アーマードライダーD×D(再投稿)   作:神崎桃哉

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第30話

Side:コータ

 

 

イッセーとの決闘を終え、思い出した転移魔法でユグドラシル本社に向かった。現在は貴虎が中心となって悪魔との関係を模索している真っ最中だ。

今朝、貴虎から連絡がきた。「重大事件が発生した。葛葉にも関係があることだから本社に来てくれ」だそうだ。

「関係がある」ということだから駒王町関連であろう。今の俺に関係するのはそれとグレモリー家ぐらいのことしかない。

 

「すまない、待たせたな。」

 

「平気だ、それより重大事件とやらは?」

 

俺しかいなかった会議室に現れた貴虎。後ろには駒王町遠征メンバーだった博士と湊さんもいた。

 

「まずはこれの二ページ目を見てくれ。」

 

手渡されたのは何十枚かの紙。初めに「エクスカリバー」という何とも厨二病らしい名前があった。まぁ悪魔がいるって時点でそうだと思うけどな。

二ページ目にあったのは天界の管理下である教会が所持している『聖剣エクスカリバー』の欠片の所在についてだ。

プロテスタント・カトリック・正教会にそれぞれ二つずつと、行方不明の『支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)』の計七本について。

 

「先日ここに記載されているプロテスタント・カトリック・正教会の聖剣エクスカリバー各一本ずつが何者かに盗まれたことが発覚した。」

 

「ーーーッッ!?」

 

「話を続ける。この件については昨夜魔王サーゼクス・ルシファーにも伝えており、警戒してもらってる。正教会に潜入している我がユグドラシルメンバーの情報によれば、そいつの正体が上級以上の堕天使ということも発覚している。」

 

上級以上の堕天使。

その多くは先の大戦を生き抜いてきた猛者たち。その光で悪魔を貫き、その翼で白を黒く染め上げるその様は天使でもなければ悪魔でもない堕天使である。

 

「で、この窃盗犯の堕天使と俺に何か関係があるのか?」

 

そこが一番の疑問だ。こんな大物と会ったことない上に、そもそも堕天使と会ったことは……あっ、ありましたわー、朱乃ちゃんのお父さんが堕天使だったなぁ。朱璃さん元気になったかなぁ……。

 

「この堕天使はとてつもない戦闘狂らしく、三代勢力の戦争をもう一度始めようとしているらしい。聖剣を盗み、天使側に戦争を仕掛けた。だとしたら今度はちゃんと悪魔だ。」

 

「ーーーッッ!!」

 

「そうだ。ヤツは魔王の妹であるリアス・グレモリーとソーナ・シトリーの二人を殺害し、魔王との戦争を望んでいる。」

 

リアスちゃんとソーナさんを………絶対に許さない!絶対に駒王町を守ってみせる!

 

「しかもヤツは元天使側であるエクスカリバーの研究者と使用者を手下にしているらしい。葛葉?お前にリアス・グレモリーとソーナ・シトリーの警護を依頼したい。」

 

二人の警護か。

普段はリスクは低いが、大物堕天使との戦闘になると少しマズい気がする。この前のインベスはオレンジで余裕だったが、冥界にいた頃はサーゼクス兄さんと戦った時は攻撃することが出来なかった。あの人と同等だったらなかなか難しい。だが、答えは一つしかない!

 

「当然受けます。駒王町もそうですが、それよりもリアスちゃんを始め駒王町の皆は俺が絶対に守ります!」

 

「そうか。仕事は明日からだ。できるだけ知られずに行動してくれると彼女らの成長にも繋がるとサーゼクスも言っていたため、出来るだけ隠密行動に専念してくれ。」

 

「了解。」

 

貴虎との話し合いが終わると、博士が手を挙げてきた。

 

「葛葉くん、少しいいかな?僕の開発した試作戦極ドライバーの調整もしたいんだが、『黒影部隊』を派遣していいかな?」

 

『黒影部隊』。博士が俺の戦極ドライバーを解析して作り上げた試作戦極ドライバーを使って組まれた部隊だ。偶然手に入れたロックシードの多くがマツボックリロックシードで、それがくろい忍者っぽかったから博士が付けた名前だ。リーダーの人だけロックシードが違うのだが、あの人は……少し変わっている。

 

「それは俺が動かしていいんですか?」

 

「別に構わない。但し出来るだけ成果を得たいからピンチになったら助けてやってくれ。」

 

そう言うと博士と湊さんは部屋を出て行った。

博士ってどこか危なっかしいところあるんだよな?道を間違えなければいいだけど……。

 

「では葛葉、頼んだぞ!」

 

「おう!」

 

 

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