

これは一体………?

 

「皆さん!早く逃げてください!」

 

魔王さまがそう言う。どうやらこの現象について何か知っているようだ。

 

「サーゼクス!これは一体…………?」

 

「これは『インベス化』です。自我を失い異形のもの『インベス』に成り果てる死の変化です。」

 

魔王さまが口を閉ざすとあの悪魔の変化が終わった。

右手に鉤爪で胴には亀の甲羅のようなもの、そして頭部は中華系の龍を思い浮かべさせるような姿をしていた。

 

 

「グァァァァァアアアアッッ!!」

 

悪魔、いや『インベス』が魔王さまの言っていた通り自我を失って暴れ始めた。

食べ物が並んでいた机はひっくり返され、悪魔たちは我先にと出口へと向かう。

サーゼクスさまも向かおうとするが、逆方向に逃げてくる悪魔に流されていってしまってる。

あっ、インベスの近くに子供が!クソッ!やるしかないのか、行くぞドライグ!

 

『double boost!!』

 

「届けぇぇぇええええッッ!!」

 

跳躍してインベスに近づくが間に合わない、俺が気づくのが遅くなったから……………

 

突如襲おうとしてきたインベスに何かのものが当たり、インベスは後方に転んだ。

インベスは飛んできた方向を見る。俺も子供を助けながらその方向を見ると、刀のようなものを構えた人がいた。

その姿は逆光で見えにくかったが、俺にはわかった。さっき戦う前に廊下で会った謎の人だった。

 

『オレンジ!』

 

電子音が聞こえると彼の上に謎の裂け目が出き、中からオレンジが出てきた。

 

「あれは………ッ!?」

 

「まさか……………ッ!?」

 

サーゼクスさまも部長も口を開けたまま驚いている。知っている人物なのか?

 

「変身!」

 

『ソイヤッ!オレンジアームズ!花道オンステージ!』

 

彼は落ちてきたオレンジを被ると鎧武者のような姿になった。その姿はどこか戦国武将の姿に似ている戦うことが伺える。

 

「ここからは俺のステージだ!」

 

謎の鎧武者はインベスに刀を向けて叫び、インベスを倒すべくそれに向かっていった。

 

 

 

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