デート・ア・ライブ 喰奈モンスター   作:事の葉

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受験も終わり、サテ書こうか。と思い立ったが、しかし、感覚を逃してしまった事の葉です。
いつにも増して酷い文章になっているかと思われますが、そこはまぁ、清らかな心で許してくださいませ。



プロローグ

‐side 士道

 落ち着こう。落ち着くんだ。冷静にフライアウェイしてオゾン層でハットトリック決めて地中海にダイブだ。

 つまり、俺は落ち着いていないということだ。いや、当たり前だろ。早朝に起きたら左右に女の子が下着姿で寝ているんだから。

 薄紫のストレートな髪をした絶世の美女であり、そしてグラマラスな体系を持つアイドル、誘宵美九がその体を強調するようなランジェリー姿ですぅすぅと寝息を立てて俺の左側で寝顔をこちらに向けて寝ていた。気のせいか、髪が少し乱れているようにも見える。

 問題は右側に寝ている少女だ。薄灰色のショートカット、美九とは対照的なスレンダーなスタイル、しかしなぜか官能的な、本条二亜が挑戦的な面積の少ない黒い下着を着用して、満足そうな顔で寝ていた。こちらも、髪や下着が多少乱れている気がする。

 さぁ、どうしようか? 一番拙いのはこれを琴里や他の精霊に見られることだ。続いて拙いのはこの二人が起きることだ。

 …二人が起きる前に立ち上がって、誰にも気付かれずリビングに行って…それから、どうする?

 両手は二人に絡まれていて動かせないけれど、少し顔を上げて、壁にかかっていた時計で時刻を確認する。午前四時三十分前後。三が日明けの朝がこれとは、嬉しいのか嫌なのか…、いや、嫌じゃないな。

 琴里が起きるのは早くても五時。それまでに、起こさずに立ち上がればいい。二亜は……その、失礼だけれど、つっかえが少なかったから素早く抜け出せたけど、美九はそのたわわな胸に俺の腕を挟んでいるもんだから、動かそうとすると、二つの山が形を変えて、離すまいとしているようだった。

「ぐっ…きっつ…」

 何とか抜こうと力を入れて、やっと腕を抜き出すことが出来た。色々な意味で恐怖だったぜ…

 しかし、ここからどうするか。問題は、二人の衣服がこの部屋に見当たらないということだ。それに、特に妄想が激しい二人だ。裏口合わせてあんなことやこんなことを言われてはもう俺に逃げ道は無い。

 とりあえず二人の上に掛布団をかけておいて、リビングへ下がっていった。さぁ、どうするか。とリビングから庭へ出て、へたりと座った。正直寒いけど、火照った体を、暴発寸前の頭を冷やすには丁度いい。

 まず避けなければいけないのは、琴里が見つけ出してしまうこと。そして、この最悪が最も起こる確立が高い。

 ふと、人の気配を感じて、隣にデンと建っている精霊マンションの上を見上げる。無論そんなところに人が居る訳も無く、それは気のせいだった、と終わった。

 まぁ、とりあえず5時前まで散歩しに行こう。コンビニに行ってホットのココアを買って…。と、リビングに上がってから、財布を取って、もこもこの上着を羽織って家を出た。

 けれども、夜中の散歩、買い物というのは色々考えるもので、宿題が終わって無いだの、昼食は何にしようだの、本題からどんどんと逸れていく。そんな頭の中で、ふと一つの都市伝説を思い出した。

 ネット掲示板で有名な話だ。とは言っても、ここ、天宮市でしか起こっていないが。冬の夜中に外に出て、ふと前を向くと、真っ暗闇の中に薄っすらと人の影が見える。それが、カツンコツンと軽快な下駄の音を鳴らしながら、こちらへ寄って来る。そこで目を付けられたら半年以内に死ぬという話だ。その目を付けられる人に特徴はないし、『人影』が実際どんな姿なのか、誰も分かっていない。不明瞭なことが多すぎるのが、また都市伝説に真実味を浴びせる。

「まぁ、都市伝説なんだけどな」

 自分の恐怖に言い聞かせるように言うと、コンビにへと向かった。

 

-side 喰奈

 

 ポクポク。ポクポク。

 部屋に鳴り響くのは大きな古時計の音だけ。暗いくらぁーい部屋の奥。視覚なんて使えない暗い部屋。

 いや、そもそも、ここは部屋なのか? もしかしたら、車の中かもしれない。いや、果てはここは現実世界ではないかもしれない。まぁ、そんなことを考え始めたら切が無いから、一応は部屋ということにしておこう。手をぐーっと伸ばしても天井にも壁にも届かない。

 …そんな中、色々と考えていると、途端に扉が開いたように光が差し込んだ。勿論、私は一心不乱に走り出した。けれども、上手に走れず、よく転んだが、何とか光が目の前に来ることが出来た。そして、期待と、そして不安の中、光の方へと一歩を踏み出した。

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