Side:コータ
目を覚ますと体に激しい痛みがあった。
「目覚めたにゃら手伝いにゃさい!」
黒歌さんの声が聞こえた。声がした方を向くと黒歌さんがさっきのシカインベスに攻撃していた。
黒歌さんは体に何やら不思議な力を纏っており、その力を使ってシカインベスとたたかっている。
「あっ、そうにゃ!これ落ちてたから使ってみるにゃ。さっきコイツの下に落ちてたにゃ。」
見てみると《
僕の持ってるオレンジやパインとは違い、《
「とりあえずやらなきゃならないんだ!《変身》!」
『スイカ!ロック、オン!スイカアームズ!大玉ビックバン!』
ベルトの刀を斬った瞬間、いつも大玉くらいだった果実がその4倍くらいの大きさになっていた。
「えっ!?なんでこんなにおっきいの!?聞いてないんだけど!」
僕は慌てて逃げ出すが……
「早くしにゃさい!こっちだって辛いにゃ!」
黒歌さんに怒られました。
仕方ない、覚悟を決めなきゃ……。
「よし、こうなったらここからは僕のステージだ!」
『大玉モード』
スイカの様な大玉は僕が埋まる感じでアームズした。
僕はどうもこのアームズでは頭しか自由に動かせないみたいだ。
「よし、じゃあでかいんだから転がせば倒れるかも。」
重心をシカインベスの方へと向けるとしっかりその方向へと転がった。転がったのだが…………。
「ほ、方向転換ができない〜〜〜。」
「にゃ!にゃんでそんにゃスピードで転がってくるのにゃ!」
方向転換が出来なくて黒歌さんまでも巻き込んでしまいそうだ。
(《ヨロイモード》と叫んでみて。変わるはず。シカインベスならこれで倒せるはずよ。)
以前どこかで聞いた様な女性の声。
戦いの場ではそんな曖昧なものは当てにならないはずだが僕の心はその声を信じていた。
「《ヨロイモード》ッ!!」
『《ヨロイモード》!!』
大玉が変形し、スイカの色とも言える緑と赤を基調とした鎧武者へと姿を変えた。
そして右手に持った刀、《スイカ双刃刀》を構え、シカインベスへ攻撃した。
「ギャァァアアア!!」
スイカ双刃刀でシカインベスの右肩を斬るとシカインベスが痛みで声を上げた。
スイカアームズはでかいからパインアームズよりも攻撃が強いらしい。
「よし、これなら……!」
『シャイン!ソイヤッ!スイカスカッシュ!』
「ギギギ、ギャァァアアア!!」
僕がスイカスカッシュを放つと共にシカインベスは炎を纏ったパンチを放ってきた。
「黒歌さん!早く逃げあぁぁ!!」
「コータぁぁ!!」
僕はスイカスカッシュとシカインベスの炎のパンチで生じた衝撃で黒歌さんと離れてしまった。
あぁ、もう意識が保っていられない……。
ごめんね、リアス……おねぇ……ちゃ……。